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台湾ソウルフード・3D猫との出会い~2024年迎春クルーズ乗船記その⑥~ [旅のアルバム]


2024年迎春クルーズ中の客船にっぽん丸、1月2日早朝に基隆(キールン)へ入港。
基隆入港.jpg
最近改装されたばかり、クルーズ船が同時に2隻停泊でき周辺に商業施設が多い賑やかな基隆港。
港のにっぽん丸遠景.jpg

初訪問の台北で
地元人気グルメに舌鼓

台湾での3日目は、ご案内役の歴史学博士S先生・イラストレーターのM女史とともに客船ターミナルからすぐの駅から台湾鉄道の列車に乗り台北へ向かいます。
台湾鉄道に乗る.jpg

基隆から直通で45分ほどで、台北到着。台湾最大都市のターミナル駅ですから、吹き抜けのコンコースなど実に立派。
台北駅構内.jpg



同行お二人のお目当ては、まずこちら。海産物の問屋などがひしめく”台湾のアメ横”、『 迪化街(ディーホアジェ)』。
商店街入り口.jpg
S先生は台湾に来ると必ずここに立ち寄り、決まった店でカラスミをお買いになるのだそうです。

”昔ながらの台湾が残る街”として知られるこのエリアでは、往時を偲ばせるバロック調の建物がそこかしこに。
趣のある建物.jpg

そんなビルの一つに入っている、全家ファミリーマート。
豪華な建物のファミマ.jpg
私が今まで見たうちで、一番荘厳な雰囲気のファミマでした。

迪化街の中ほどにある永楽(ヨンラー)市場、大勢の観光客・地元の方々で賑わっています。
永楽市場.jpg



買い物をすませたS先生M女史と合流し、次に目指すは台湾庶民グルメの一つ・中国福州市発祥の焼き肉まん「胡椒餅(フウチャオビン)」の店。

饒河街(ラオハージエ)夜市の屋台から始まった『福州世祖(フーゾウスーズゥ)胡椒餅』、何店舗かあるうち私たちが訪れたのは台北駅から徒歩5分ほどの重慶店。
胡椒餅店頭.jpg

11時の開店少し前に行ったら、一番に並ぶことができました。
たちまち行列が.jpg
その後どんどん行列が伸びていき、人気のほどがわかります。

待っているうちにも、店員さんが分業制で手際良く次々と肉まんじゅうを包み上げていく。
仕込み完了.jpg
それをこういう窯に入れ、タンドリー料理のように内側にはりつけてこんがりと焼き上げるのです。
焼き上がった胡椒餅.jpg

S先生から「1個60元だから、今のうちに用意しとくといいよ」と教わり、ワクワクしながら小銭を握りしめて待つ私。
握りしめる60元.jpg
コインから、湯気があがりそう。

開店の11時になるとどこからともなく現れた電話予約の方が、私たちの前に30個くらい箱買いしていったのでちょっと心配しましたが…。無事、その日一番に焼けた胡椒餅を行列の先頭でゲットすることができました!
手に持った胡椒餅.jpg
S先生に持っていただいて撮影、ご協力ありがとうございます。

お味の方は、色んな方がSNSやブログで書いてらっしゃる通り。
表はパリッ中はモチモチの食べ応えある生地・胡椒などスパイスの効いた豚ひき肉の餡が相まって、食べ進めるほどに口中が幸せになる逸品でした。

最初S先生とMさんが「台湾に来たら、胡椒餅ははずせないよねー」と話しているのを聞いた時は正直(それほどのもんでもないだろう)と思っていたのですが、いやいや前言撤回。
基隆から往復2時間近く費やしても、じゅうぶん賞味するだけの価値があります。

異国の地で
飛び出す猫に遭遇

本当はここからS先生おすすめ小籠包(ショーロンポー)の店まで足を延ばしたかったのですが時間的にちょっと慌ただしく、今回は基隆まで戻って違う店を探すことに。

帰りの車中、向かい側に座っていた年配の女性がこちらが日本人だとわかるとこういうものを鞄から出して、私たちに渡してくれました。
いただいたバナナとミカン.jpg
その方の庭でとれた、かわいいバナナとミカン。

台湾ではある年代以上の人は親日感情が強いと聞いていましたが、こういうことなんですね。



さて基隆に帰ってから客船ターミナル前に広がる夜市を、目を皿のようにして方々歩いてみたのですが…。
夜市基隆.jpg
残念ながら、そのものずばり小籠包を看板にしている店は見つけられませんでした。

案内してくださったS先生は「台湾初めての扇治さんには是非こちらの小籠包食べてもらいたかったのに、すいませんね」と恐縮してらっしゃいましたが、とんでもない。
台湾の電車に乗って台北まで行き、 迪化街で写真撮ったり胡椒餅を味わうことができた。大変充実した旅にしていただき、本当に感謝しております。



小籠包は次回のお楽しみというところで同行のお二人とは別れ、私はもう一度基隆駅の方へ戻ります。

実は行きに目をつけていた撮影スポットがあったので。
飛び出す猫基隆.jpg
駅舎並びの商業ビルの上に掲げられた湾曲3Dビジョン、そこに映し出される巨大でかわいい猫!

新宿東口にいる名物猫のお仲間が、こちらにもいたのです。

雑踏をかき分け猫が画面に登場するのを待ち、デジカメのズームを駆使してなんとかモアレを発生させず全編撮影することができました。

日本で流れているのと同じかもしれませんが、私にとっては台湾の地で3D猫に出会えたというところに値打ちがあります。
よろしければ皆様も、以下のYouTubeリンクより動画ご覧ください。
https://youtu.be/x5zMIPSvK0E

こま正面アイコン笑い.jpg

シリーズで綴っております乗船記、いよいよ次記事・その⑥にて大団円の予定。
ぜひこの続きもご一読のほどを。

※本乗船記シリーズ他記事
☆『久しぶりのにっぽん丸、台湾へ向けいざ出港!~2024年迎春クルーズ乗船記その①~

☆『デッキからの風景と豪華な食事で、航海日も退屈知らず!~2024年迎春クルーズ乗船記その②~

☆『台湾初上陸は、サプライズ昼食と楽しい街歩きから~2024年迎春クルーズ乗船記その③~

☆『ミニ船旅で訪問する港町、台湾旗津島~2024年迎春クルーズ乗船記その④~

☆『旗津島フェリーからの眺めとご当地ドリンクを満喫、そして想定外の出港~2024年迎春クルーズ乗船記その⑤~

☆『船上でお客様から留守番猫に、素敵なプレゼント!~2024年迎春クルーズ乗船記その⑦~


波の罫線.png

入船亭扇治・記

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