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船旅ならではの出会いが嬉しい、佐世保上陸記~限られた時間でも楽しめる、クルーズ寄港地体験~ [旅のアルバム]


豪華客船の旅・一日の始まりは、広いダイニングでの優雅な朝食から。
にっぽん丸朝ごはん狙う.jpg

これこれこまち、お行儀よくないよ。


かわいいご当地キャラの、
入港歓迎セレモニー

楽しくしっかり摂ろう、クルーズ船のお食事~船旅を満喫するための、大事なエネルギー源に続く、にっぽん丸『ぐるり九州クルーズ~海からの絶景~』航海記その②。

海の大和なでしこ今航海初めの寄港地は、長崎県佐世保市
昨秋に乗った時は自粛でなかった、寄港先での歓迎セレモニー。
今回の佐世保では密を避けつつ、音楽の演奏に合わせてこのキャラクターが迎えてくれました。

バーガーボーイ君がお出迎え.jpg

『それゆけ!アンパンマン』のやなせたかし先生作、名物「佐世保バーガー」から産まれた”バーガーボーイ”君
アンパンマンに登場する”ハンバーガーキッド”の、親戚かもしれません。

おや、テント張りの観光案内所・お土産即売所の向こうから。
もう一人の、かわいいご当地キャラが登場。
ボコちゃん登場.gif

ボーイ君のガールフレンド、”させぼのボコちゃん”

足元に気をつけて、係員の人に立ち位置へ誘導してもらって。
二人仲良く並んで、私たちに手を振ってくれました。


「港の街」ならでは
佐世保埠頭の色んな顔!

佐世保港三景.jpg

・大型船受け入れ可能の、広い岸壁
・フェリー・定期遊覧船の発着場
・自衛隊の艦船停泊地
・ガントリークレーン立ち並ぶ造船所

場所によって、色んな顔を見せてくれる佐世保の埠頭。

すぐ目の前がJR佐世保駅という、まさに「港ありき」の街にふさわしい立地。
佐世保駅が目の前.jpg

近年整備された、10万トン超の外国船が入れる国際ターミナル。
新型コロナウイルスの影響で、今は受け入れを中止しています。

また以前のように、海外の豪華客船で賑わう日が来ることを願いつつ。
黒猫こまち、
長いプロムナードを散策。
佐世保港散策.gif

仕事なのだから当然、
自由時間短い時も

にっぽん丸佐世保港での雄姿.jpg

「いいですねぇ、お仕事であんな豪華な船に乗れて」。
よくお客様から言われますし、自分でも本当に得難いありがたい経験だと思います。

でも、そこはやはり仕事ですから。呑気に物見遊山三昧、というわけにはいきません。

お客様最優先の船内生活、
乗下船時もそれは同じ。

最後の乗客の方が下りられてから、関係者の上陸許可が出ます。
帰船する際も混雑を避けるため、出港時刻よりかなり早めに戻るように。



今回の佐世保寄港でのオプショナルツアー、メインはハウステンボスでのイルミネーション鑑賞
それに合わせて
・午後1時30分頃入港
・午後10時出港
というタイムスケジュールが組まれていました。

私が佐世保埠頭に下りたったのは、午後2時過ぎ。
夕方5時から、船内にいるお客様向けに一席申し上げることになっています。

午後4時前には戻ろうとすると、陸でのフリータイムは1時間半程度。
いくら駅が目の前でも、土地勘のないところで電車移動するのはよした方がいいでしょう。

まずは取り急ぎの優先事項、生活必需品の補充をすることにしました。
寝酒にするアルコール飲料と、荷物に入れ忘れた下着の買い出し。

幸い佐世保港は再開発で埋め立てられた土地に、大規模なショッピングモールが控えています。
港のショッピングモール.jpg

船から徒歩5分のモールに入っている、スーパーとGUであっという間に用は足りました。
さてこれから、
どうしようか…。
早めに部屋へ戻って、7階デッキで海風に吹かれながら本でも読むか。

いやいや、だがしかし。
せっかく久しぶりのにっぽん丸で来た、初めての港で。
発泡酒と缶酎ハイとパンツ買っただけでおしまいでは、あまりに寂しいではありませんか!

観光地まで行けずとも、普段着の街並みの中の「ちょっといいな・面白いな」という風景。見つけたら、写真に撮ってブログに掲載しよう。
そう決心すると、「佐世保港周辺VOWネタ探し・徒歩1時間20分の旅」へ出発したのでありました。


街の、ちょっとネタになる
看板や貼り紙など

ショッピングモール『五番街』とは反対側にも、歩いていける距離に大きなアーケード街があります。
その間には朝市のたつスペースや、いかにも港街らしい酒場などが立ち並ぶ一画が。

ぶらぶら歩きだしてまず目についたのが、こちらのお店の入り口に目立つ貼り紙。
強気な貼り紙.jpg

名物・貝汁や定食ラーメンなどを、早朝からリーズナブルな価格で提供している『よしだ屋』さん。

快適に食事してもらうために、お店側からいろいろな注意事項が。
思わず「ハイ、わかりました気をつけます!」と背筋を伸ばしたくなるような、きっぱりとした文言。

その隣、調剤薬局兼・医療用品販売店の窓にはこんな告知が。
弱気な貼り紙.jpg

「少量」「若干数」などではなく、”少し 入荷”。
頑張ったんだけど、これだけしか仕入れられなくてすいません…。
『よしだ屋』さんの貼り紙と比べると、妙に低姿勢なのがかわいくてパチリ。



今はひっそりとしているお店が多い、路地裏の歓楽街で。
とまどいながら営業中.jpg
全国各所で度重なる時短要請に、どう対処していいのか”とまどい”ながら営業中のスナック。

中からは控えめな、昼カラオケの音が漏れ聞こえてきました。

そしてこちらも、コロナ禍自粛の影響を被ったのでしょうか。

うらぶれた大使館.jpg
尾羽打ち枯らした、
どこかの大使館。
こういうところにも、経済的援助の手が差し伸べられますよう。



表通りに出ると、『ねこ』という名の雑貨委託販売店のショーウィンドウにこんな子が。
ショーウインドウの猫さん.jpg

価格1200円。
ご縁あって、いい人に買われていくといいね。


夜の出港直前に、
嬉しいサプライズ!

帰船してまず1回目の高座を務め、夕食をいただいてから。
2回目の高座の稽古や打ち合わせ・リハーサル、船内で一番ネット環境のいい7階テラスでの作業など。
こなしているうちに、早いものでもう午後9時20分

間もなくお客様方の、

最終帰船時刻です。

船内が混む前に自室へ戻ろうと、階段を下りてくると。
「あっ扇治さん、
見つかってよかった!


実は入港の時からTさんご夫妻が港にいらしてて、扇治師匠に会いたいとおっしゃってるんですが。 なかなか師匠が捕まらなくて、すれ違いだったんですよー。


今お二人、岸壁で待ってらっしゃいますから。本番前ですけど、これからちょっとだけ下りてもらえませんか?」

顔見知りのツアーディレクターの方が、息を切らしながら声をかけてくれました。

Tさん方は佐世保市ハウステンボス町にお住いの、にっぽん丸常連のお客様。
私も何度かご一緒させていただき、ご贔屓にあずかっております。

にっぽん丸に噺家を紹介してくれている方から、今回私が乗ることを前もって知らされたお二人。
ご自宅から車を飛ばして、愛犬「ムッシュ」君とともににっぽん丸まで来てくださったのです!



ツアーから戻る船客の方を迎える準備で慌ただしい乗降口で、係の方に事情を話して岸壁へ。
無事、Tさんご夫妻と再会。
そのうえけっこうなカステラと、『九十九島せんぺい』お土産に頂戴しました。

こちらから粗品ながら差し上げた、こまちのイラスト入り私のクリアファイル持っていただいて。
まずは、ご夫婦おふたりとムッシュ君で記念撮影。
Tさんご夫妻とムッシュ君.jpg

船スタッフの方が撮ってくださるということなので、私も一緒に入らせていただきましょう。
こまちも一緒に記念撮影.gif

おやおや、
こまちもかい?
ムッシュ君に、ちゃんとご挨拶しなさいよ。

錨の罫線.png

列車や飛行機での旅行とはまた違った、いろんな出会いが待っている船の旅。
明日はどこで、どんな風景や人に会えるのでしょうか。

夜空に響く、大和なでしこの汽笛一声。
にっぽん丸船尾側から .jpg

船はまた、
無限の海原へと。

波の罫線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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