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近所で格安に入手、甘酸っぱい郷愁コラボ飲料 [日々雑感]


うまく繋がれば最大10連休になる、2024年ゴールデンウィーク。
国内外での行楽を満喫なさっている方々の様子をテレビやネットのニュースで見て、自分も人並みに連休らしいお出かけをしてみることにしました。

ただヒマな弱小噺家がやることですから、そんなに遠出して散財するなんて大仰なものではありません。
シンプル・イズ・ベスト、まず隗より始めよ。
興味をそそられる地元のスポットへ取材を兼ねて足を運び、現地で買い物をして帰って来ようという超お手軽プラン。

なにしろわが家からの所要時間、並足で歩いて片道3分37秒
駐車場の自販機.jpg
自動販売機が設置された近所の駐車場が、今回の目的地。

自販機のリース業者は『スキマデパート』
スキマデパート.jpg
「流通の隙間で廃棄される飲料を効率的に販売」することをモットーにした会社だそうで、なるほどリーズナブルなラインナップ。
リーズナブルな品揃え.jpg

自販機全体の3分の1を占める100円商品のうち、今回のお目当てはこちら。
お目当てはこれ.jpg
アサヒ飲料の『カルピスと森永ミルクれん乳』(500ml)。

2023年12月12日から期間限定販売されており、どんな味か筆者も気にはなっていたのですがこの日まで縁がありませんでした。
それがうちからこんな近いところで巡り合うことができ、しかも標準小売価格173円のところ消費期限が近いので1本100円で手に入る!

嬉しいので、一度に2本買ってきました。
マスコットとミルクカルピス2本.jpg

クロネコヤマトマスコットたちもボトルキャップフィギュアみたいになって、おトクな買い物ができた喜びを全身で表現。
ボトルキャップフィギュア.jpg

この商品は2022年に480mlペット飲料として一度発売されており、好評につき500mlに増量されての再登場。
ご好評につき再登場.jpg

森永練乳のキャラクター『ミルリン』が、「モーっとしあわせマシマシ♪」とボリュームアップをアピール。
もっと幸せマシマシ.jpg

開栓前に、共同執筆猫こまちとも記念撮影。
こまちとミルクカルピス.jpg

さあ撮影が済んだので、満を持して中身を味わってみましょう。
キャップをキュッと開けて、おもむろに冷えたミルクカルピスをひと口ごくり。まず口中には牧草の香りがほのかに混じる練乳のミルク味が広がり、少し遅れて懐かしいカルピスの味が追いかけてきます。

うん、おいしい。

子どもの頃の「カルピスをもっと濃くして飲んでみたい」という願いが、数十年の時を経て今叶いました。

さらにふた口三口と大事に飲みすすめていくと、さらに時間が逆行していくような感じ。小学校の夏休み、母親が作ってくれた氷入りカルピスのグラスについた水滴。かき氷や旬のイチゴ練乳かけて食べる時、(森永ミルクたくさんかけてほしいなー)と心から願ったあの想い。
そういった記憶が今飲んでいる優しい練乳カルピスの味に呼び覚まされ、甘酸っぱい気持ちにちょっと胸キュン。

こま正面アイコン基本形.jpg

たっぷり時間をかけて大事に1本飲み干すと、あの自販機で100円で売っているうちにもう何本か買っておきたくなりました。

よーし、思い立ったが吉日。
本稿も無事書き上げたし、近所なんだからまた足運んで練乳カルピス仕入れてくるか。
カルピス入れるにはちょうどいい、こんなトートバッグ持ってね。
キャトピス.jpg

ささやかだけど楽しい、私のGW取材行。

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入船亭扇治・記

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目の衰えと楽しく付き合う、ポジティブ眼鏡ライフ [日々雑感]


いろんなフレームが並ぶ、眼鏡屋さん。
眼鏡屋店頭.jpg
人生折り返し点からかなり過ぎた今になって、今まで縁がなかったこの店を訪れることになった筆者。

ぼけるスクリーン
読めない字幕!

先日、大ヒット中のアニメ映画『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』を観に行った時のこと。
いつものようにお気に入りの最後列下手よりに座り、開映をワクワクしながら待っていたのですが…。CM予告に続き場内が暗くなり、本編が始まって驚きました。

画面全体にボーっと霞がかかったようで、映像がピンぼけ。

キャラクターがアップになった時はまだいいのですが、引きの絵になると表情がわかりにくい。激しい戦闘シーンでは、敵味方モビルスーツの判別がつきづらく往生しました。
映画見づらい.jpg

そしてエンドロールのテロップが流れ出すと、小さい字幕は全てつぶれて判読できず。

ここではっきり自覚しました。
目が、かなり悪くなっていることを。

ここ数年映画のスクリーンがなんだか暗く映像の抜けが良くないと感じることは何度かありましたが、たまたまそういう劇場にあたったせいかなと思っていました。

そうではなく、見づらさの元凶は自分自身にあったとは…。
ガンダム登場人物の名セリフに倣うなら、「認めたくないものだな、歳ゆえの目の衰えというものは」といったところでしょうか。

初めての眼鏡体験!

目は心のマナコ・毎日使う大事なものですから、気づいたら早めに対処しようと久しぶりで眼科を受診することに。
猫の視力検査.jpg

その結果、
☆加齢とパソコン作業等目の酷使からくる近視
☆初期の白内障
であると判明。

白内障は喫緊に手術を要する段階ではないので、当面は近視の眼鏡矯正で行きましょうという先生の診断でした。

年相応の衰えをはっきり告知され、昔から目のいいのが自慢だったのでいくらかはがっかりもしましたが…。
「生まれて初めて眼鏡をかけられる」と思うと、それ以上になんだか胸がワクワク。

アニメによく出て来るメガネをかけた女性キャラクターが、私は大好き。
今までは傍で憧れているだけだった「メガネっ子」に、いよいよ自分もなれる。そう思うと今の目のつらい状況もそんな苦にならず、むしろ(初めての眼鏡作りを楽しんじゃおう!)という気持ちに。

近所の店で
機能的な一本を

眼医者さんで処方箋を出してもらい、笹塚駅前の『ビジョンメガネ』を訪れます。

うちから近いチェーン店だと『Zoff』もあるのですが、初めての眼鏡なので少しでも経験豊かな店員さんがいる方がいいかなと、社員資格「眼鏡のマエストロ」制をとっているビジョンさんを第一に訪問してみることに。

結果的にこれが大成功。
眼鏡チェーンでは店舗と店員さんに当たりはずれがあるとよく言いますが、私の場合はいきなりいいスタッフの方に巡り合うことができたのです。

「眼鏡が好きでこの仕事選んだんです!」とおっしゃるAさんは、自身も眼鏡がとても似合う素敵な女性。懇切丁寧な説明をしてくださり、初心者の私にも眼鏡のことがよく理解できました。

こま正面アイコン基本形.jpg

Aさんの親身の接客を受け、今回は「映画や観劇時・人混みなど歩く時に遠くが見える」ことを目的とした近視矯正単焦点の眼鏡を作ることに。

選んだフレームは、こちら。
ケータイフレックス カバー画像.jpg
『ケータイフレックス』昔の携帯電話のアンテナと同じ形状記憶素材使用の柔軟で軽い、ビジョンメガネ看板商品の一つです。

ちょうど春の売り尽くしセールをやっているところだったので、傷防止コーティングのオプションをつけて税込21760円と正規の価格より1万円近くお得に買うことができました!

こま正面アイコン笑い.jpg

注文してから7日後に出来上がり、店頭でフィッティングしてもらってその見え心地とかけ心地に大感動。
レンズはフレームとセット価格の標準的な非球面レンズ(屈折率1.60)ですが視界の歪みやにじみは初めて眼鏡をかける私にはほとんど気になりません。
そしてとにかく軽くて柔らかいフレームは顔に優しくフィットし、かけていることを忘れてしまう快適さ。

いや、いい買い物できました。
店が近所なので購入後の微調整やクリーニングなども気軽に足を運ぶことができるのも、嬉しいポイント。

眼鏡本体をお披露目

それではウキウキと持って帰ってきた私の人生初眼鏡、謹んでここに開陳させていただきます。
専用眼鏡ケース.jpg
サービスで付属する眼鏡ケースは、「K tai FLEX」のロゴ入り。

蓋を開けると…。
眼鏡開封の儀.jpg
ラウンド型アンティークゴールド色の、ふんわりしたデザイン。
眼鏡アップ.jpg

テンプルは糸のように細く柔らかく、そのまま寝転がったりしても大丈夫。
テンプルアップ.jpg

ブリッジ部分は前モデルから改良が施され、より顔面への負担が軽減されているそうです。
ブリッジ部分アップ.jpg

では実際にモデルさんに、眼鏡をかけてみてもらいましょう。
まずヤマト運輸マスコットの、クロヤマさんから。
クロヤマさん試着.jpg
うん、いかにも「仕事ができる男」という感じでいいね。

女の子のシロヤマさんも試着。
シロヤマさん試着.jpg
緑の目にフレームが映えて、こちらもお似合い。

さて、もう一人の猫スタッフ・こまちはどうかな。
お気に入りの箱に入って寛いでいるところへ眼鏡を持っていくと…
眼鏡にそっぽ.jpg
すごく嫌そうにそっぽを向きます。

なおも「こまちー、ちょっとだけこれかけてよー」と近づけると、目をぎゅっとつむって下を向いてしまいました。
こわいよ眼鏡.jpg

どうもわが家の黒猫は、眼鏡が怖いようです。

当猫が嫌いだというのを押さえつけてかけさせるのはかわいそうだし、そんな写真が撮れたとしても公開したら動物愛護団体から訴えられてしまいます。

ではここは合成で、こまちに私の初眼鏡をかけてあげましょう。
中メガネかけたこまち.jpg
どう、似合うかニャ?

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入船亭扇治・記

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桜咲く公園そぞろ歩き、「花見」で楽しく言葉遊び [web雑俳]


2024年4月2日、うららかな春の陽気に誘われ新宿中央公園を訪れました。
木によってはもう八分咲き以上、その下では大勢の方が桜を愛でつつ飲食や歓談に興じてらっしゃいます。
花見にはブルーシート.jpg

花見には、ブルーシートがよく似合う。
そんな当たり前のことが、コロナ自粛期間が長かった身には新鮮に感じられます。

周りにそびえる高層ビルを覆い隠し咲き誇る桜たちは、「この季節は自分たちが主役!」と言っているかのよう。
高層ビルを覆う桜.jpg
今日は桜が主役.jpg

いろんな種類の桜がある中央公園、木の下から見上げると花びらの色がそれぞれ違うのがわかります。
まさに「桜色」淡いピンクのものや、
ピンクの花弁アップ.jpg
ソメイヨシノの上品な白がかった花。
白い花弁アップ.jpg

人並みに花見気分で散歩していると、ちょいと一句ひねってみたくなりました。でも私も噺家のはしくれですから普通の俳句ではなく、江戸言葉遊び・雑俳の一つ「折句附」を拵えてみることに。

今回は自分で「花見」と題を決め、「はなみ」の一音節ずつを五七五の先頭に置いて川柳を詠むのです。

川柳には馴染みのある方が多いので雑俳の中では比較的とっつきやすい折句附ですが、気をつけなくてはいけないのが「ちゃんと意味が通り、受け手に(気が利いてるなぁ)と思わせる句を詠むこと」。

字を織り込む方ばかりに気が行き過ぎていると、
歯を磨き仲間誘ってミントティー
なんて自分にしかわからない絵日記みたいなのになっちゃいますんで。

考えるアイコン.jpg

誰が聞いても読んでももっともで、さらに洒落が利いた「は・な・み」の折句…。 うん、まずこんなのはどうでしょう。

犯人を名指すは最後ミステリー

小説やドラマの名探偵はよく最後の謎解きをする時、「実は事件後かなり早い段階で真犯人の目ぼしはついていた。ただ決定的な証拠がないので今まで伏せていたのだ」なんて平然と言ってのけたりしますよね。
わかってんならほかの被害が出る前になんとかしろよ、と突っ込みたくなる「ミステリーあるある」。



はや別れ名残り惜しげな乱れ髪

「人目をはばかる恋人同士の密会、逢瀬の時はあっという間に過ぎ…」という句意。なんとなく色っぽいねーと感じていただければ。



雑俳では「清濁随意」といって、「はなみ」の「は」を「ば」「ぱ」に変えてもいいという付帯ルールがあります。
それで一つ時事的なのを詠んでみると…。

万博は何年たっても未完成

いろいろと味噌がつくことが多い2025年大阪万博。今度は会場敷地内でメタンガスによる爆発事故が発生したり、プレミアムパートナーの小林製薬が健康被害を出したり。
資材も人手も足りないのだし、無理してやらなくてもいいような気もするんだけどなぁ。



さらに「気結び」という式目(ルール)が加わると、題にした「花見」と関連した内容を詠むことが必要になってきます。

場所取りと並ぶトイレで見ない花

花見に力いれてる会社だと、前の晩から泊まり込みでいい場所を確保しておくのが新入社員の重要な役目だったりしますね。
苦労して場所取って、いざ花見宴会が始まると上司にお酌してまわって気を使ってばかり。日が沈むとけっこう冷えてきて小用が近くなるんだけれど、同じような人ばっかりだから公園のトイレ大渋滞。

終わってみるとどっと疲れが出て、(そういえば花なんてほとんど見なかったな~)となるのも「花見あるある」。
あったかな桜.jpg



おしまいにもう一句、気結びっぽいのを。

春が来て夏秋過ぎて見る暦

「桜が咲いたねー」と言っているうちに暑くなって立秋迎えて、何にもしないうちにあれよあれよという間にカレンダーもあと一枚。
もう師走.jpg

そんなことにならないよう、一日一日を充実させなくては!

こま正面アイコン基本形.jpg

こんな具合に花見の散歩がてらにでも、思い立ったらすぐ遊べるのが雑俳の楽しさ。気軽に頭の体操をしながら、言葉とユーモアの感覚を磨くことができますよ。

皆様もぜひ、おやりになってみてください!

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入船亭扇治・記

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