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船上でお客様から留守番猫に、素敵なプレゼント!~2024年迎春クルーズ乗船記その⑦~ [旅のアルバム]


2024年1月6日。
私が乗っていた客船にっぽん丸は10泊11日の旅を終え、横浜へと戻ってきました。
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旅の思い出と陸上で始まる新しい年への期待で、目をキラキラさせコスモクロック前に立つ黒猫こまち。

余韻を感じる、船旅の終わり

年末年始を過ごした台湾の地を離れ、帰国の途についたにっぽん丸。
海の色がまた少しずつ変わりwifiも繋がるようになってくると、楽しかった旅もそろそろ終盤。

船内で親しくなったお客様どうしが、写真や連絡先を交換し合っている姿が方々で見られたり。
フロントに飾られたこんなディスプレイも、船旅の終わりを感じさせます。
帰りの荷物準備.jpg

クルーズ最終日の朝、船が浦賀水道に入ると。左舷にくっきり、富士の霊峰が。
富士山を臨む.jpg

本当にこのクルーズは、お天気に恵まれていい旅でした。

出港時にはなかなか近づいて来なかったベイブリッジも、帰りはあっという間に通過してしまったような気がします。
近づくベイブリッジ.jpg
くぐるベイブリッジ.jpg

こうして船は午前9時、無事横浜新港に着岸。
タラップの準備が整うと、上層階のお客様から順に下船案内のアナウンスが入ります。

私たち出演者は泊りの階関係なく一番最後の下船ですが、清掃のため部屋は空けなくてはいけません。順番が来るまで6階のラウンジ『海』で、旅の余韻をかんじながらゆったり待つことに。
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私も落語会をやらせていただいた見晴らしの良い寛ぎの場・クルーズの間は入れ替わり立ち替わりお客様で賑わっていたそのラウンジは、次に乗船なさる方々をお迎えするまでひと時の休息中。
2 無人のラウンジ.jpg

わが家の猫に
あたたかい贈り物

「客船での旅の成否は、ひとえにお客様にかかっているんですよ」。
イベント責任者であるクルーズディレクターの方から、以前にこう聞かされたことがあります。

おもてなしの舞台は船側スタッフが用意するけれど、それを充実した楽しいものにするのはお客様次第ということなんですね。
食事と観光のほかにも、各種イベントに積極的に参加したり。 船内で知り合った方々との交流を、どんどん深めたり。そういったお客様方の姿勢がいい雰囲気を産み、まとまりのある和やかな船内生活に繋がる。

その意味で今回のクルーズは、お天気以上にお客様にも恵まれました。
一例が、ラウンジでの第1回目の落語会終演後に声をかけてくださった男性。
私の師匠・九代目入船亭扇橋をよくご存知で最後の高座も聴いているそのお客様は、私へのご祝儀となんとこまちへも素晴らしいお年玉をくださったのです!
素敵なお年玉.jpg

当ブログも読んでくださりこまちのことも知ってらっしゃるので、わざわざ高級CIAOちゅ~るを買ってからご乗船なさったのですね。
帰宅したら真っ先に、留守番猫に見せて喜ばせてあげました。

古今東西、人から大事にされている猫は枚挙に暇がないでしょうが…。

船上のお客様からお年玉いただいた猫は、そうそう例がないのでは。
窓際のちゅ~る.jpg

お気遣いくださったS様、あらためてこまちともども御礼申し上げます。

こま正面アイコン基本形.jpg

そしてもう一つ、こまちはにっぽん丸のお客様から大きなプレゼントをいただきました。

私は一人だけの落語会の時には”前座代わり”として、こまちをモデルにした自作の黒猫噺家のアニメ動画を冒頭に流す演出をよくやります。

今クルーズでは最初のラウンジ落語会でまずご披露し、まずまずのご好評を頂戴しました。
そこで1月3日・メインホールでの新春寄席にも、1回目とは違う芸を演じるこまちを再登場させることに。
ホールに登場.jpg
ホールの大スクリーンにわが愛猫が映し出されるのを見ると、同居人としては感無量。
アニメこまちの前座.jpg

その本番では「コール&レスポンスで登場」というのをやってみました。
お客様方にお願いして高座に向かってこまちを呼んでもらい、それに応えてこまち登場…となる趣向。

「どうか皆様、恥ずかしいとかバカバカしいとか、(正月早々船の上で、なんで人んちの猫の名前呼ばなくちゃいけないんだ)なんてお気持ちは、一瞬脳裏から消し去って…。大きな声で呼んでやってください、当猫も張り切りますから。
それではお願いします、せーのっ!」
の私の合図に合わせて、300人近いお客様が声を揃えて一斉に
「こまちちゃ~ん!」
と言ってくださった時には…。

嬉しくて、胸と目頭が熱くなりました。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

こま正面アイコン笑い.jpg

その時にご披露した動画を、YouTubeにて公開しております。よろしければ記事末尾に記載のリンクからご覧ください。



さぁ、全7回にわたり綴ってまいりました乗船記・これにてお開き。
また新しいクルーズにご縁がありましたら、旅の模様をレポートしたいと思います。

ぜひその機会が訪れることを願って、最後に私が一番好きなアングルから撮ったにっぽん丸の雄姿を掲載。
船首からのかっこいいにっぽん丸.jpg

☆『2024年迎春クルーズ 新春寄席前座』動画リンク
https://youtu.be/oZHMP1ITAlo

波の罫線.png

入船亭扇治・記


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