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朝寝する猫の”逆『寝床』”に、人間は小弱り…。~猫柄シーツでも、遊んでみました!~ [猫のいる風景]


令和3年5月30日、日曜日。

この日は家族みな急ぎの用もなく、朝からのんびりと流れ出したわが家の時間。

人間が早起きしないと、嬉しいのはこの方。
朝起きたらタイヤが.jpg


寝起きの猫は、
シャッターチャンス!

夜明けの早まりに合わせて、こまちの狩りと朝食タイムも前倒し。
払暁と薄暮の頃に活発になるのが、猫の本能ですからね。

今朝も午前5時過ぎによく遊んで食べて、そのあとは女房の布団の上ですやすや朝寝。

私たちも9時近くまで寝床を満喫していましたが、いかにヒマな噺家といっても雑俳のとりまとめやブログ記事作成などの案件が待っています。

いつまでも、猫と一緒に惰眠を貪っているわけにもいかず、床をあげることに。

必然的にこまちにも寝床を移ってもらうことになるのですが、その前にスマホカメラで接写を何枚か撮影。
しっぽで顔を.jpg

レンズがほかの生き物の目に見えて怖いのか、カメラ向けるとそれまでやっていた愛くるしい仕草をピタッとやめてしまう。猫好きあるあるですね。

寝起きだとその警戒心が薄れる(それ以前に寝ぼけて、まだ猫になっていない)ので、普段寄れない距離まで近寄ってアップの写真撮ることができたりします。
寝起きの顔接写.jpg

顔に、微妙についている寝ぐせ。
顔に寝ぐせ.jpg

間違ってフラッシュ焚いたら、
平成ゴジラのような顔に。
フラッシュでゴジラ.jpg

気を取り直してかわいく、
肉球のアップ。
肉球アップ.jpg


思い通りにならない
”泣く子と寝ている猫”

猫激写がすんだところで、
「こまちさん、人間そろそろ起きますよ。布団あげさせてください」
と丁寧に頼むのですが。

当猫は
「まだ、眠いんだよねー。
 どっしよっかニャー」
となかなかどいてくれません。
そろそろ起きませんか.jpg
ああ.jpg
そうねぇ.jpg

狭いわが家では布団があると、私の作業机が出せないのです。

下手の横好きな義太夫を語る旦那に、お店と町内の人は振り回されて大変。

その義太夫の会があった晩、奉公人の小僧がワンワン大泣きしている。
これは自分の芸に感極まって泣いているんだろうと旦那、「どこがそんなに悲しいんだい?」尋ねると。

小僧はさっきまで義太夫の舞台だった場所を指さして、「あすこですあそこ、あそこがあたくしの、寝床なんでございます」…。

という古典落語『寝床』の落ちの、わが家では逆バージョン

「こまちさん、
  そこが私の、
 仕事場なんでございますー!」

どうしようかなぁ.jpg

こちらの懇願をどこ吹く風と、
二度寝する気満々の黒猫。



猫ねこシーツで、
遊んでみました!

前掲写真の下の方、赤い丸で囲った部分をアップにしてみましょう。
ねこ猫シーツ.jpg

半端でない猫好きの女房が気に入って購入、先代猫の頃からずっと使っているキャット柄布団シーツ

白猫や三毛猫たちも描かれている中で、
「黒猫はこまちにそっくり!
やっぱりあの子とは、運命の出会いをする巡り合わせだったのね!」
女房はやたら感動してますが。

デフォルメしたイラストは、たいていの黒猫に似てるんじゃないかなぁ。

まぁそんな夢を壊すようなことを言っても楽しくないので、かわりに猫ねこシーツの黒ちゃんでアニメーションを作ってみました。




以前寝ている猫が、アイディアをくれる~みるみる変わるモーフィング画像で遊んでみた!で、猫柄毛布の変化画像を使って遊んだことがあります。
今回は別にクイズではなく、デジタル日曜大工でこしらえた呑気作品をご披露するだけ。

うちの猫たちの2段変化、
見てやってくださいまし。



※先日からなぜか記事内への動画直接埋め込みができなくなっているので、YouTubeでご視聴いただいております。ご了承ください。


蔦飾り線.png

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お付き合いいただきまして、
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ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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皆様からのご投句で見えてくる、”人気のあるCMキャッチコピー” [web雑俳]


おおぜいの方々にご投句いただきました、ネット雑俳『第4回言の葉落語会』。

今回兼題の一つ「有名CMのキャッチコピーの地口附」に寄せられた作品をまとめていると、”どんなコマーシャルが、題材として人気があったか”がいちはやくわかる。


これも、番頭役の醍醐味。


比較的多くの方が
題材にしたCMは?

まとめ作業をしていて「あ、この人もこのCMで詠んでらっしゃる」という印象が強かったのが、まずこちら。

そうだ京都行こう.jpg
JR東海
「そうだ 京都行こう」

今でもこのフレーズを冠したキャンペーンが続いている、まさに名コピー。

シンプルながらも、一度聞いたら忘れられない言葉の紡ぎ方。こういうのが、時代を超えて私たちの記憶に残っていくのですね。

中日ドラゴンズ贔屓の私としては、 「そうだ 京田外そう」 なんてのを思いついてしかるべきだったのに…と、今になってちょっと残念。


このほか
「♪お値段以上 ニトリ」
「♬あなたとコンビに、ファミリーマート」
こういったメロディに乗っていて耳馴染みのいいフレーズも、けっこう取り上げられていましたね。


そして意外…といったらCM元の企業に失礼かもしれませんが、このキャッチコピーも人気がありました。
やっぱりイナバ.jpg

稲葉製作所の、「やっぱりイナバ 100人乗っても大丈夫」。

これは言葉もそうですが、目から受けるインパクトは強烈。
会社の公式サイトでも、このコピーがトップページに使われています。


”丈夫さ”をうたった
もう一つの有名CM ”

とにかく、”丈夫で長持ち!”を前面に打ち出した、イナバ物置の名CM。

それで思い出したのが、私がご幼少のみぎりよく耳にしたこの文房具の宣伝文句。

「象が踏んでも壊れない」

特殊加工の樹脂製で、当時の子どもたち憧れの的だった『サンスター・アーム筆入れ』

実際に象が踏んでみせている当時のコマーシャル映像、YouTubeで観ることができます。



けっしてお安いものではなかったので、親にねだっても買ってもらえる子はまだ少なかったあの頃。

小学校の同級生で比較的裕福なうちのぼっちゃんが、クラスで真っ先にアーム筆入れを学校に持ってくると周りは大騒ぎ。

「いいなー」「見せて、さわらせてー」私たちがハイソ坊やの机を取り巻いてワイワイやっていると、うしろから。

「象が踏んでも壊れないって、テレビで言ってるよな。じゃあオレがこう踏んづけたっくらいなら、どうってことないだろ」

ジャイアンみたいなガキ大将が出てきてアーム筆入れ取り上げ、思いっきりエイっ!と踏みつけると
バキッ!

あわれ買ったばかりの筆入れはヒビだらけ、持ち主大泣き…。

なんて光景、皆様の周りでもあったのでは。




懐かしくなってアーム筆入れのことをネットで検索したら、なんと!
今でもサンスターから、同じ名前とキャッチコピーで発売されているのですね。


ちっとも知りませんでした。

今の私なら、手の届かない金額ではありませんので。
話のタネに一つ購入、さっそくこまちはその耐久性能を実験。

アーム筆入れ.jpg


使いたかったけれど、
今回見送った名コピー

今度の雑俳で題を小ゑん師匠からいただいた時、「よしっ、これで地口の方詠んでやろう」と真っ先に思いついた有名コピーがあります。

「初恋の味 カルピス」

これも難しい言葉は一つも使わない短いフレーズなのに、初めて知った時から私の心に深く刻みこまれました。

アサヒ飲料の子会社になった現在は「カラダにピース!」がイメージコピーですが、私にはやっぱり創業以来のこの惹句。

夏休み遊びに行った母の実家で、祖母が出してくれた氷入り濃いめのカルピス
お金持ちの子の誕生会に出た時に、生まれて初めて飲んだフルーツカルピス

当時色んなシチュエーションで登場してきたカルピス、私は口にするたび(これが、初恋の味かー)子ども心にかみしめて味わったものです。

そんな大好きCMコピーですから、なんとか地口にしたかったのですが…。

思い入れが強過ぎたのがかえって妨げとなったか、締切までにいいのを詠むことかないませんでした。

かわりにもうずいぶん以前、中野マルイの催事場で買ったこのトートバッグの画像をご覧いただきましょう。

キャトピストートバッグ.jpg

「マタタビ飲料 キャトピス」
猫好きの琴線に触れるコピーとデザインに惹かれて、即決購入のひと品。

デザインは、横浜を中心に猫グッズを展開する作家・松下カツミさん。
以下の公式サイトでは、様々な作品の画像を見ることができますよ!
カツミアートスタジオ公式サイト



さてさて、こんな感想を綴りながら。
現在雑俳投句をまとめた一覧「地巻」を、鋭意作成中。
公開まで、もう少々お待ちください。

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其角の有名俳句に想を得たマジシャン作家の名短編と、”新しい言葉”を探す若者たちの一気読みエンタテイメント大作~噺家の呑気な余興でも遊んでみよう~ [お気に入り・おすすめ]


「てやんでぇ、べらぼうめ。書いた証文反故にはなっても、吐いた唾は元にゃ戻らねんだい!」
"約束をたがえない"のが自慢だった江戸っ子たちの、威勢のいい啖呵。

江戸猫たんか.jpg

こまちのは、なんだか煮え切らないなぁ。

短い文章だからこそ
大事な「言葉の選び方」

2001年5月9日。当時内閣参与だった経済学者・高橋洋一氏がTwitterで呟いたこの言葉が、のちのちかなりな物議をかもすことになりました。
(世界規模で見ると、現在の新型コロナウイルス感染状況は)日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」※()内の文章は、筆者補足。

国民の多くが皆不自由をこらえて自粛で感染防止に協力しており、コロナ対応の医療従事者の方々も大変な中。

「あまりにも、不謹慎だろう!」という声が全国であがり、初めは私も(なんか無神経なおじさんだなぁ)と憤慨したもの。

でも少し日を置いて、ほかの報道なども照らし合わせてみると。
くだんの呟きと一緒に掲載された世界感染者数推移のグラフ自体はとても正確なもので、発言の真意ももう少し違うところにあったらしいということがわかってきました。

「さざ波」という言葉だけを切り取りクローズアップした記事だけでは、いかにも私たちの感情を逆なでするだけの発言のようにとれますが。

ひとつの報道だけでことの良し悪しを判断するのは危険だなと、かつてのマスコミ志望者としてはあらためて実感した次第。



結局高橋氏は”さざ波”へ火に油を注ぐ”屁のような”発言(これも本来は国の緊急事態宣言等が緩すぎて、実効性に乏しいことを批判した言葉らしい)で、自ら内閣参与を辞することに。

生意気なようですが日々言葉を商っている噺家としては、
「高橋教授。発言の真意以前に、言葉の使い方はあまりにもまずかったですね」
と言わせてもらいたくなります。

”さざ波”だけならまだしも、”笑笑”と続けたら反感買うなんて。失礼ですが、うちのこまちでもわかるんじゃないでしょうか。

ことに140字以内という制限がある、Twitterでの発言。

俳句と同じく短いからこそ、言葉の選び方には神経を使わなくてはいけないと。

これも高橋氏の件を他山の石として、肝に銘じておきたいものです。

有名俳句が表す
表裏一体・吉原の陰と光

俳句が出てきたところで、宝井其角のよく知られた句をご紹介。

闇の夜は
吉原ばかり
月夜かな

遊女三千人御免の場所・日本最大級の遊郭の夜を詠んだものですが、これはだまし絵のようにふた通りの解釈ができるのでも有名。

通常の読み方は
闇の夜は/
吉原ばかり月夜かな
「月の出ていない真っ暗な晩も、不夜城吉原だけは明々と灯りをともして栄えている」というもの。
闇の夜の吉原.PNG

これに別解釈を唱えたのが、幸田露伴(それ以前に、ある噺家も同じ解釈をしていたとの説もあり)。

五七五の切れを、先ほどとはちょっと変えてみるだけで
闇の夜は吉原ばかり/
月夜かな
「世間は明るく月に照らされる中、吉原だけは苦界に沈む女性たちの絶望で暗い闇に包まれている」。
闇の吉原.jpg

光と闇が、
一瞬にして逆転。

このトリッキーな句を題材にしたのが、卓越したマジシャンでもあったミステリ作家・泡坂妻夫の『椛山訪雪図』(短編集『煙の殺意』所収)。

煙の殺意 (創元推理文庫)

煙の殺意 (創元推理文庫)

  • 作者: 泡坂 妻夫
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2015/05/19
  • メディア: Kindle版
※書籍の画像は著作権に抵触しないよう、Amazonのリンクを貼らせていただいております。次項でご紹介する作品も同様です。ご了承ください。




☆高名な美術蒐集家のもとから盗まれたはずの北斎の掛け軸は、なぜ何事もなかったかのように書庫へ戻っていたのか?

☆紅葉の風景を描いてあるのに「椛山訪雪=もみじの山に、雪を訪ねる」と題された、もう一幅の絵に隠された秘密とは?

こだわり職人作家の、鮮やかな技が味わえる名作。

私は先述の其角の句が出て来る落語『文七元結』をやる時など、よく読み返しています。

戦う若者たちが求める
”自分たちの、新しい言葉”

続いて思い切りエンタテイメントしながら、”言葉”の繊細さを感じさせる小説をご紹介。

最近は『機動戦士ガンダム』関係の方で忙しい福井晴敏の、私的には『終戦のローレライ』と並ぶお気に入り小説『Op.(オペレーション)ローズダスト』

[まとめ買い] Op.ローズダスト

[まとめ買い] Op.ローズダスト

  • 作者: 福井 晴敏
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Kindle版

様々な事情により、日本の非公開情報機に属することとなった少年少女たち。
自分たちの置かれた境遇と、国内外の諸事情の板挟みでつい懐疑的になりがちな主人公。

そんな中同じチームを組んでいる少女が、「ねぇ体制に縛られない、あたしたちだけの新しい言葉を探してみようよ」と提案します。


そしてある日、冬の日本海を前に。波しぶきが岩に当たってくだける”波の花”を見た主人公が思わず「バラみたいだ…」、もう一人の少年は「綿埃じゃねえかあんなの」と口にしたのを、言い出しっぺの少女が「お二人の意見を、総合してみました!」と紡いでみせたのは…。
”ローズダスト”という、
今までになかった言葉


「作っていかなきゃ、あたしたちの新しい言葉」と言いながら、楽しそうに浜辺でステップを踏む少女。それを見守る、二人の少年。

若くして国家間諜報戦の中に身を置くことになった彼らは、そのあと残酷な運命に翻弄されて敵味方へと立場を変えていく…。


冒頭の日本海のシーンから、終盤の特殊爆弾を巡るお台場での壮絶な攻防戦→脱出劇。そして福晴節炸裂、思い入れたっぷりのラストまで。
ハードカバー上下2巻・文庫3巻の大長編ですが、一気読み必定の作品に仕上がっています。

噺家の『字遊び』で、
言葉をもっと楽しく!

おっとついつい思い入れのある作品なので、あらすじ紹介が長くなってしまいました。

今回もう一つのテーマは、私たちも『Op.ローズダスト』の登場人物たちのように「新しい言葉を作ってみませんか?」というお誘い。

前述の大学教授に限らず総理大臣・政権与党の幹事長なんて責任ある立場の方たちの、妙な言い回しが目立つ昨今。
ニュースでそういう言葉を見たり聞いたりして、連日「やれやれ…」思うことばかり。

でもそんなことで、こちらがストレスが溜めていたんじゃバカばかしい。
こういう時こそ、言葉をうまく使って遊んじゃいましょう!



5月23日まで皆様から募集させていただいておりました『第4回web版言の葉落語会』も、その一つ。

大勢の方からお寄せいただいた秀句の数々をまとめた一覧『地巻』は、現在当方にて鋭意作成中。
もう一つの別案件と並行しての作業になりますので、公開まではもう少々お時間を頂戴します。ご了承ください。



今回は噺家の余興の中から、『字遊び』をご紹介。
もっともすべて落語界オリジナルというわけではなく、昔からあるクイズなどを元に噺家流にアレンジしたもの。

その字遊びで一番ポピュラーなのは、「魚へんの漢字」。
「鯖」「鮪」「鯵」のように魚の隣に言葉を置き、新しい漢字を作って頓智で読み解きます。

魚へんでも屈指の名作と言われているのが、こちら。
魚に値段.jpg
魚の隣に「値段」で、
海産物の名前。

ヒント:子どもさんに人気の、お寿司のネタ。


答えは、
「いくら」。

いくらざんまい.jpg

ただこれが、英語圏のお客様を前にすると答えが変わってきまして。
魚へんに値段で、
「How much?=ハマチ」
ってことになります。


魚に「広大」。
魚に広大.jpg

こちらは、「ウニ」。
♪うーにーは広いな 大きーいなー…。洒落も、説明しなくちゃいけなくなったらおしまいですな。


これはおそらく噺家考案によると思われるのが、 魚へんに「酒」
魚に酒.jpg

ズバリ「サーモンの、”さけ”でしょ?」なんてお答えが、よく出ますが。
ここはもうひとひねりして、「酒」の隣に「魚(うお)」がいるという解釈で読み解いてみましょう。すると魚介類ではなく、お酒の名前に。

「ウオッカ」
これが正解。

それではこの応用編、 「酒」へんに「笑」。
酒に笑.jpg

「笑い上戸」じゃありませんよ。

ハイ、答えはウヰスキーの 「ニッカ」 でしたー!

こういう使い方なら、”笑笑”とやっても人を不愉快にはさせないのでは。



以上呑気な噺家の字遊びで、少しでも”ニッカ”と笑っていただけましたでしょうか。

雑俳とはまた別に、こういう「新しい漢字」でご家族やご友人方と遊んでみるのもまた一興かと。

よろしければ、
お試しください。

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懐かしい猫のテレビCMと、アニバーサリーを迎えた有名キャラクターグッズご紹介 [日々雑感]


テレビ・ラジオで、新聞雑誌ネット上から。
日々私たちに商品やプロジェクトの魅力をアピールする、コマーシャル広告。

インパクトがあって新しいものが後からあとから出てきますが、その中で時代を経て記憶に残り続ける作品

皆様それぞれ、
胸にお持ちのことかと。

"猫抜き"の日々を
癒やしてくれた名作CM

うちの女房は福島県の、「猫を欠かしたことのない」家の生まれ育ち

結婚してからも当然、(猫と暮らしたいな)思ってはいたのでしょうが…。ペット不可物件に住んでいる以上はそれを口に出すことはありませんでした。

それでも湧き上がる"猫愛"には逆らえず、表で猫を見るとかまわずにはいられない女房。
またあの頃は普通に出入り自由猫や、飼われてない子たちが表を闊歩していたんですね。

子どもがまだいない頃、女房と二人出かけた道すがら。猫を見つけると「一ねこ、ニねこ」と数えて、今日は何ねこ会えたね!なんて語り合いながら歩いたものです。



今のわが家では考えられない"猫抜き"の日々、私たちが動物に会える機会の一つが(月)〜(金)お昼前にフジテレビ系で放送されていた『ペット百科』

途中から週一になりながら1993年〜2013年の長きに渡って続いた、5分間のミニ番組。
視聴者さん宅の自慢の子映像、ペットと暮らすための知恵など。
短くても、内容のギュッと詰まったお楽しみ袋でした。

よそのお宅のかわいい同居動物たちの姿に癒されるのはもちろん、一社提供だった「マルハニチロ」(のちに子会社のAIXIA)の凝ったCMも見もの。

こまちは金缶.jpg
これこれこまち、食べ物に乗っかってはいけないよ。



純缶『トラと北国の母』シリーズなど、本当に生き物のかわいさを表現したCMが目白押しですが…。

個人的は何と言っても、実体験を元にした浅田次郎原作の『民子』三部作
ラストの台詞には、
今でも落涙必至。


画質はあまり良くありませんが、録画映像がYouTubeにアップされています。

☆「民子」全三話 - マルハペットフード創立十周年記念CM
https://www.youtube.com/watch?v=UDXMnRkYols

☆マルハ時代のCM「北の母から」春篇
https://youtu.be/XpR4nc0eDI8
☆マルハ時代のCM:黒缶「銭湯猫」
※URLは、掲載者の都合等により無効となる場合があります。

ネット上の懐かしCM
眺めるもまた楽し!

わが家ではけっこう前から、ネットに上げられている"懐かしCM "を眺めて酒の肴にしています。

JR東海の『クリスマスエクスプレス』シリーズ、通してみるとあの頃が蘇ってきて感無量! 牧瀬里穂、初々しくてかわいいなぁ。

“帰って来るあなたが、最高のプレゼント” なんて恋人や家族から言われたら、もうたまらん!ですね。
クリスマスエクスプレス.jpg

こういった動画は、著作権やネット関係の法律・投稿サイトの規約に抵触しないのか?と心配になったりもしますが…。
現時点では「個人のスナップ動画の延長」程度であれば、まぁ黙認…という扱いなのでしょうか。

なんにしても「~年代のCM」「袋麺のコマーシャルあれこれ」なんて動画集が、ネット上にたくさんある現代。

懐かしいテレビCMの映像眺めてみるのも、楽しいですよ。

わが家を彩る、
あの猫キャラグッズ

続いて猫のCMからの流れで、写真を何枚かご紹介。

昔から女房の猫好きを知る方が毎年欠かさず誕生日に、このキャラクターのグッズを贈ってくださいます。
ダヤン絵葉書.jpg

池田あきこさんが産み出した、猫のダヤンと異世界『わちふぃーるど』の仲間たち。
☆わちふぃーるどオフィシャルサイト
http://wachi.co.jp/


さまざまな商品や絵本になっているこの作品、今年が35周年なのですね。 月日の経つのは、早いなぁ。

私も所帯持ちたての頃は、新宿のわちふぃーるど公式ショップでよく女房にプレゼント買ったものです。

ですから今でも彼女は、
かなりの"わちふぃーるど大尽"

ちょうど娘の衣替え(自分のはまだやらない)で押し入れを整理していたので、取材協力を要請。 
どんなグッズを所有しているのか、コレクションの一部を撮影させてもらいました。



まずは所蔵番号㉒、女房が一番気に入っている長袖シャツ。
シャツダヤン.jpg
本当はもっと鮮やかなスカイブルーだったのですが、何度も洗っているうちにかなり色が薄くなってきてます。


続いてこちらも、
かなり使い込んだ巾着ポーチ。
巾着ダヤン.jpg



途中から参加してきたこまちが眺めている、このTシャツ。
Tシャツ眺める.jpg
表の「いい湯だな」のダヤン、そしてバックプリントは裾に兎のマーシィもあしらわれた贅沢な一品。
Tシャツ表.jpg
Tシャツバックプリント.jpg



あんまり生活感ある品ばっかりお目にかけては失礼ですから、ここからは未使用のものを。

ふた付マグカップに、
焼物の湯呑茶碗。
マグカップダヤン.jpg
湯呑ダヤン.jpg
茶碗は、ぐい呑みにしてもよさそうですね。
ダヤン、酔っぱらっちゃうかな。


髪留め・ヘアゴム、キーホルダー。
ダヤングッズ3点.jpg
女房はいただいたはいいけれど、どれもかわいくて未だに使えないでいます。


袋に入ったままの、大判エプロン。
エプロンダヤン.jpg


「押し入れにしまいっ放しもかわいそうだから、これを機会にいくつかダヤンおろして使うね。 手始めにこのエプロンで、晩酌用の料理頑張っちゃおうかなー」

おお、力強いお言葉。
こまちと一緒に、お腹空かせて待ってます。

私も女房にお返し、久しぶりでわちふぃーるどグッズ買わせてもらうとしますか。

このメンバーズカード、
まだ使えるかな…。
わちふぃーるどメンバーズカード.jpg


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季節ごとの「ちょっと面倒なルーティンワーク」、気の持ちようでぐっと楽しく!~猫と一緒に、ストーブ収納~ [猫のいる風景]


「子どもの頃の正月は、3年くらい待たないと来ない感じだったけど。歳ぃとった今じゃ、3か月おきに正月が来てる気がする」
噺家・川柳川柳の名言。

今年も巡ってきた、
雨に降りこめられる季節

冒頭の言葉のように、人間の加齢とともに加速する日々の過ぎ去り方。
ついこの間撮影したばかりのように思える、庭の紫陽花。気がついたらもう、今年の花をつけていました。
1紫陽花.jpg
2紫陽花がく.jpg

葉っぱのところどころ青虫さんに食べられていますが、それでも元気に咲き誇る花たち。
目を下にやると、十薬(ドクダミ)も露に濡れた花弁を広げて自己主張。
十薬.jpg

十薬や満点の星憧るる
扇治拙吟



関東の梅雨入りも間近だろうなと思わせる、朝から雨がそぼ降る一日。
用足しに行った幡ヶ谷駅前のバス停に、こんな忘れ物が。
バス停のかわいい忘れ物.jpg

おそらくバスが来たんで、お母さんが立っていたお子さんをベビーカーに乗せる時。脱がせたのををうっかり、置き忘れてしまったのでしょう。
あとで親切な人が揃えてくれたのであろう、雨の日も楽しくなりそうなかわいい長靴。
長靴忘れ物.jpg

無事、持ち主のところに戻れるといいね。

重い腰をあげて、
暖房器具に別れを

幡ヶ谷から帰る道々、突然気になりだしたのが 「無精して、まだ片付けてないストーブたち」 のこと。
自分で思った”長靴が戻る”からの連想で、→”元に戻す”→”冬物を整理する”→”ストーブ出しっ放しなんだよなー”に至ったわけです。

本当なら、ゴールデンウィークの陽気がいい時やってしまえばよかったのですが…。
「連休過ぎて梅雨入り前後、妙に冷えることもあるからな」と頭の中で言い訳して、今日まで来てしまいました。

時期外れの季節家電くらい、家の中で浮いている物もありません。
季節外れの暖房器具.jpg

寒い時は惜しみなく、暖かさをくれて。そのありがたさに、思わず抱きしめたくなるほど愛おしかったのに。
熱が冷めた今では、もう見るのも嫌。

こんな気持ちになるのは暖房器具だけでなく、なんだかほかにもあったような気もしますが…。

とにかく思い立ったが吉日、きっかけを逃すと梅雨の長雨で作業がより面倒になりますから。
幸い翌日の 天気予報は、「曇り時々雨」。よほどの土砂降りでない限り、その日にストーブ収納を決行することに。

「箱」とくれば、即参加!

冬場にはあまりエアコン使わないわが家には、電気暖房器具が計6台あります。一番場所をとるダイニングキッチンのシーズヒーターから、トイレの足元用小型ストーブまで。

それら全部と、物置兼用の自家用車に入れてあった空き箱を一間に集めて。
いざ、収納作業開始!
ストーブたちの埃を払い汚れを拭いて、乾かしてから箱に入れていくのですが…。

「箱」と聞いて黙っているわけがないのが、ボックスマニアのブログ共同執筆猫。

ベランダから作業現場に戻ってみると、窓際のぬいぐるみが一つ増えています。
ぬいぐるみ化して箱の上.jpg
こっちを見上げて、「何やってんの?」。
見上げるぬいぐるみ化.jpg

「この箱は、み~んなこまちのだからね!」
ストーブおしまいなの.jpg
何してるの.jpg

一つの箱の上で、見事な”チキンライス形態”をとって自己主張。
チキンライス箱の上.jpg

そのうちこっくりこっくり、居眠りを始めます。
箱の上うとうと.jpg

ストーブたちよ、また来年!

このままこまちに寝られては、作業は明日に持ち越しです。
部屋に6台のストーブと箱を広げたままでは、足の踏み場もありません。

そこでこまちの耳元に口を寄せて、
☆今までお世話になったストーブたちには、これからしばらく休んでもらう。
☆そのためには、一つひとつ丁寧に箱に入れてあげなければいけない。
☆だから、箱から降りてほしい。
ことを分けて、
言い聞かせます。

はたから見ると、猫に話しかけているやべー奴かもしれませんが…。
飼い主のひいき目だけでなく実際に、長く一緒に暮らしている同居動物は人間の言うことをある程度理解するようになるもの。


こまちも「あ、去年と同じことするのか」と飲み込んで、箱からすぐに降りて…はくれないのですこれが。

冬の寒い間、あっためてくれてありがとう。 寂しいけれど、出会いがあれば別れも必然だからね。
そんな想いを込めているのでしょうか、ストーブたちに鼻先をこすりつけてさよならの挨拶。
また来年.jpg
達者でな.jpg

大型ヒーターを収めた箱に乗っかり、万感の想い胸に迫って。
最後のお別れ.jpg

おいおい、縁起でもない。
ストーブさんたちは、来年また元気で帰ってくるよ。
そうなの.jpg
会えるの.jpg
ホントに.jpg

サンタさんの存在を、これっぱかりも疑っていない子どものような。 キラキラした瞳で、私に念を押す黒猫。

それでも別れがたく、梱包が終わった箱にまたスリスリ…
名残の一かみ.gif
はさすがにウソ、紐にじゃれたいだけでした。
紐が.jpg

楽しんで進めよう
季節のルーティン作業

つい億劫だからと先延ばしにしていた作業も、ふたを開けてみればこまちと遊びながらサクサク完了。
苦になるどころか、楽しい時間を過ごすことができました。ブログのネタにも、なりましたしね。


冒頭の川柳師匠言のように、年々早く感じられる季節の巡り。
暮れの正月支度や、夏冬衣装の入れ替えなど。 毎年の決まったルーティン行事、「今年もまた、これやんのかよー」愚痴をこぼしても誰も代わってはくれません。

だったら今回のように、何か楽しみのスパイスを振りかけて。
「去年から今日まで健康でいられて、同じ作業ができるのはありがたいことなんだ」 
自分に言い聞かせてあげると。 面倒に思っていた「やらなければいけない、季節のあれこれ」、がらっと色を変えて見えてくるのでは。

夏冬おもちゃ入れ替え.jpg

さぁ私も、ストーブ収納の勢いに乗って。
各部屋の敷物交換・夏物衣装の準備などに、とりかかるとしますか。

気に病みしこと断ち切りて衣更
扇治拙吟


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