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「ステイ・ホーム」の12日間 雑俳で楽しく豊かに [落語情報]


いま一度、皆様に雑俳投句のお誘い


コロナストレスを洒落と笑いのパワーで吹き飛ばそう!
4月14日より募集を続けてまいりました、江戸言葉遊び・雑俳
『web版言の葉落語会』。
『web版言の葉落語会』
お客様からのご投句を4月26日23時59分まで賑々しく受付中!
詳細は
※投句先等の応募要項への直接リンクは
をご覧ください。

いよいよ投句締切前最後の週末
徐々にお客様からの秀句・麗句の数々が手元に参集しつつありますが、企画立案者としてはもっと欲張りたい!


4月26日23時59分までに


zappaitouku@gmail.com
の受信トレイが溢れかえり、Googleから「タダや思うて好き放題使ってええと思っとるんかい!たいがいにせいよ」となぜか大阪弁で怒られるほど。


スティーヴン・キングの名短編『神々のワードプロセッサ』のように、我が愛用パソコン・SONY製最後のVAIOから煙が出るほど。


いただいたメールから句をExcelに転記する私の手が、疲れて動かなくなるくらい。


選者噺家たちが、これ以上は勘弁してくれと音を上げるほどに。


たくさんの方からのご投句を、まだまだいただきたいのです!


我が家の愛猫こまちからも、週末追い上げのお願い。


投句お願いこまち.jpg

参加することで、さらに楽しさアップ


私のTwitterフォロワーさんで
「やってみたいけど雑俳ってなんだか難しそうだから、今回は観覧だけにする」
おっしゃる方がいらっしゃいました。


それはもうお客様と噺家が詠んだ句と洒落をご覧いただけるだけでありがたいのですが、でもそれではちょっともったいなくありませんか?




東京では連日新型コロナウイルス感染者数が100人を上回っている状況を受け、小池都知事からスーパー・商店街での買い物を3日に一度程度に制限など一層の外出・人との接触を避けるよう都民に要請。


政府からも4月25日から5月6日までの連休期間「テレワーク帰省」などで極力現住所からの移動を避け「ステイ・ホームの12日間」を実現し、これ以上の感染拡大防止に国民全員で協力してもらいたいとの声明が出されました。


こうして記事を書いている最中にも、近くにある中野区広報スピーカーから
「不要不急の外出を、できるだけお控えください」
のアナウンスが繰り返し聴こえてきます。


こうみんなから頼まれたんじゃ、嫌とは言えないよなぁ。

ウン、ここは国民・都民として協力しよう。
のんびりゆったり、自宅で過ごそう。


天がくれた、特別な時間。


たまった本やビデオを消化するのにうってつけ。

家族で仲良く『どうぶつの森』もできるし。

うちに飽きたら、メールやSNSで友だちと繋がって。
よし、今夜はあいつら誘ってZOOM宴会やるか!


やらなきゃいけない蟄居なら、明るく前向きに笑って過ごしましょうよ。
大丈夫、できます。


仕事ゼロ先行き視界絶不良の弱小噺家だって、こうして呑気に駄文連ねて喜んでんですから。


気の持ち方次第で、今年のGWが皆様にとってただの苦行か実りある時間だったかまるで違ってくると思うんです。


みんながつらい。
全員が不安。

それをみんな一緒で賑やかに、ワイワイやって乗り切りましょうよ。


そのための『web版言の葉落語会』。


投句して下さった方は、ご自分の句が噺家の選に入るかのワクワクドキドキ感。
ご投句なさっていない方にも、作品一覧を眺めて
「これは誰が作ったんだろう。うまいこと言うなぁ」


楽しんでいただけるよう努めます。


でももし可能なら、やはりお客様ご自身が句を投じて参加していただくことで雑俳の楽しさはさらにさらにアップ!


池袋演芸場での『言の葉落語会』・落語協会2階での『スピリッツ』シリーズに投句でご参加いただいたお客様から
「高座で噺家さんから、自分の句を読み上げられた時の嬉しさがたまらない!」
とのお声頂戴しております。


そうです、雑俳で選に入る気持ち良さはいったん知ったらもう忘れられない。
敷居が高いとためらってらっしゃる、そこのあなた。
くどいようですが難しくなんかありません。
言葉の『遊び』なんですから。


気楽気軽に、句を投じてみてください。
噺家たちが『キキ』という元句を引き立たせる短文をつけて、面白おかしく一生懸命に選句させていただきますよ!



締切直前まで座を正して、皆様からのご投句お待ちいたしております。


「洒落附」FAQ


現在「折句附」より「洒落附」へのご投句が若干少なめで、
「洒落の約束事がよくわからない」
という方も多いようです。


そこでよくあるご質問2点につき、簡単に補足説明。


質問1
なぜ洒落の言葉が冒頭に来ないといけないのですか?


回答1
「いけない」のではなく、そういう決まりで遊ぶのが『洒落附』なんだというだけのことです。
語・文章の一番初めの言葉を、本文(ほんもん。洒落の対象になる、実際にある語・文章)に近い音の言葉で言い換えたのが洒落。
【例】開店を尽くす (本文:最善を尽くす)
語・文章の最初に限定せず、好きな箇所を好きなように変えるのは『地口附』といってまた別の遊びになります。
【例】甘い喜寿 (本文:甘いキス)



質問2
なぜ洒落と本文が完全に同音は不可なのですか?


回答2
雑俳の互選・宗匠選を行う『開き』では、選んだ句を声に出して発表します。
その時に洒落と本文がまるっきり同じ音の読みだと、「字で書くとこうだから」といちいち説明しないとわかりません。
ですから完全同音は不可、「1音でも本文と違っていないと洒落にはならない」ということです。
【例】祝儀が一致する(本文:衆議が一致する)
どちらも読み方は「しゅうぎ」で、どこを洒落たのか発音だけでは判別できないですね。


説明といいながら、かえってややこしくなっちゃいましたか?
だったらすいません…


私の拙い解説より、柳家小ゑん師匠の『新・雑俳の手引き』が本当に丁寧でわかりやすいのでまだの方ご一読ください。



それでは、今からまたこまちと共に方々投句のお願い行脚に行ってまいります。
週末じっくり推敲なさった皆様の珠玉の一句、選者一同心よりお待ち申し上げております。


蔦飾り線.png

特報[exclamation]

締切後結果発表まで噺家の選句期間も、お客様に楽しんでいただける新趣向をご用意いたいました[exclamation×2]乞うご期待。

蔦飾り線.png


お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
お時間ございましたら、記事一覧より噺家たちや猫のエピソード・イラストなぞも覗いてみてください。


またのご訪問、お待ちいたしております。

入船亭扇治







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