ほのかに白いどくだみの花と、黒い猫 扇治拙吟ご披露

令和5年6月29日は大学OB皆さんとの『ソフィア俳句会』当日。私は参加するつもりでいたのですが、翌日の勉強会の準備が間に合わず、泣く泣く欠席。
なんでも準備は、計画的に進めないといけませんね。

せっかく詠んだ句がもったいないので、本稿にて披露させていただくことに。 本当に拙吟でお恥ずかしい次第ですが、一句ずつこまちの新作画像付けましたんで辛抱してお付き合いくださいませ。

まず今回の兼題「どくだみ（十薬）」で詠んだ作品から。

白き襟正し十薬丈くらべ

どくだみの花弁が、なんとなく女子学生制服の襟に似てるなぁと思ったところから詠んだ句。
あまり茎を伸ばさず低い位置で花を咲かせるのも、みんなで背比べしているように見えませんか？

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手入れせぬ庭にどくだみ咲き誇る

これは、わが家の実感。
痩せた浅い土壌でほとんど手入れということをしないのに、2.3年おきに庭の隅にどくだみがみっしりと群生するのです。小さい花ながら、数がまとまることによる存在感。どくだみの群れを見るたび、映画『ガメラ2　レギオン襲来』を思い起こします。

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秘め事を胸に十薬ほの白く

日陰を好んで咲くどくだみ、花弁の白も鮮やかなパールホワイトではなく淡い色合い。その控えめでいながらひと癖ありげな立ち姿は、おとなしそうに見えて実はいろんな秘密を胸にしまいこんでいる事情通の女性みたい。

それにしてもこまちは、いくつになっても食いしん坊だねぇ。

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一句だけ、当季雑詠で詠んだのがこちら。

着たきりの猫が手を貸す衣更へ

6月1日が袷から単衣になる変わり目、7月が近くなってからだとちょっと遅いのですが、不精な私が夏冬着物の入れ替えをしたのがこの時期だったので。

和箪笥と桐箱から着物を出し入れしていると、まず100％の確率でこまちがやって来て参加したがります。たとう紙についている紐とかが面白いらしいんですけど、和服はお高いもので傷をつけられちゃ大変。
もう少しだけ、向こうの部屋で待っててね。こっちの用がすんだら、遊んでご飯あげるから。

お開きまでお付き合いいただきまして、ありがとうございます。またのご訪問を、お待ち申し上げております。 入船亭扇治拝

タグ：俳句　猫

40年以上愛され続ける『おっとっと』で、晩酌の席も賑やかに！

家族や親しい知人・友人と食べればさらに会話が弾む楽しいお菓子、森永『おっとっと』。

1982年の発売ですから、昨年（2022年）に40周年を迎えていたんですね。

形を楽しみつつ
ビールの肴にも

一部動物や恐竜もありますが、メインは魚介類・水辺の生き物をかたどったスナック菓子『おっとっと』。

☆『価値ある1000円で、色とりどりのお菓子を満喫！』

で綴っている森永お楽しみ袋の中に入っていた『おっとっと　うすしお味』1箱が、私にとって本当に久々のこのお菓子との対面。

今のうすしお味は『海の動物ずかん』と銘打ち、全国40施設水族館・動物園とコラボレーション。

魚介類だけでなく、ペンギンやカバなどの形をした中空スナック菓子がバラエティー豊かに詰め合わされています。

1箱2袋を家族4人で何回かに分けて食べ、そのたびに「これ、なんだろうね？」「え～、同じのばっかりだよー」「あっ、珍しいの出た！」と晩酌兼夕食の席がひとしきり賑やかに。

女房はけっこうレアなハシビロコウとシーラカンスを引き当て大喜び、私も「超」とまではいきませんが出現率低めのこれに遭遇。

カブトガニ。
出る確率もそうですが細いしっぽが包装の中で折れやすく、こういう完全品にあたるとラッキーなんだそうです。

「マンボウ3兄弟」。

右端と左端のでは微妙に膨らみ方が違っていて、真ん中にいたってはぺっちゃんこ！
「栄養不良のマンボウだねー」「おっとっと食べた方がいいじゃないの」なんて家族で言い交わし、ひと時飽きることがありませんでした。

形を楽しむお菓子だとほかにギンビス『たべっ子どうぶつ』ロッテ『コアラのマーチ』が有名ですが、どちらも甘いお菓子。おやつ・お茶うけには最適でも、お酒にはちょっと合いません。

そこへいくと『おっとっと』はうすしお・コンソメ味とも、ビールととても相性がいいのです！
まさに「魚の形をした、酒の肴」。

猫と『おっとっと』

わが家の人間たちの目と舌を楽しませてくれた魚型スナック、リアル猫の反応はどうでしょうか。

夜食を期待して食卓のそばに控えているこまちの鼻先に、『おっとっと』を近づけてみます。最初はキョトンとしていましたが、

おっ、興味を示してきたぞ。

だんだん寄り目になってきているのが面白い。

こまちが参加してくれていい写真が撮れましたが、「猫とおっとっと」と言えばあのCM思い出す方多いのではないでしょうか。

幼い兄妹が「これ俺んだから、食べんなよ」「こっちはあたしの分」と、『おっとっと』のとりっこをしている。
お母さんが「そんなにとられるの嫌だったら、名前書いとけば」と言うのを聞いた猫が後ろ足で立ち上がり、筆ペンでお菓子の一つに「タマ」と書いてポイっと箱の中に戻す…。

どこかに動画ないかなと探してみたところ、単体ではありませんがYouTubeにこういうものがアップされていました。

☆『2000年代前半生まれが懐かしいCM BEST100』
https://www.youtube.com/watch?v=hzFoDmmbZyQ&t=2016s

この32分46秒からが、『おっとっと』の猫CM。
※動画は投稿者・運営等の都合により削除されることがあります。ご了承ください。

久しぶりの魚型スナックで食卓の話題が盛り上がり、家族で懐かしCMを観て楽しく過ごすことができました。
税込150円ほどで味わえる、一家団欒。
あなたもぜひご近所で『おっとっと』お求めになり、親しい方とひと時愉快な語らいをなさってみてはいかがでしょう。

入船亭扇治拝

タグ：猫　イラスト　落語

思わぬプレゼント、2023年LINEの「父の日」演出

スマホで同居人へのメッセージを送る黒猫こまち。

今日は6月18日、令和5年の「父の日」なんです。

見直しもできる
LINE父の日演出

前夜お酒の席があった私は父の日当日寝坊して、起き出したのは午前10時過ぎ。 もぞもぞとスマホチェックしていると、LINEの家族用グループトークに女房・娘・倅からメッセージが届いていました。

ありがとう、みんな。 頼りない父親には過ぎた言葉、噛みしめてまた頑張るよ。

感動しながら開いた家族LINE、父の日用アニメーションの演出があったのですが起き抜けで頭がボーっとしており、はっきり見極めらませんでした。
そんな時は大丈夫、メッセージ内の下線付き青字部分をタップすると、アニメーションを最初から見直すことができます。

背景の色が変わり、トコトコ出てきた熊のブラウンが黄色いバラの花束を振ってくれる。

吹き出しにブラウンが隠れてしまっているので、ほとんどトークがない「自分用」ルームにメッセージを送ってみます。

天気のいい日曜日昼近く、赤い目を擦りながら自分で自分に父の日メッセージ送っているおっさん。
傍からみると失笑ものでしょうが、この歳になると色んなことに興味を持つのも大事ですからね。

※2023年LINE父の日演出は、6月19日午前11時まで見ることができます。

父の日演出の
キーワードは？

三つのパターンでメッセージ送ると、「ありがとう」だけではアニメーション起動のキーワードにならないことがわかります。

「いつもありがとう」単体はキーワード、これに「お世話になりまして」などの語を足すと父の日メッセージとはやはり認識されません。

LINE公式によると、父の日演出用のキーワードは10種類。

①父の日
②いつもありがとう
③ ファーザー
④パピー
⑤ 親父
⑥おとん
⑦父さん
⑧ おとっつぁん
⑨とうさん
⑩パパ

「いつもありがとう」は父の日に関係なく使われることもあると思うんですが、まぁかわいいアニメーション見て怒る人もいないから問題ないのでしょう。

リアル黒猫も
父の日にプレゼントを？

ふむふむ、LINE父の日演出について調べ、こうして記事にすることができたぞ。 思いもよらぬネタ提供をしてくれた家族に、改めて感謝。

さて家族といえばもう一人・わが家のリアル黒猫がいますが、彼女は冒頭イラストのようにスマホでメッセージ送ってはくれません（送られてきたら、嬉しいけど怖い）。

でも恩着せがましいこと言うわけではありませんが、こまちの面倒は仔猫の頃から私よく見てきたつもり。 遊んでご飯あげてトイレきれいにして。
下手すると、人間の子どもたちより最近は手をかけているのではないでしょうか。

君も家族の一員として、父の日に参加してくれたら嬉しいなぁ…。 なんて同居人の胸の内を察したのか、こまちが素敵なプレゼントを持ってきてくれましたよ！

珍しい静岡産茶葉を使い猫好き心くすぐるパッケージの、『ね紅茶』。

こまち「この香り高いお茶と、肉球型クッキー召し上がれ」。

私「ありがとう、こまち。 お父さん嬉しいなぁ、喜んでいただくよ。
君も一緒に、午後のCIAOちゅ～るいってみるかい？」

そんなこと言っているうちに、当猫は…。

フアアアぁ～っ、
こっちが飲まれるような大あくび。

こうしてわが家今年の父の日は、呑気にまったり、過ぎていくのでした。

入船亭扇治拝

タグ：猫　インターネット

新参のキャットスーパースターに、黒猫いたって平常心

神棚に祀られた超有名猫キャラクターに向かい、恭しく柏手を打つ黒猫こまち。

初めてのSNSプチバズり

こまちが拝んでいたのは、この人。

ハートの金具付けた、キティちゃんマスコットキーホルダー。
某所の路上フリーマーケットでレジャーシートからはみ出しそうになっているのが目に留まり、不憫に思った女房が連れて帰ってきました。

いずれキティラーの知人のところへでもお嫁に出すことになるかもしれませんが、今はうちの猫。

頭の金具が重くて自立できないので、ヤマト運輸マスコットたちに介添えしてもらい改めて皆様にご挨拶。

このハートキティちゃんとわが家のこまちとの、ツーショット画像。

これに

「有名猫にピント奪われ、警戒心露わな黒猫。大丈夫、どんなスターキャットより君がうちでは一番の猫だよ」

という意のコメント付けて、Twitterに投稿したところ。
本稿執筆時点で表示回数2万・「いいね」の数1700超えという反応が！

普段はどう頑張っても1000表示・100いいねが精一杯の弱小噺家SNSとしては、初めて経験する「プチバズり」。
バズった理由の一つは何といっても、世界的有名猫キャラクターに関する呟きだったからででしょう。
「キティちゃん」のワードと画像をTwitterの管理AIが認識し、この呟きを世界中にいるキティ・ホワイトファンにも拡散。タイムラインに表われる頻度が上がり、露出といいねの増加に繋がったと考えられます。

SNSでバズる方策の一つとして「インフルエンサーに絡め！」という教えがありますが、今回の私はたまたま気づかないでそれを実践していたことに。
※この時の呟きは

☆https://twitter.com/senjitonaraban1/status/1668183106107609090

でご覧いただけます。

もう一人のキティちゃん

そんなわけで来て早々にお世話になったサンリオの猫さんですが、実はわが家にはもう一人、キティちゃんがいらっしゃるのです。

某有名女子大オリジナルの、シスターキティちゃん。彼女は自分で立てるのですが、大きさをわかっていただくためにもクロヤマさんシロヤマさんに並んでもらいました。

このシスターは、以前仕事でご一緒した大学関係者の方から頂戴したもの。
もううちに来て10年以上になり、幼かった頃の子どもたちとこまちの相手を本当によくしてくれたので、今やすっかりあちこち剥がれたりほつれたり。

苦労の色は顔にも表れ、ハートキティちゃんと並ぶとまるで別猫。

今日まで身を粉にしてわが家の者たちに尽くし続けてきたこの人にも、改めてお礼を申し述べておきました。

新しいキティちゃん
リアル黒猫の反応

今のこまちは7歳ですから、新しく来たキティちゃんにもいたって大人の対応。 最初こそ警戒していましたが、自分より小さいものだとわかると特に気にする素振りもなし。
そうなると人間の方は身勝手なもので、仔猫の時みたいにじゃれついて遊ぶとまでいかなくても、ある程度はこまちにもマスコットと絡んでもらいたい。

ちょうど今当猫はお気に入りの高所で昼寝の態勢に入ったところなので、睡魔に襲われている隙をねらってハートキティちゃんともう1回一緒に写真撮影。
とぐろを巻いているこまちのそばにそーっと置いてやると…。

「なに、アタシ眠いんだけど」迷惑そうに寝返り打ちながら。

やがて眠気には勝てず、大きなあくびと伸びを一つ。

そのまま目を閉じると、キティちゃん顔に寄せたままスヤスヤ。

かたや世界中で愛される有名猫キャラ。公式ホームページには、誕生日や特技などキティちゃんの詳細なプロフィールが掲載されています。
こまちの方は、誕生日すら推定でしかわからない一介の保護猫。
社会的地位（？）はまるで違う子たちですが、「猫」であることは一緒。
すぐ傍らにスーパースターがいても平常心でまどろむこまちは、なかなかの大人（猫）物なのかもしれません。

網戸風猫おさな子の眠りかな

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。よろしければまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

タグ：猫　写真

芳醇チーズと猫イラストで、豊かなスイーツタイム！

かわいい猫の箱を前に、喜ぶ黒猫こまち。

贅沢芳醇
猫が焼くお菓子

この箱はどちらも、株式会社シュクレイのスイーツブランド『neko chef（ネコシェフ）』のお菓子。 新宿西口小田急エースに催事出店しているのを、女房が見つけて買ってきてくれました。

茶色猫が描かれた箱の中には、チェダーチーズを贅沢に使ったクッキー。

ロシアンブルーの子がポーズをとる箱には、カマンベールチーズの香り高い肉球型のフィナンシェが。

それぞれかわいくてお洒落な、猫のイラスト入り個包装で入っています。

クッキーのイラストになっているのが、お菓子の作り手である『ネコシェフ』。
フィナンシェのロシアンブルー猫は、街のお屋敷に住むお嬢様『ソフィ』。

街はずれの工房で、日々お菓子作りに精出すネコシェフ。
彼はある日工房の前を通りかかったソフィに一目惚れ、思い切って街へ出ると彼女に自分の焼いたお菓子をこっそり届けます。
芳醇な味に感激したソフィはそれからシェフのお菓子を楽しみに待つようになり、やがて二人の間にはほのかな恋心が芽生えて…。

という物語で展開される、おいしくて楽しくてかわいい『ネコシェフ』の世界。

公式ホームページで商品画像や猫たちのイラスト見るだけでも、ワクワクしますよ！

☆『ネコシェフ公式ホームページ』

リアル黒猫も
ソフィがお気に入り

この記事用の撮影をしていると、「あっ、新しい袋と箱だ！」目ざとく気づいたリアルこまちが参戦してきました。
まずはカラフルなイラストロゴが入ったネコシェフ特製紙袋、様子をうかがってから中にすっぽり収まってご満悦。

続いて、ソフィが描かれたフィナンシェの箱とツーショット。

お、色がちょっと似ている女の子どうしだからでしょうか。いつもこういう形で記念撮影する時よりも、心なしか柔らかい表情。

ソフィと目を合わせ、何か語らっているよう。

そしてソフィと同じポーズをとって「どう、似てる？」とアピール。

わが家の黒猫も一目惚れのネコシェフスイーツ、お値段はそれなりにしますがお味とパッケージともにいい仕事がしてあります。

実店舗は東京駅八重洲北口『東京ギフトパレット』1軒のみ、ネット通販は『yahoo！ショッピング』等で取り扱いがあり。
そのほか東京を中心に毎月各所で催事出店されており、公式ページのトップに情報が出ています。

チーズの味と香りが際立つ、ちょっと贅沢な猫コンセプトの焼き菓子。
お近くにお店が出た時は、ぜひ覗いてごらんになることをお勧めします。

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。よろしければまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

タグ：おすすめグルメ　猫