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”リアル”と”イラスト”、初のツーショット!~ブログ主と共同執筆猫、令和3年夏のご挨拶~ [猫のいる風景]


ブログ共同執筆猫から、
皆様へ暑中お見舞い


言うまいと
思えど今日の
暑さかな

各地で連日30度越す猛暑日が続く候、皆様、いかがお過ごしでしょうか。


例年夏バテするこまちの、強い味方が『CIAOちゅ~る』

朝晩の食事のほか、おやつにちゅ~るもらえたら元気100倍!

そんなブログパートナー猫から、謹んで皆様に夏のご挨拶。

暑ちゅ~るお見舞い.jpg


未だ健在、
2年越しのお中元

この画像の元ネタは、昨年購入の『おちゅ~る元』に入っていた挨拶状。

令和2年暑ちゅ~る見舞い.jpg

スティックと缶詰タイプのCIAOちゅ~る豪華詰め合わせを、なぜか3箱買った経緯については
猫おやつ・CIAOちゅ~るを巡る、熾烈な闘い
にて語っております。

わが家では本当に特別な時しかちゅ~るをあげないので、昨年のお中元が今年になってもまだ2箱健在。

消費期限は今年いっぱいくらいのはずなので、こまちには計画的に食べてもらわなくちゃ。


リアルとイラスト、
夢の(?)共演

当ブログにて色んな姿をご覧いただいている、黒猫こまち。

毎回猫親バカ炸裂の画像・動画にお付き合いいただいておりますが、ここへ来てブログ主はあることに気づきました。

それは、
”リアルこまち”と”イラストこまち”が、一緒にいる絵柄ってなかったなー
ということ。

普段から写真と絵で、それぞれ活躍してくれているこまち。

ここいらで一度両者のツーショットというのも、お互いの親睦が深まってよかろうと。

こんな1枚を、こしらえてみました。

浴衣で夕涼み.jpg

夏の宵、風通しのいい縁側で花火見物に興じる両黒猫。

2匹が眺めて喜んでいる(リアルの方は、ちょっと迷惑そうですが)、夜空に咲いた大輪の花。

皆様にもご覧いただきつつ、私からも暑中お見舞い申し上げます。

こまち3連アイコン.png
こまち花火.gif


皆様におかれましては日々、水分や栄養補給・冷房を上手に使っての体温調整など心がけていただき。

暑さに負けず、夏のいい思い出をたーくさんお作りください!

蔦飾り線.png
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。

またのご訪問、心よりお待ち申し上げております。
入船亭扇治拝

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「さぁことだ」から広がる、豊かで楽しい言葉遊びの世界~『第4回web版言の葉落語会』開きその⑧~ [web雑俳]


暑い季節、床やテーブルで身体を伸ばせるだけ伸ばし…。全身で涼をとる猫。

その態勢のことを猫好きさん方は、”猫が落ちている”と表現。

暗い廊下などでこれをやられると、うっかり踏んづけそうになって驚くこともしばしば。

夏に落ちる猫.jpg


植木歌人・互選動画
笠附さぁことだ篇

前回のweb雑俳記事では、『第4回web版言の葉落語会』地口附の互選結果を自撮り映像で楽しく発表してくれた柳家小せん師=植木歌人(うえきのうたびと)。

もう一つの兼題・笠附も、丁寧に効きとコメント添えて語ってくれています!

さっそく、動画をご覧ください。

☆『小せん師第4回笠附選字幕入り』
※標準画質でのデータ通信量:約30MB


笠附互選結果
作者名入り

小せん師美声での読み上げ、ご堪能いただけましたでしょうか。

それでは以下に、互選結果を作者名とともに記載しておきます。

☆笠附 さぁことだ
 植木歌人 選

客の一
キキ
とにかく隠せ
巻くホンダワラ
128
さぁことだ
沖に流れていくビキニ
ともこ

客の二
キキ
下げた頭ににじむ計算
183 さぁことだ
高級官僚低姿勢
扇仮名女(入船亭扇治)

客の三
キキ
何故か飛んでるエプロンの外
25
さぁことだ
カレーうどんに白い服
鬱金香

客の四
キキ
遅い走塁早い逃げ足
218
さぁことだ
助っ人外人もう帰国
江藤セトラ

客の五
キキ
マスクに書きたい
「花粉症です」
30
さぁことだ
クシャミ止まらぬ電車内
唱子

人の位
キキ
緊急事態はコロナ前から
152
さぁことだ
寄席再開も出番なし
橋本太眉(入船亭扇蔵)

地の位
キキ
猫に語った愚痴まる聞こえ
127
さぁことだ
押すの忘れていたミュート
馬耳東風

天の位
キキ
移動はスイカで済む落とし穴
216
さぁことだ
出先で気づく無一文
鬱金香

雲隠し
キキ
する事ないし夜は早いし
191
さぁことだ
在宅増えて三人目
独酌酔

軸(自句)
さぁことだ
遺産目当てに増す身内


☆小せん師・補足コメント

緊急事態宣言下でお題が「さぁことだ」とくれば当然ですが、時事ネタが多かったですね。(私も詠みましたけれど。)

上手い句、共感できる句もたくさんありましたが、本当に腹立たしい物事に関するネタは選から避けました。

そんな中、バカバカしい句が楽しく、嬉しいですね。
「イソギンチャクがニモを喰う」とか「デブが二人に傘一本」とか、好きだなあ……選からは外してしまい、申し訳ありません……。


番頭の感想
イラストとともに

え~、それでは毎回蛇足ながら…。

不肖・番頭が小せん師選を読んでの感想めいたこと、こまちのイラストとともに綴ってみましたんでお付き合いください。



客の一128番。
「世相を忘れさせるような、呑気な作を採りたい」
という小せん師のポリシーに、ぴったりの一句

女性の水着の中には、本当に「大丈夫か?!」と心配になるほど布地面積極小のがありますよね。

ああいった際どいビキニは強い波に洗われたら、まさに「さぁことだ」なんてことになりかねません。

流れゆく水着.gif

まぁこまちは猫ですから、すっぽんぽんでもそう驚きませんが…。

妙齢のご婦人方、海水浴ではくれぐれもご注意のほどを。




客の三に入った25番、こちらも複数の噺家が抜き”暴れている”句の一つ。

作者「鬱金香」さんのお店のカレーうどん、大人気。

私も麺類食べると、激しく汁を服に飛ばすたち。
近所のおそば屋さんで食す時は、染みが目立たない”対カレーうどん防護服”に身を固めていきます。

カレーうどん対策.jpg




この1年半でぐっと身近になった、対面型リモート通信を詠んだ127番。

「ビデオ通話の最中、傍らにいる猫についもらした愚痴が…」
という面白い効きをつけての、地の位。

猫がパソコンをさわって誤作動させるというのも、”猫あるある”の一つ。

猫とテレビ会議.jpg




奥一百点は、駒子師選に続いての入選・216番。
今回は、堂々の天に叶いました。

クレジットカード・電子決済が、急激に普及しつつある現代。

それでも今から10年ほど前、ある地方の雑貨屋さんで乾電池買おうとして1万円札出したら…。
「さっき売り上げ全部銀行に入れてきちゃって、お釣りないからほかで買って」
言われて困ったことが。

IT社会と言えど一歩外に出たら何があるかわかりませんから、ポケットに小銭くらいは用意しといた方が良さそう。

駄菓子屋さんはカード不可.jpg




次回からのこのシリーズでは、お客様の選を順次ご紹介していく予定。

少々お時間は頂戴しますが、気長にお付き合いいただけたら幸いです!


蔦飾り線.png


ご精読、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

※これまでに掲載したそのほかの互選結果は、
web雑俳互選結果、「笠附」番頭選より発表開始!~『第4回web版言の葉落語会』開きその①~
雑俳「地口附」が思い出させてくれた、各時代を象徴する有名CMコピー~『第4回web版言の葉落語会』開きその②
個性的な選者たちが、感性全開の「効き」で句を盛り上げる!~第4回web版言の葉落語会』開きその③
「効き」がついて、雑俳互選はさらに楽しく盛り上がる!~『第4回web版言の葉落語会』開きその④~
落語の名門・古今亭から、洒落っ気たっぷりの選と「効き」が楽しい二人の雑俳選者登場!~『第4回web版言の葉落語会』開きその⑤~
ボイスメッセージもあり・楽しく出航「入船亭互選結果」丸に乗り遅れるな!~『第4回web版言の葉落語会』開きその⑥~
プロはだしの”歌人(うたびと)”が読み上げる、臨場感溢れる雑俳互選~『第4回web版言の葉落語会』開きその⑦~

にてご覧いただけます。

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100年以上たっても古びない上質なユーモア小説で、この夏優雅に読書の川へ!~何度も読み返したい『ボートの三人男』~ [お気に入り・おすすめ]


各地の梅雨明けとともに訪れる、日本の夏。

1年のうちで一番開放的なこの季節は、生ビールに花火などお楽しみもいっぱい。

風通しのいい縁側などでの読書も、夏ならではの醍醐味の一つ。

ボートの三人男 読む.jpg


名訳が今に伝える
19世紀イギリス風俗

イラストのこまちみたいに片手で文庫本支えるのは、ページに癖がついてしまうので本当は避けたいところ。

ものを食べながらというのも、お行儀はよくないと思うのですが…。

夏休みということで、ここは大目に見るとしましょう。
さて今こまちがスイカの種ほき出しつつ読んでいるのは、この小説。

ボートの三人男紹介.jpg

イギリスのジェローム・K・ジェローム著、『ボートの三人男』(中公文庫版)。

原著の発刊は1889年、日本では最初筑摩書房『世界ユーモア文学全集』に収録。中公文庫に入っての初版が1976年、私が持っているのは1994年刊の第16版。

中公文庫作品としては、今でもずっと版を重ね続けているロングセラー

翻訳は芥川賞作家・丸谷才一。

日本語を綴ることには、人一倍神経を使っていた昭和の名作家。

その筆は今から1世紀以上もの時を隔てた当時のイギリス風俗を、いきいきと現代に伝え続けています。


溢れ流れる
上質なユーモア

『ボートの三人男』あらすじ

ストレスから来る気鬱の病にとりつかれた(と思い込んでいる)、三人の英国紳士たち。 気分転換のため仲のいい友人たちと愛犬一匹とで、テムズ川を中型ボートで漕ぎ上る旅に出ることに。

キャンプ用の幌装備で、天気のいい晩は岸に着けた船の中で一夜を明かす。雨が降れば無理せず近所のホテルに泊まればいいと、今で言う”ゆるーい気持ち”でゆったり船上の人になった三人と一匹。

出発前には、持ち物のリストアップや荷造りでひと騒動。

いざオールを握ってからも、ストーリーはいい意味であちこちへ寄り道。

道中の名所旧跡紹介や、それにまつわるエピソードなどが悠揚たるテムズの流れのごとく紡がれていきます。



物語の根底を支えているのは、あとからあとから湧いてくる溢れんばかりのユーモア

それもアクの強いドタバタではなく、いかにもヴィクトリア朝英国産と思わせる上質で風刺に富んだ笑い。

作者の分身である語り手が、仲間二人について描写する開巻すぐの文章。

ジョージは昼過ぎまでロンドンの真中を離れるわけにはゆかない身だから(彼は毎日、10時から4時まで銀行へ居眠りしにゆくのである。ただし土曜日は二時になると起こされて外へ出される)、~

ハリスはいつも、角を曲がったところにあるごく上等のものを飲ませる店、というのを知っている。もしも天国でハリスに出会ったら(ハリスが天国へゆけるかどうかはともかくとして、彼が最初に言うのはきっとこういう文句だろう。 「やあ、久しぶりだね。角を曲がったところに一軒、いい店があるんだ。一級品の仙酒(ネクター)を飲ませるぜ」

これで読者はクスクス笑いながら、ジョージとハリス両名の人となりが自然に頭に入ってくる→そのあとの感情移入がスムーズになる。

さらりと書いているようで、磨きぬかれたユーモア感覚と文章力に裏打ちされていることが感じられます。

ボートの三人男 (中公文庫)

ボートの三人男 (中公文庫)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2012/12/19
  • メディア: Kindle版
※リンクをクリックすると、Amazonの商品紹介ページが開きます。


再読のたび新発見
贅沢な作品内情報量

私が最初にこの作品に出会ったのは、9歳の時。『少年少女世界名作文学全集』(小学館)に収録された子ども向け翻訳ででした。

(イギリスにはシャーロック・ホームズだけじゃなくて、こんな愉快な小説もあるんだ!)
感動した私は、大学時代に丸谷訳で『ボートの三人男』に再会。

それから今日までの私の読書体験中、おそらく読み返した回数が多いベストスリーに入ります。

なぜ、何度も手に取ってみたくなるのか?

その理由として「小説としての面白さ」はもちろん、
「作中に惜しげもなく盛り込まれた、情報量の豊富さ」
が挙げられます。

この作品はもともとテムズ川流域景勝地の、紀行文として構想されたそう。

三人組がボートで訪れる地の風景描写・歴史的蘊蓄、そして「ポジャー伯父さんの日曜大工」「ハリスとコミックソング」等のエピソード。

その一つ一つが本当に細かく書きこまれているので、(面白いなー)とスルスル読み進めて読了。

別に”斜めに読んだ”つもりはないのですが、あまりの情報量の豊富さに頭が飽和状態になっているのでしょう(私の場合ですが)。

だから数年の間隔を開けてまたページを開くと、
(あれっ、こここんな風に書いてあったけ?)
読むたびに新鮮な発見が。

まさに、”ひと粒で何度でもおいしい”。

そんな特別な作品が、私にとっての『ボートの三人男』。

何度でも味わえる本 .jpg


夏の陽射しのもと
読書の大河へ漕ぎ出そう

語り手が水浴び(らしきもの)をする描写がありますから、作中の季節は晩春から初夏といった頃でしょう。

ゆったり流れるテムズ上での、長期休暇の紳士たちが優雅に(かつコミカルに)繰り広げる舟遊び風景。

暑い季節に繙くには、ぴったりの作品じゃありませんか。


私が持っている版のあとがきで井上ひさしさんが、こう薦めています。

さあれ、一読されよ。できれば、日曜の午後など、時間のたっぷりある時に、傍らにウィスキーの瓶を置き、スコット・ジョップリンにラグタイムでも聞きながら、文章を舐めるようにゆっくりとー。

いやぁ、こちらも名文ですなぁ。

井上先生は、”この小説を、速読するのは損だ”とも。

本当に、その通り。

ぜひ皆様も、時間にある余裕が夏休みの一日。 別に、あとがき通りのシチュエーションでなくともけっこう。

畳の上にひっくり返ったり、開け放った窓からの蝉しぐれ浴びたりしながら。ヴィクトリア朝英国紳士のように、焦らず落ち着いて。

このたまらなく贅沢な、ユーモア溢れる小説世界の大河に遊んでみてはいかがでしょう。

豊かな読書体験はいつしか作中の川からさらなる想像力の高みへと、あなたをいざなってくれるはず。

こまち3連アイコン.png

夢のボート.gif


本の罫線.jpg

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。 ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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