ミニ寄席・黒門亭でじっくり語る、扇治の新作人情噺 [落語情報]
五代目柳家小さんの「若手噺家の勉強会などで気軽に使える場所を作りたい」という想いから落語協会事務局ビルの2階に設けられた、定員40名の畳敷スペース。 そこで毎週末開催されるのが、『黒門亭』。 前座を入れ計5名でお届けする、こぢんまりしたミニ寄席です。
その黒門亭に、私・入船亭扇治がトリで出演。
黒門亭のトリはあらかじめ演目を決めることになっており、今回私が演じますのは、自前の新作落語『二十年目の前座』。
私がシリーズで何本か拵えている噺家のバックステージものの一つ。ちょいと人情味がかったストーリーで、過去に演じた時にはお客様方おおむね好意的な反応で迎えてくださいました。
久々の再演にあたりまたあらたに細部を練り直し稽古を重ねて、当日の高座に臨むべく精進している最中でございます。
ほかの出演者も、師匠譲りの粋な芸が光る二ツ目・独自の新作落語で人気の女流・安定のベテランマジシャンと多彩な顔ぶれ。
秋の休日に飽きない番組の黒門亭、ぜひ足をお運びになられてはいかがでしょう。ご来場、心よりお待ち申し上げております。
秋の休日に飽きない番組の黒門亭、ぜひ足をお運びになられてはいかがでしょう。ご来場、心よりお待ち申し上げております。
入船亭扇治・記
タグ:入船亭扇治 落語
2024年ご来店御礼 落語協会謝楽祭『入船亭』繁盛記 [落語情報]
落語協会ファン感謝イベント・謝楽祭、『入船亭』ブースでお客様を待つ看板猫こまち。
早朝から開店準備
2024年9月8日(日曜)。
筆者(と共同執筆猫こまち)が謝楽祭の屋台で販売する一門オリジナルグッズを持って湯島天神男坂下へ到着したのは、午前8時過ぎ。
筆者(と共同執筆猫こまち)が謝楽祭の屋台で販売する一門オリジナルグッズを持って湯島天神男坂下へ到着したのは、午前8時過ぎ。
境内にはまだお客様の姿はほとんど見られません。
「午前中は早朝」という感覚を持つ宵っ張りかつ寝坊助なのが噺家。その同居猫であるこまちも例外ではなく、見ているこっちが飲まれるかと思うような大あくび。
「午前中は早朝」という感覚を持つ宵っ張りかつ寝坊助なのが噺家。その同居猫であるこまちも例外ではなく、見ているこっちが飲まれるかと思うような大あくび。
これこれ、天神様のご境内で不謹慎だよ。
ちゃんと前足で顔洗って、空いているうちに本殿にお参りしておきなさい。
ちゃんと前足で顔洗って、空いているうちに本殿にお参りしておきなさい。
参詣をすませて一門ブースに行ってみると、メインの「冷やし焼き芋」販売チームが先に来て準備を着々と進めていました。
焼いたさつま芋をこよなく愛した九代目扇橋に因む一門オリジナルスナック、その看板の下で十代目の新しい扇橋が立ち働く姿に時代の流れを感じます。
「冷やし焼き芋」の素材となるのは、クーラーボックスで冷たーくした長崎県五島市名物のごと芋『きらりちゃん』。
(一緒にCIAOちゅ~るのパック入ってないかな)虎視眈々と見つめる黒猫。
販売台にオリジナルグッズ・名入り扇子も並べて、こちらの開店準備はOK。
午前10時になると木遣りの先導で各ブース責任者たちが境内を練り歩き、さぁ2024年謝楽祭の始まり。
各屋台からは賑やかな呼び込みの声があがり、開店を待ちわびていたお客様たちがガイドブック片手に境内を行き交い始めます。
サプライズゲストに
お客様大喜び
お客様大喜び
いざ開店すると時間はあっというまに経つもの。
手前ども『入船亭』へもたくさんのお客様が来てくださり、それこそ黒猫こまちの手も借りたい忙しさ。
手前ども『入船亭』へもたくさんのお客様が来てくださり、それこそ黒猫こまちの手も借りたい忙しさ。
メインの冷やし焼き芋お目当ての方・一門の噺家それぞれをご贔屓のお客様が多い中、「Xやブログで見てこまちちゃんのポーチ楽しみに来ました」という方もいらして同居人としては嬉しいかぎり。
冷やし焼き芋は午後1時過ぎには完売。
「勘定は合ってるか」と屋台の後ろで売り上げを確認。
こうやってお金を数えている噺家に脇から「今、なん時だい?」とか茶々を入れないように。食いつかれる恐れがあります。
芋なき後もオリジナルグッズ・扇子手拭いはポチポチご要望があったのでもう少し販売を続けていると…。
会津若松での仕事を終えた筆頭弟子・入船亭扇遊師が、旅帰りのその足で立ち寄ってくれました!
サービス精神旺盛な筆頭弟子は、おそらく昨夜もお世話人方の打ち上げにつき合ってかなり疲れていたはず。それをものともせず一番陽射しと暑さが厳しくなる午後2時頃に顔を出してくれ、お客様から求められればにこやかにサインや記念撮影に応じる扇遊師。
落語ファンの方はもとより楽屋仲間からも愛される人柄だった九代目扇橋の生き方は、ここにしっかり受け継がれているんだなと実感しました。
落語ファンの方はもとより楽屋仲間からも愛される人柄だった九代目扇橋の生き方は、ここにしっかり受け継がれているんだなと実感しました。
さて扇遊師がお客様サービスを存分にしてから帰った後、午後3時前には私担当のオリジナルグッズもクリアファイルは実質完売・キャンバスポーチも目標販売数に達したのでそろそろ店仕舞いへと向かうことに。
早朝の準備からずっと店を守り続けてきた、常駐メンバーの皆さんお疲れ様! ※写真左より 扇七・扇蔵・扇橋・扇里
早朝の準備からずっと店を守り続けてきた、常駐メンバーの皆さんお疲れ様! ※写真左より 扇七・扇蔵・扇橋・扇里
それに私も加わって、もう1回パチリ。
みんなけっこう、日に焼けたかなー。
そして最後に、隣で日本酒屋台『青菜』を出していた桂三木助師を交えて。
現三木助師は九代目扇橋が最初に師事した三代目三木助の血縁、「一門みたいなもんなんだからそっちも入んなよ」と噺家らしいノリでの記念撮影。
西の空を仰ぎ見ると、暑いながらも秋を感じさせる太陽がだいぶ傾いてきています。
そろそろ帰り道になるお客様・店仕舞いして看板を下ろし始めた屋台が目立つ境内。祭りの終わりが近いことを感じさせる風景に、イラストやコラ画像で手伝ったこまちも(もう、おしまい?)とちょっと寂しげな表情。
だいじょうぶだよ、きっと来年も一門みんなで楽しいお店を出せるから。その時はこまちもまた一緒に手伝っておくれ。
さぁ後をきれいに片づけたら、祭りの後のお楽しみ「打ち上げ」にLet's Go!
今日の売り上げと筆頭弟子が「みんなで一杯やんな」と置いていってくれた分も合わせれば鬼に金棒、ここはおおいにお疲れ暑気払いをいたしましょう。別イベントで忙しかった遊京さん扇太さんも合流して、
かんぱーい!
今日の売り上げと筆頭弟子が「みんなで一杯やんな」と置いていってくれた分も合わせれば鬼に金棒、ここはおおいにお疲れ暑気払いをいたしましょう。別イベントで忙しかった遊京さん扇太さんも合流して、
かんぱーい!
さらに、謝楽祭ライブで大活躍の扇辰師とお弟子さんの辰之助・辰ぢろさん、そしてもう一匹の助っ人も加わりもう一度
ニャンぱーい!!
ニャンぱーい!!
猫の手を借りて芋掘る祭りかな
※2024年開運入船亭オリジナルキャンバスポーチは現在若干の在庫があり、ご希望の方には1枚800円+送料250円にて通信販売でのご注文を承ります。
までメールにてお問い合わせください。
までメールにてお問い合わせください。
入船亭扇治・記
タグ:入船亭扇治 落語 猫
2024年『謝楽祭』入船亭一門ブースが今年もアツい! [落語情報]
湯島天神の境内に立ち、2024年落語協会イベントのお願いをする黒猫こまち。
名物スナック、今年も健在!
今年も9月8日(日)10時より盛大に開催予定、『謝楽祭』。
一般社団法人落語協会が日頃のお客様方への感謝を込めてお送りする、恒例の人気イベント。 当日は各種落語会・ステージでのパフォーマンスが賑やかに催されるほか、境内をびっしりと埋める芸人たちの飲食・グッズ販売の屋台もそれぞれ趣向を凝らしてご来場者皆様のご機嫌をうかがいます。
手前ども一門も遊京さんが音頭をとり、昨年に続き『入船亭』の看板を上げて出店。 メインは遊京さんプロデュースの『冷やし焼き芋』。
ほっくりと焼いたさつま芋が大好物だった九代目扇橋に因む、食べやすいサイズのお芋スナック。
まだまだ暑い9月上旬、いろんな催しや各ブースを回って汗をかいた身体には、甘くてひんやり冷たくてカリウム豊富な焼き芋がベストマッチ!
その冷やし焼き芋は、器に入れスプーンを添えてご奉仕価格1個300円でのご提供。
朝食後に自分で淹れたコーヒーとともに焼き芋をうまそうにかじりつつ、俳句を捻ったり競馬の予想したりしていた九代目。 そんな姿を彷彿とさせる『入船亭』名物、ぜひ謝楽祭にてご賞味ください。
扇治デザインの物販も
冷やし焼き芋と一緒に、私もブースにて一門オリジナルグッズを販売させていただきます。
今回扱いますのは、まず池袋演芸場での『第5回入船亭一門会』で先行販売しましたクリアファイル。 猫を詠んだ俳句と、それにからめて落語『青菜』のイメージをあしらってみました。
今回扱いますのは、まず池袋演芸場での『第5回入船亭一門会』で先行販売しましたクリアファイル。 猫を詠んだ俳句と、それにからめて落語『青菜』のイメージをあしらってみました。
こちらの品は、1枚300円にて販売。
そして2024年謝楽祭用に、もうひとつ新商品もご用意!
毎回グッズ製作でお世話になっている『トートバッグ工房』さんの、コットンキャンバスポーチ。 幅27cm×高さ17cm、生地の厚みはどっしりとした12オンス。
身の回りの小物を整理するのに重宝なこのポーチ、初めはこんなデザインでの製作を考えていました。
でもこれで見積もりをとってみると、今回は製作枚数がそんなに多くないので単色シルクスクリーン印刷よりインクジェットで作った方がお得だと判明。
1色増えるごとに値段があがるシルク印刷に対し、インクジェットはフルカラーのデザインを同一料金で入れることが可能。
よしっ、じゃあ今回はトートバッグ工房では初めてのインクジェットでいってみよう。
よしっ、じゃあ今回はトートバッグ工房では初めてのインクジェットでいってみよう。
どんな絵柄にするかな…。
最初の単色デザインで考えた「帆掛け船」のコンセプトを活かしつつ、さらに華やかにしてみたい。
うん、第5回一門会チラシで使ったこのイラストがベースに使えるでしょう。
最初の単色デザインで考えた「帆掛け船」のコンセプトを活かしつつ、さらに華やかにしてみたい。
うん、第5回一門会チラシで使ったこのイラストがベースに使えるでしょう。
波を蹴立てて海原を行く宝船に、いろんな縁起物を載せたいな。 米俵・打ち出の小槌・鯛に大入袋、そして忘れちゃいけない招き猫…。
そうだ、こまちを招き猫にして船に乗せよう! 入船亭一門会初の、噺家こまちコラボデザイン。
そうだ、こまちを招き猫にして船に乗せよう! 入船亭一門会初の、噺家こまちコラボデザイン。
賑やかな絵柄で持っているだけで景気が良くなりそうな一門会オリジナルポーチは、特価800円。
※画像はイメージです。実際の印刷品とは色味が若干異なりますので、ご了承ください。
さらに先ほどご紹介のクリアファイルとセットでご購入いただくと、2点で1000円と100円おトクに!
冷やし焼き芋ともどもご贔屓を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは2024年謝楽祭にて、お会いいたしましょう。
※一門会グッズは謝楽祭終了後、在庫がある時に限り通信販売も予定しております。当日ご来場いただけなくてグッズご希望の方は、9月9日以降に
までお問い合わせください。
までお問い合わせください。
※2023年謝楽祭入船亭ブースの模様は、
にて綴っております。
にて綴っております。
入船亭扇治・記
タグ:入船亭扇治 落語
2024年も賑やかに開催『文治・扇治二人会』、オリジナルグッズもお楽しみに! [落語情報]
毎年恒例、新宿末廣亭夏の風物詩『文治・扇治二人会』。
今年も暑さを吹き飛ばすパワーで開催!
今回は平日でもあり、指定券は本稿執筆時点でまだまだ余裕があります。先ほど私がお客様に頼まれた分買ったら、自動発券で前の方の席が取れました。
セブンイレブン店頭のマルチコピー機で購入すると、ネット申し込み時には1枚ごとに発生する220円のシステム使用料が無料に。発券手数料110円はかかりますが、それでもスマホ・パソコンで電子チケット買うよりおトク。
マルチコピー機のメニューで「チケット」→「チケットぴあ」と進みPコード527-895を入力すれば、すぐ指定券の選択画面になります。
お買い物ついでにご近所のセブンイレブンで、ぜひ夏の楽しい落語会チケットをゲットしてください!
お買い物ついでにご近所のセブンイレブンで、ぜひ夏の楽しい落語会チケットをゲットしてください!
末廣亭での『文治・扇治二人会』は充実の番組とともに、毎回販売するオリジナルグッズもお客様にご好評をいただいております。
今年のグッズは、こちら! しっかりしたキャンバス地の、使い勝手の良いコットンポーチ。
サイズは幅23cm×高さ17cm、生地の厚みは12オンス。 波をイメージしたデザインに文治・扇治それぞれの千社札と紋をあしらいました。カラーは、飽きの来ない落ち着いた緑。
今年のグッズは、こちら! しっかりしたキャンバス地の、使い勝手の良いコットンポーチ。
サイズは幅23cm×高さ17cm、生地の厚みは12オンス。 波をイメージしたデザインに文治・扇治それぞれの千社札と紋をあしらいました。カラーは、飽きの来ない落ち着いた緑。
いろんな物を整理収納できるので、旅行の時の小物入れに最適! スマホや財布などを入れて、小型のクラッチバッグとして普段のちょいとしたお出かけのお供にもいいですよ。
黒猫こまちも、大好きなものをいっぱい入れて嬉しそう。
このオリジナルポーチは二人会へお越しいただいたお客様へ販売するグッズですが、どうしても当日ご来場いただけない方には本体代金700円(予価)+送料・梱包材料費300円で通信販売もいたします(※発送は8月1日以降)。 詳しくはsenji1365@gmail.comまでお問合せを。
2024年『文治・扇治二人会』に例年以上のご贔屓を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
入船亭扇治・記
タグ:入船亭扇治 落語
令和6年も元気に出航、『入船亭一門会』 好評のオリジナルグッズ新作販売もあり! [落語情報]
道行く人に呼びかける、マッチ売りの少女ならぬ「チラシ配りの黒猫」。
こまちが一生懸命配っているのは、この会のお知らせ。
ご好評を頂戴しておりますこの会。全員が九代目入船亭扇橋の弟子・孫弟子でありながら、それぞれの味わい溢れる芸風と個性でお客様のご機嫌をうかがいます。
また当会では毎回違った一門会のオリジナルグッズを販売させていただいており、「そちらも楽しみ」とおっしゃってくださるファンの方々のお声は担当者として嬉しい限り。
今回も手前味噌ながら、先代扇橋を偲びつつ趣向を凝らしたデザインのクリアファイルを作製いたしました。
今回も手前味噌ながら、先代扇橋を偲びつつ趣向を凝らしたデザインのクリアファイルを作製いたしました。
表は、こんな絵柄。
私が個人的に好きな師匠の句の一つ、「剪定の音の音きいてゐる猫の耳」を色紙風にあしらっています。
「猫」と「植木の剪定」をキーワードに、裏面にはこんなイラストとキャプションを。
表裏ともに落語ファン・入船亭一門ご贔屓の方ならきっと喜んでいただけるだろうという、扇治の自信作。
この特製クリアファイルは、5月30日会場にて先行販売。
残部がある時に限りプラス送料での通信販売も予定しておりますが、まずは出演者のサインがもらえるかもしれない会当日でのご購入を強くお勧めしたい!
残部がある時に限りプラス送料での通信販売も予定しておりますが、まずは出演者のサインがもらえるかもしれない会当日でのご購入を強くお勧めしたい!
こんなグッズのお楽しみもある第5回入船亭一門会。皆様方の賑々しきご来場、出演者一同心よりお待ち申し上げております。
入船亭扇治・記
タグ:入船亭扇治 落語