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雄大な「360度海のパノラマ」に囲まれて、小市民噺家のささやかな冒険~豪華客船夕食での”おかわり”初体験! [旅のアルバム]


鹿児島県海の絶景・錦江湾を周航する、客船にっぽん丸。
船の行く手には、
雄大な桜島。

デッキから臨む桜島.jpg


お天気に恵まれ、順風満帆の船旅は続きます。


「航海日」は
360度海のパノラマ満喫デー

4泊5日以上のクルーズだと、航路の関係等で終日航海という日があります。
寄港予定がないそんな時こそ、船旅ならではの楽しみを満喫するチャンス!
おいしいお食事、船内イベント。
そしてデッキから臨む、船の周囲に広がる海のパノラマ。

360度水平線に囲まれいつまでも見飽きない、波のうねりや空ゆく鳥の姿など。
令和3年『ぐるり九州クルーズ』3日目日中は、錦江湾周遊。
島や岬の風景も眺めていると、あっという間に時が過ぎていきます。


「薩摩富士」とうたわれる、日本百名山の一つ開門岳。
開聞岳.jpg

湾内はイルカの生活圏、また自衛隊の施設があるところから。
「タイミングがよければ、イルカと潜水艦のツーショットが見られるかもしれません」
というアナウンスが、朝の船内に流れました。

お客様も私も楽しみにしていたのですが、その時は両者とも残念ながら遭遇の機会を得ず
そこで佐多岬の画像に、特別出演してもらうことにしました。
佐多岬 イルカと潜水艦競演.jpg

イルカは
青空を背景にゆったり停泊、絵になる豪華客船の画像で遊んでみよう!
の「変化する画像クイズ」にも登場しています。
正解は近日中に発表しますので、もう少々お待ちください。


お昼は古式ゆかしき
「神楽弁当」

その日のお昼はにっぽん丸名物の一つ、「神楽弁当」。
その昔やんごとなき方々が、お神楽見物の折に召しあがった豪華お重。
それをイメージした、ごちそうがぎゅっと詰め合わされた華やかで楽しいお弁当です。
神楽弁当舌なめずり .jpg

お弁当ですから、持ち帰ってお部屋や指定のデッキなどでいただくもよし。
展望ラウンジで海を眺めながら召し上がる方、けっこうお見かけしました。
今回私はダイニングで頂戴しましたが、次はぜひ海風に吹かれながら食べてみたいものです。


春の香りがいっぱい!
にっぽん丸和膳

豪華弁当で大満足のお腹も、海や島を眺めながらデッキを散策しているといい塩梅にこなれてきて。
島影に沈む夕陽を眺めながら、夕食の時刻を迎えます。

3日目は、会席膳の「にっぽん丸和膳」。
この日は高座が昼間でおしまいだったので、日本酒お供にゆったり席に着く私。

先付は、
いきなりラッキー!
鰻の先付.jpg

大好物の鰻、
それも鹿児島県産。
竹炭と焼き茄子のソース、鰻の形に添えられています。

洋食のコースでも和食膳でも、こういった”食の遊び”は心を豊かにしてくれるもの。


冷皿の「合鴨と春野菜」、おそらく花畑を舞う蝶をかたどってあるんでしょうね。
合鴨の冷皿 .jpg

お造り・蒸し物・揚げ物、いずれも九州ゆかりの食材を使った繊細で奥深い味わい。
膳は進んで、メインの鍋物にさしかかります。

今宵のお鍋は、 宮崎県産・麦豚のしゃぶしゃぶ!
しゃぶしゃぶ準備完了.jpg


豪華客船の会席、
「肉のおかわり」に挑戦!

この度の航海記・シリーズ③では、長く乗らせてもらっている船での初体験=オーシャンダイニングでの朝昼食についてご報告しました。
実は今回もう一つ、初挑戦してみたいイベントがあったのです。

それは、”にっぽん丸和膳のしゃぶしゃぶで、肉をおかわりしてみること”。

これまで何度も頂戴したことがある、和食会席の鍋料理。
後に高座を控えていたりすることが多く、すき焼き・しゃぶしゃぶ・陶板焼きなどで未だかつて肉のおかわりはした経験がない私。

献立表にはちゃんと、
※お肉のおかわりもございます。
係にお申し付けください。
と書かれています。

今夜はお酒も3本とって、船の売り上げにも微力ながら貢献しているんだからな。 1回くらいおかわり所望しても、罰はあたらないだろう。
そう心に決めて、まず最初のお肉にとりかかります。
しゃぶしゃぶ.jpg

旬の野菜盛り合わせと一緒に運ばれてきたお肉は、豚バラとロースが3枚ずつ・計6枚

麦の香りが漂うきれいな肉片は、歯応え舌触りと火の通りやすさのバランスがとれた絶妙の厚み。


「しゃぶしゃぶ食べ放題」で
店に勝つ方法は?

本題の前に、ちょっと寄り道。

ここで唐突ですが、街でよく見かける「しゃぶしゃぶ食べ放題」のお店。
2時間で2980円なんて価格設定で、基本セット食べたあといろんなお肉を各種追加した場合。

どれくらいおかわりすると、店側は「やべっ、原価割っちゃう」と危機感を覚えるのでしょうか。
タベホしゃぶしゃぶ店でのバイト経験がある人から、聞いたことがあります。 今から20年近く前ですから、事情はいくらか違ってきているかとは思いますが…。

・一人で仮に10皿以上追加注文されても、店はびくともしない。
20皿の声を聞くと「あのお客さん、よく召し上がるねぇ~」と、厨房で話題になり始める。
30皿を超えると、「店長と相談しようかな」と思う。

こんな台所事情のお店が、多いそうです。
当然、店が損するような価格設定するわけないですからね。

お肉は”値段相応”の品質と量、そして重要なのは「お肉の厚み」。
高性能業務用ミートスライサーは、紙を切るように冷凍肉塊をスパスパっと薄―くカット。
ミートスライサー業務用の力.jpg

かなりの枚数食べても、トンカツや生姜焼きのボリュームには遠く及びません。
汗を拭きふきアクをとりながらしゃぶしゃぶしていると、制限時間なんてあっという間

ここは妙に「よしっ、店と勝負だ!」なんて意気込むのではなく。
「好きなお肉を決まった時間内は、あとの会計の心配しないでいいだけ食べてかまわないんだよ」と考えて入店するのが、精神衛生上よろしいかと。


さてにっぽん丸の
「肉おかわり事情」は?

閑話休題、にっぽん丸のダイニングへと戻りましょう。

適度な厚みのおいしいお肉6枚を平らげた私、深呼吸してから近くのウェイターさんに「お、お肉のおかわりを…」 緊張でつっかえながらも、なんとか注文。

お酒ちびちびやりながら追加が来るのを待っている私の脳裏に、ふとある疑問がよぎります。
・おかわりの肉って、何枚来るんだろう?
・2回以上、追加頼むことは可能なのか?

ああ、自分で書いていて顔から火が出る思い。

普通だったら生涯一度乗れるか乗れないかの豪華客船、仕事で乗せてもらって何をセコい心配してるんだオレは。
でも典型的小市民としては、やっぱり気になるなぁ。
ドキドキ…。

待つこと数分、運ばれて来たお肉はこちら。
お代りしゃぶしゃぶ.jpg

先ほどの6枚に対し、
おかわりは4枚。

お肉はバラとロース2種類ですから、偶数になることは当然予想してしかるべきでした。食べきれないといけないから、最初より枚数が少なくなることも。
仮にもう一度おかわり頼むと、バラ・ロース1枚ずつ盛ってあるのでしょうか。

とてもその時の私には、”にっぽん丸での3回目の肉おかわり”にチャレンジする気持ちとお腹の余裕がありませんでしたので。
10枚の、麦豚さんの命をいただいて。 ご飯と止め椀・そして甘味の「長崎県産 苺のマカロン」で、つつがなく今宵の夕餉完食。
苺のマカロン.jpg

このお菓子も、小人さんの家みたいでかわいいな。 
ごちそうさまでした。

なになに、こまちはもう少ししゃぶしゃぶを食べたい?
じゃあ特別にもうひと皿、頼んであげよう。
君は猫舌なんだから、口の中やけどしないようにね。

しゃぶしゃぶ食べる.gif

野菜も、
ちゃんと食べるんだよー。

波の罫線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝


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子どもや動物たちとの、大切にしたい「宝石のような瞬間」~先代猫想い出アルバム②~ [猫のいる風景]


コロナありきの令和3年も巡ってくる、5月5日「子どもの日」
近所の町会館に飾られた、
かわいらしい鯉のぼり。
会館鯉のぼり狙う.jpg

こまちさん、
そのお魚は食べられないよー。


最強タッグ「子どもと動物」

「かわいくてうまい子役が出ていれば、当たる」
「動物が活躍する作品に、はずれはない」
映画・ドラマの世界で、昔から言われていること。

洋画だとロディ・マクドウォールの名演が光る『わが谷は緑なりき』、健気な仔豚が主役の『ベイブ』など。
わが国でもドラマ『家なき子』や映画『子猫物語』等、ヒット作はたくさんあります。

子どもと動物どちらか片方だけでも、じゅうぶん作品を盛り上げる力を持っている。
ましてやその両者がタッグを組めば、まさに最強・向かうところ敵なし。
当時としては記録的な興行収入をあげた『南極物語』あたり、その典型と言えるのでは。
映画チラシ.jpg

そこで当ブログでも、わが家の子どもと先代猫「こにぼし(こに)」がからむエピソードを取り上げることにしました。
機会あればところかまわず、子ども・孫やペットの写真を人に見せたがる人みたいに。 親バカ×猫バカで読者諸兄にご迷惑おかけしないよう、細心の注意は払いつつ。

それでは、
始まりはじまりー。
※紙焼き写真が元なので、画質が良くないのはご容赦ください。


「わたし、  
 お姉ちゃんなんだからね」

長女より、推定1年3カ月先輩のこに。
気位が高く神経質な彼女にとって、しばしの女房不在後ある日突然やって来た赤ん坊。 初めはかなり、気になる存在だったようです

自分より身体は大きいのに、のべつ泣いてばかりいて。そのくせ私たちからはちやほやされ、”ミルク”なんておいしそうなものもらっている。

個体によってはペットが赤ん坊に嫉妬して、相手に意地悪したり自分がストレスで体調崩すこともあるそうです。

幸いこにの場合はそこまで深刻ではなく、じきに娘との折り合いのつけ方を編み出しました。
それは、あくまでも「自分がこのうちの本当の長女」だという認識。

えっ、口をつけないで水を飲む猫?!~先代猫想い出アルバム①
の記事に書きましたように、亡くなるまで子どもたちには「お姉ちゃんはわたしよ!」と毅然とした姿勢を貫き通していました。
こにちゃんこっちへおいで.jpg


楽しい食事タイムに、
思わぬ闖入者!

そんなこにに対してことに娘の方は、ものごころついてからはちょっと距離を置くようになりましたが。
まだ言葉もろくにしゃべれない頃は、遠慮も恐れもあるはずなし。
こにがやっていることが面白くて、よくあとをついて這いまわっていました。

ある時、こにがご飯を食べようとすると。
こにちゃんこれから食事タイム.jpg

隣から、「何やってんのー」と覗く者がいます。
食卓乱入1.jpg

寝ること・私たちと遊ぶことと並ぶ、猫にとっての楽しみ「お食事タイム」。

神経の細かいこには、近所をちょっと大きな音をたてて車が通っただけで食べるのをやめてしまうほど。
そこへ予想もしなかった闖入者の侵攻、カリカリ盛ったお皿を守ろうとするこに。
食卓乱入3.jpg

おかまいなしに姉を押しのけ、容赦なくどんどん近づいてくる進撃の赤ん坊。

食卓乱入4.jpg
「おいしそう~」と今まさに、カリカリつまんで口に入れそうな娘。
食卓乱入5 .jpg
遠巻きに脇で「わ、わたしのだからね…」と、不安そうに自己主張するこに。

そばで笑いながら、ことの一部始終を撮影していた女房。
娘を向こうへやってからも、こにが再襲来を警戒しながらご飯食べている様子がかわいそうだと。
私たちの夕飯のデザート、チーズケーキをほんのちょっぴりおすそ分け。
チーズケーキご相伴1.jpg
チーズケーキご相伴2.jpg
これでなんとか、機嫌を直してもらいました。


子どもと同居猫、
宝石のような想い出

毎日の子育ては大変ですが、お子さんの愛らしい仕草や言葉はその苦労を吹き飛ばしてくれるはず。

お母さんお父さんが、「きれいな箱に入れて、リボンをかけて大切にしまっておきたい」。
そんな宝石のような場面に、これからもたくさん出会われることでしょう。

子育てに疲れたり壁にぶつかった時は、宝石箱からその想い出を取り出して眺めてみてください。

わが家の子ども二人がお世話になった保育園の先生が、連絡帳に書いてくださった言葉。
娘も倅も無事大学生になってくれた今、本当にその通りだと実感しています。

この記事を書くため昔の写真を整理していて、こんな思いが胸に迫りました。
黒猫こまちの写真や動画は、これからまだどんどん増やしていけますが。
先代猫こにと幼い子どもたちのものは、今手元にあるだけ。

丁寧に大切に、
想い出の宝石箱から
一つずつ取り出して。

こにちゃんとみさきの宝箱.jpg

またこうして、
ご披露していけましたら。
その節はまた、
お付き合いくださいませ。

蔦飾り線.png

ご精読、
まことにありがとうございます。
入船亭扇治拝

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青空を背景にゆったり停泊、絵になる豪華客船の画像で遊んでみよう! [日々雑感]


南の風吹く宮崎へ入港する、客船にっぽん丸。
操舵室上甲板に台を据えてもらい、双眼鏡で海を眺めるこまち。
にっぽん丸船首上部より .jpg

おっと、そんなに手すりから身を乗り出したら危ないよー。


青い空に映える船体

無事着岸・係留完了した、海の大和なでしこ。
宮崎港にて.jpg

『宇宙戦艦ヤマト』もそうですが、船ってこのアングルが本当にカッコいいですよねー。


かつてはプロ野球キャンプ・新婚旅行のメッカ、日本の南国代表だった宮崎県。
その青空を背景に、
絵になるにっぽん丸の船体。

少し距離を置いて、フェニックス越しにパチリ。
南国のにっぽん丸.jpg

さらに高まる、
南国リゾート気分。

もっと離れてみると、

おお!
緑にその巨体を隠した、特撮ドラマのスーパーメカみたい!
緑に隠れる.jpg

思わず
"Thunderbirds are go!"
「マイティ号、発進!」
叫びたくなります。
マイティ号サンダーバード2号発進.jpg



煙を出すだけじゃない!
チャーミングなファンネル

船首ブリッジ部分はもちろん、特徴あるファンネル=船の煙突もにっぽん丸の魅力。
紅い烏帽子.jpg

遠くからでも目立つので、初めての港で外出・道に迷った時の頼れるシンボル
道しるべになる煙突.jpg

方向音痴な私は、特に海外の港で何度かこの赤い煙突に助けてもらいました。

客船だけでなく貨物船・タンカーなど、大型船舶の多くは煙突部分に企業マークや特徴あるペイントをあしらっています。
ファンネル2種.jpg

まさに、
”ファンネルは船の顔”。



みるみる変わる、
豪華客船クイズ!

さて今回は


にっぽん丸の、佐世保停泊風景。
その写真の中で末広がりの8か所が、ゆっくりと変わっていきます。
※画像右下の変化は、一つとカウント。

あなたは最初の再生で、すべて見つけられるでしょうか?

それでは下のスタートボタンを押して、
Let's Challenge!

イルカの罫線.png

答えは近日中に、記事内にて発表します。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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明るく落ち着いたダイニングで、海を眺めながらの優雅な朝昼食~にっぽん丸、もう一つの「食の楽しみ」~ [旅のアルバム]


客船にっぽん丸の、二つのダイニング。
2階の『瑞穂』と、
6階の『春日』。

それぞれに特色あるお食事処、今回は「オーシャンダイニング」春日を訪問。
オーシャンダイニングにて.jpg


夕食は、
上の階お泊まりの方専


私が20年以上乗らせてもらっている、「海の大和なでしこ」。
今度の船旅にして、初の体験をいくつかしてきました。
その一つが、6階オーシャンダイニングでの食事。

私たち出演者が普段訪れるのは、2階のメインダイニング『瑞穂』。
瑞穂全景.jpg

ブルーを基調とした清潔感と開放感あふれる、200人収容可能のレストラン。

それに対して6階の『春日』は、日の出と桜をイメージした明るくも落ち着いた内装。
春日全景.jpg
スペースは瑞穂よりこぢんまりしており、席の配置もゆったり。

定員が限られていますので、夕食はスイートルーム・デラックスルームのお客様専用。
朝昼はそれ以外の方も利用できますが、私は出演者の立場なのでこれまで6階での食事は遠慮してきました。

今クルーズは新型コロナウイルスの影響もあるのか、通常よりお客様の数は少なめ。 混雑する時間帯を避ければ、ほかのお客様のご迷惑になることはなさそうです。
意を決してクルーズ2日目の昼食、念願のオーシャンダイニングへと向かうことに。


海を臨むダイニングで、
初めての食事体験

船関係者の方のお招きで夜に会食したことはありますが、明るいうちに自ら春日の敷居をまたぐのは初めて。

当日のドレスコードはカジュアルですが、失礼のないようジャケット着用
緊張でつい手と足で”オイッチニ”しそうになりながら、係の方に案内され窓際の席へ。

重厚で落ち着いた雰囲気に、食いしん坊のやんちゃこまちもお行儀良く。
春日で座る.gif
本当に、猫をかぶって席に着きます。

この日のメニューは、こちら。
ミールス風ドライカレー.jpg
「ミールス風スパイスドライカレー」。
色とりどりの付け合わせが楽しい、カレー好きの私には食が進むピり辛の一品。

デザートとカットフルーツまでいただき、大満足のランチとなりました。


意を強くして、 今度は朝食

『はじめてのおつかい』のように、自分ひとりでドキドキしながらの春日初ランチ。
無事オーシャンダイニングでの食事を終えた私、2階メインダイニングとはまた違った雰囲気とお料理に感動。

乗船中にぜひもう一度と、
4日目の朝に春日再訪。

今度もお客様あらかた引けたあとだったので、別の窓際席へ。
朝食の席.jpg

窓からは、テラス越しに海を臨みます。
テラス席.jpg

おすすめ料理、にっぽん丸名物パンケーキをオーダー。
にっぽん丸パンケーキ.jpg
軽くて2枚ペロリと食べられますが、特製パンも5.6種類から選ぶことができますので。
パンいろいろ.jpg
いろいろ召し上がりたい方は、注文時に「1枚で」と頼んでおくといいかも。

肉料理と卵料理も、チョイスすることができます。
私はビーフミートローフと、オムレツを明太クリーム・オニオン・チーズのトッピングで。
オムレツとミートローフ.jpg
ホテルダイニング朝食の華、
ふわとろのオムレツ!

いやぁー、おいしくて目が一気に覚めます。

そんな食事で朝の活力を蓄えているうち、船は今航海二つ目の寄港地・宮崎へと。
宮崎港接近.jpg
この続きはまた、
記事をあらためまして。

波の罫線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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船旅ならではの出会いが嬉しい、佐世保上陸記~限られた時間でも楽しめる、クルーズ寄港地体験~ [旅のアルバム]


豪華客船の旅・一日の始まりは、広いダイニングでの優雅な朝食から。
にっぽん丸朝ごはん狙う.jpg

これこれこまち、お行儀よくないよ。


かわいいご当地キャラの、
入港歓迎セレモニー

楽しくしっかり摂ろう、クルーズ船のお食事~船旅を満喫するための、大事なエネルギー源に続く、にっぽん丸『ぐるり九州クルーズ~海からの絶景~』航海記その②。

海の大和なでしこ今航海初めの寄港地は、長崎県佐世保市
昨秋に乗った時は自粛でなかった、寄港先での歓迎セレモニー。
今回の佐世保では密を避けつつ、音楽の演奏に合わせてこのキャラクターが迎えてくれました。

バーガーボーイ君がお出迎え.jpg

『それゆけ!アンパンマン』のやなせたかし先生作、名物「佐世保バーガー」から産まれた”バーガーボーイ”君
アンパンマンに登場する”ハンバーガーキッド”の、親戚かもしれません。

おや、テント張りの観光案内所・お土産即売所の向こうから。
もう一人の、かわいいご当地キャラが登場。
ボコちゃん登場.gif

ボーイ君のガールフレンド、”させぼのボコちゃん”

足元に気をつけて、係員の人に立ち位置へ誘導してもらって。
二人仲良く並んで、私たちに手を振ってくれました。


「港の街」ならでは
佐世保埠頭の色んな顔!

佐世保港三景.jpg

・大型船受け入れ可能の、広い岸壁
・フェリー・定期遊覧船の発着場
・自衛隊の艦船停泊地
・ガントリークレーン立ち並ぶ造船所

場所によって、色んな顔を見せてくれる佐世保の埠頭。

すぐ目の前がJR佐世保駅という、まさに「港ありき」の街にふさわしい立地。
佐世保駅が目の前.jpg

近年整備された、10万トン超の外国船が入れる国際ターミナル。
新型コロナウイルスの影響で、今は受け入れを中止しています。

また以前のように、海外の豪華客船で賑わう日が来ることを願いつつ。
黒猫こまち、
長いプロムナードを散策。
佐世保港散策.gif

仕事なのだから当然、
自由時間短い時も

にっぽん丸佐世保港での雄姿.jpg

「いいですねぇ、お仕事であんな豪華な船に乗れて」。
よくお客様から言われますし、自分でも本当に得難いありがたい経験だと思います。

でも、そこはやはり仕事ですから。呑気に物見遊山三昧、というわけにはいきません。

お客様最優先の船内生活、
乗下船時もそれは同じ。

最後の乗客の方が下りられてから、関係者の上陸許可が出ます。
帰船する際も混雑を避けるため、出港時刻よりかなり早めに戻るように。



今回の佐世保寄港でのオプショナルツアー、メインはハウステンボスでのイルミネーション鑑賞
それに合わせて
・午後1時30分頃入港
・午後10時出港
というタイムスケジュールが組まれていました。

私が佐世保埠頭に下りたったのは、午後2時過ぎ。
夕方5時から、船内にいるお客様向けに一席申し上げることになっています。

午後4時前には戻ろうとすると、陸でのフリータイムは1時間半程度。
いくら駅が目の前でも、土地勘のないところで電車移動するのはよした方がいいでしょう。

まずは取り急ぎの優先事項、生活必需品の補充をすることにしました。
寝酒にするアルコール飲料と、荷物に入れ忘れた下着の買い出し。

幸い佐世保港は再開発で埋め立てられた土地に、大規模なショッピングモールが控えています。
港のショッピングモール.jpg

船から徒歩5分のモールに入っている、スーパーとGUであっという間に用は足りました。
さてこれから、
どうしようか…。
早めに部屋へ戻って、7階デッキで海風に吹かれながら本でも読むか。

いやいや、だがしかし。
せっかく久しぶりのにっぽん丸で来た、初めての港で。
発泡酒と缶酎ハイとパンツ買っただけでおしまいでは、あまりに寂しいではありませんか!

観光地まで行けずとも、普段着の街並みの中の「ちょっといいな・面白いな」という風景。見つけたら、写真に撮ってブログに掲載しよう。
そう決心すると、「佐世保港周辺VOWネタ探し・徒歩1時間20分の旅」へ出発したのでありました。


街の、ちょっとネタになる
看板や貼り紙など

ショッピングモール『五番街』とは反対側にも、歩いていける距離に大きなアーケード街があります。
その間には朝市のたつスペースや、いかにも港街らしい酒場などが立ち並ぶ一画が。

ぶらぶら歩きだしてまず目についたのが、こちらのお店の入り口に目立つ貼り紙。
強気な貼り紙.jpg

名物・貝汁や定食ラーメンなどを、早朝からリーズナブルな価格で提供している『よしだ屋』さん。

快適に食事してもらうために、お店側からいろいろな注意事項が。
思わず「ハイ、わかりました気をつけます!」と背筋を伸ばしたくなるような、きっぱりとした文言。

その隣、調剤薬局兼・医療用品販売店の窓にはこんな告知が。
弱気な貼り紙.jpg

「少量」「若干数」などではなく、”少し 入荷”。
頑張ったんだけど、これだけしか仕入れられなくてすいません…。
『よしだ屋』さんの貼り紙と比べると、妙に低姿勢なのがかわいくてパチリ。



今はひっそりとしているお店が多い、路地裏の歓楽街で。
とまどいながら営業中.jpg
全国各所で度重なる時短要請に、どう対処していいのか”とまどい”ながら営業中のスナック。

中からは控えめな、昼カラオケの音が漏れ聞こえてきました。

そしてこちらも、コロナ禍自粛の影響を被ったのでしょうか。

うらぶれた大使館.jpg
尾羽打ち枯らした、
どこかの大使館。
こういうところにも、経済的援助の手が差し伸べられますよう。



表通りに出ると、『ねこ』という名の雑貨委託販売店のショーウィンドウにこんな子が。
ショーウインドウの猫さん.jpg

価格1200円。
ご縁あって、いい人に買われていくといいね。


夜の出港直前に、
嬉しいサプライズ!

帰船してまず1回目の高座を務め、夕食をいただいてから。
2回目の高座の稽古や打ち合わせ・リハーサル、船内で一番ネット環境のいい7階テラスでの作業など。
こなしているうちに、早いものでもう午後9時20分

間もなくお客様方の、

最終帰船時刻です。

船内が混む前に自室へ戻ろうと、階段を下りてくると。
「あっ扇治さん、
見つかってよかった!


実は入港の時からTさんご夫妻が港にいらしてて、扇治師匠に会いたいとおっしゃってるんですが。 なかなか師匠が捕まらなくて、すれ違いだったんですよー。


今お二人、岸壁で待ってらっしゃいますから。本番前ですけど、これからちょっとだけ下りてもらえませんか?」

顔見知りのツアーディレクターの方が、息を切らしながら声をかけてくれました。

Tさん方は佐世保市ハウステンボス町にお住いの、にっぽん丸常連のお客様。
私も何度かご一緒させていただき、ご贔屓にあずかっております。

にっぽん丸に噺家を紹介してくれている方から、今回私が乗ることを前もって知らされたお二人。
ご自宅から車を飛ばして、愛犬「ムッシュ」君とともににっぽん丸まで来てくださったのです!



ツアーから戻る船客の方を迎える準備で慌ただしい乗降口で、係の方に事情を話して岸壁へ。
無事、Tさんご夫妻と再会。
そのうえけっこうなカステラと、『九十九島せんぺい』お土産に頂戴しました。

こちらから粗品ながら差し上げた、こまちのイラスト入り私のクリアファイル持っていただいて。
まずは、ご夫婦おふたりとムッシュ君で記念撮影。
Tさんご夫妻とムッシュ君.jpg

船スタッフの方が撮ってくださるということなので、私も一緒に入らせていただきましょう。
こまちも一緒に記念撮影.gif

おやおや、
こまちもかい?
ムッシュ君に、ちゃんとご挨拶しなさいよ。

錨の罫線.png

列車や飛行機での旅行とはまた違った、いろんな出会いが待っている船の旅。
明日はどこで、どんな風景や人に会えるのでしょうか。

夜空に響く、大和なでしこの汽笛一声。
にっぽん丸船尾側から .jpg

船はまた、
無限の海原へと。

波の罫線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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