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桜の花びらを前にした猫の、意外な反応!~令和3年花見体験記・番外編 [猫のいる風景]

遠山の金さん猫.jpg

お白洲で、決めの花吹雪を舞わせる名猫奉行。

人間・ことに日本人の心に深く根付いている、桜という花。
猫にとっては、どんな存在なのでしょうか。


先代とは正反対、
「洗面器桜」への反応

「コロナありき」の花見・春の上野公園突入体験記(前編)〜桜名所に射す光と影
春の上野公園突入体験記(後編)~感染拡大防止を心がけつつ、節度を守って楽しい花見!
前後編でお届けした 令和3年上野公園花見事情、その取材行。
イラストこまちは本当によく協力してくれましたが、リアルの方はうちで留守番。

普段からお世話になっているブログ共同執筆猫にも、お花見気分味あわせてあげたい。
そんな思いで、上野で地面に散り敷いていた桜の花びら。手にひとつかみ分、袋に入れて持って帰ってきました。



今でも私の脳裏に残る、わが家の先代猫・こにぼし(こに)のこの姿。
こにちゃんと桜.jpg

ボウルに桜の花びらを入れて、くるくるかき回してやると。
こには嬉しそうに、前脚と鼻先で桜をちょんちょんつついて遊んでいたものです。

動画でないのが、
かえすがえすも残念。

その印象が強いので、こまちもさぞ喜んでくれるだろうと。
花びらが傷まないよう、気をつけて上野から持ってきたのですが…。

結果は、この通り。

いちおう花の動きは目で追っていますが、あまり興味示さず。
「お父さん、なにやってんの?」と言いたげな眼差しで、こちらを向きます。


多少やらせでも…

愛猫が花と戯れる光景、
撮影して掲載しよう。

そう記事の皮算用していたのが、これでは構想が根底から崩れ去ってしまうではありませんか。

そこで窮余の一策、”いい絵を撮るための演出”=「やらせ」発動。
こまちお気に入りの紐で誘い込み、自分から進んで洗面器に前脚入れたところでシャッター切ろうという魂胆。

これが本当の、
”サクラを使った撮影”。

ジャーナリストとしては褒められた行為ではありませんが、かわいい場面撮れたら読者の方も大目に見てくださるだろう。
そう自分に言い聞かせながら、作戦を決行するも…。

またもや、玉砕。

こまちは身体が濡れるのはあまり気にしないのですが、桜入り洗面器はどうもお気に召さないようです。


乾いた花びらに、
意外な反応

せっかくはるばる上野から持ってきた花びらなんだし、何よりも命あるものすべてが光り輝く春爛漫。
なんとかして、こまちにも桜の風雅を感じてもらいたい。

そこで洗面器に入れないでとってあった、乾いた花をかんざしにしてあげると。

桜のかんざし.gif

ああ、あからさまに迷惑そうな表情。

あまりしつこくして、当猫のストレスになってはいけません。
もう高望みしないで、とにかく「桜と猫」のツーショットさえ撮れればいいや。

桜をなん片かこまちの前に並べて、スマホカメラ構えなおしていると。
眼前の花びらを見たこまちが、こちらの予想もしない反応を示したのです!

サイズが大きな動画なので、YouTubeでご覧ください。


こまち3連アイコン.png

初めは匂いかいでいるだけかと思ったら、そのうちにむしゃむしゃと桜を食べ出したではありませんか!


桜の花、
猫が食べても大丈夫?

ユリ・チューリップ・ポインセチアなど。
花によっては猫に有害な成分が含まれています。

慌ててそれ以上こまちが食べないよう、桜の花を回収。
続いて桜は猫が口にして問題ない花なのか、ネットで検索。

調べた範囲では、特に危険はないようで一安心。
食べてから中2日たった現在も、当猫にも別段変わったところはなく。 元気にご飯を食べて遊び、人間のおかずを狙っています。

「桜を食べる猫もいる」ことがわかっただけでも、今回の試みは収穫あり。

私に付き合ってくれたこまちは、「もういいですか~」と眠そうな顔。
はいはい、今日の取材はこれで終了。
お疲れ様、
協力ありがとう。

最後にもう一度だけ、桜と記念撮影して。
桜とこまち.jpg

令和3年のお花見は、これで納めといたしましょうか。
来年もまた、心穏やかに花を愛でられますよう。

桜罫線淡い760.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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