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愛らしい猫の寝姿、進む地球侵略? [猫のいる風景]


気まぐれで甘え上手な、
猫という生き物。

ついつい、そのペースに巻き込まれがちな人間たち。

そして猫の遠大な計画は、今日も着々と進行中…。
なのかも?

どうしたってかわいい、猫の寝姿


ジャンプしたり、紐にじゃれついたり。
元気に躍動する猫の姿からは、目が離せません。

でも寝ているところも、
たまらなく愛おしい!

いったん寝ると決めた猫は、
人間の都合はおかまいなし。

こんなところや

パソコンの上.png

新聞の上.png

風呂敷の上.png

あんなところで。
土鍋すっぽり.png

ご飯炊かせて.png

気がつけば、
気持ちよさそうにスヤスヤ。

猫がいるから…起きられぬ朝も


季節と気分で変わる、猫の寝姿。

暑い時は、
思いっきり身体を伸ばして。

第3回web雑俳 お客様互選募集開始!/夏の暑さで、猫が突然変異!?
真夏の猫の、見る夢は?
でご紹介したような、ウナギか新種の生き物に変身。

寒い季節には丸まって
「猫ワッサン」
「ニャンモナイト」に。

冬の朝、今日は仕事や所用で早起きを。
枕元で目覚ましが鳴り、眠い目をこすって起きようとすると。
気がつかないうちに、布団で一緒に寝息をたてている猫。

その愛らしい寝姿、
毛皮を通して伝わる温かさ。

もう少し、あと5分だけ。
朝食を辛抱すれば、そのくらいの時間はなんとかなるから。

せっかく気持ちよく寝ている猫、
起こしちゃかわいそうだし。
もうちょっとだけ、布団の中にいよう…。
結局、激しく寝過ごしてしまって。

慌てて飛び起きると、
猫は吞気にそばで顔を洗っている。
猫と暮らしていると、こんな経験一度や二度ではありません。

これ、猫が人間を堕落させようと。
わざとやってるんじゃないかと、思えてきます。

そして実際に、その通りなのかも。

侵略朝寝坊.png

「猫=宇宙人」説がもし、真実だったら!?


SF映画史上に残る名作にまつわる、エピソード2題
で取り上げた映画『エイリアン』には、かわいい白猫が登場。
ラスト近くでは、この猫がスリリングなシーンをさらに盛り上げるのにひと役買っています。

「宇宙と猫」と言えば。
かなり前からささやかれている、
「猫は、異星人が地球侵略のため送り込んだ尖兵である」
という説。

身近で猫に接していると、
それがまんざら荒唐無稽な夢物語でもないかな。
思えることも。

たやすく人の家に入り込み、こちらは気がつけばまず猫ありきのライフスタイル。
人間をすっかり、猫の魅力で骨抜きに。

しかる後に、異星からの侵略者たちが大挙して地球にやって来る。
そのタイミングを、各家庭で虎視眈々と狙う猫たち。

もし実際にそうだったら、
あの新型コロナウイルスによる長い自粛期間
猫エージェントたちは、こんな報告を母星に送っていたのかも。

報告こまち.jpg

こまち隊員から、上司への報告

こまち報告書.jpg

親愛なる、ニャミラス星・版図拡大庁長官どの。

自分がこの「地球」と呼ばれる辺境の惑星に派遣され、現地の公転周期3回が過ぎました。

その間、現在の同居人たちを着々と籠絡

常時人間たちに密着し、猫の生き方がいかに合理的かを教え込み。
彼らの睡眠時間を延ばし、勤勉さを削りとる戦略を継続。

その甲斐あって、ついに現地時間の3月という時期から。
如実に、侵略活動の成果が表れてきました。

自分が潜入している家庭の人間たち、労働や勉学のため外出する頻度が限りなく低下したのです!

もっとも3人存在する地球人のうち、年かさ雄の個体は以前からあまり仕事で出かけることはありませんでしたが。

あんなにヒマで、大丈夫なのか。
侵略する立場でありながら、心配になるほどです。
(大きなお世話 by扇治)

地道な侵略活動が、ついに成功。

これだけ怠惰になり、
自宅に引きこもっている人間たち。
今なら地球全土を、たやすく手中に収めることが可能でしょう。

即刻、母星からの本隊派遣を進言いたします。

ニャミラス星の、いっそうの版図拡大成功を祈念するとともに。
本職の、祖国への忠誠と貢献に対し…。
正当なる評価も、期待するものであります。

できたらCIAOちゅ~る半年分とか、
欲しいニャ~。

以上、報告終わり。
キャトリーナ・コマチ少尉記す。

母星上司からの返信


コマチ少尉。
貴官のたゆまぬ侵略活動継続は、以前より版図拡大省内でも評価は高い。

が、しかし。
まことに遺憾ながら。

今回人間たちが、突然引きこもりになった現象
これには貴官らの働きも、もちろん寄与してはいる。

しかし最も大きな要因は、「コロナ」という未知の極小微生物によるものと判明。

われわれが9500年かかって未だ道半ばの、人類猫化計画
それを現地時間のたった3か月で成し遂げた、コロナ。

その驚異的な影響力を今後の侵略活動に生かすべく、現在母星の科学力をあげてコロナ解析が進行中である。

いずれその研究成果は、先遣部隊の装備や技術に反映されいっそうの活動効率化が期待される。

それまでは従来通り地道に、
人間籠絡に励まれんことを。

以上の事情により、今回貴官への CIAOちゅ~る特別支給はできかねるので、悪しからず了承されたし。

代わりにモンプチまぐろ味の試供品が手に入ったので、後日追加装備とともに送付する予定。

楽しみに、待っていてほしいニャ~。

最後に、貴官の今期活動への査定結果を添付する。

文責:ニャミラス星 版図拡大省長官
査定結果.gif


猫の寝顔で、しあわせに


おやおや。
こまちは残念ながら、ごほうびはもらえませんでしたか。

じゃあせめて、イラストの中では大盤振る舞い

猫おやつ・CIAOちゅ~るを巡る、熾烈な闘い
で買った豪華詰め合わせ 「おちゅ~る元」を、布団代わりに。
おちゅ~る元眠る.png

いい夢見られるといいね、こまち。

しあわせそうな猫の寝顔に、
人間もそのお裾分け。

蔦飾り線.png

お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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SF映画史上に残る名作にまつわる、エピソード2題 [お気に入り・おすすめ]


久々に劇場に足を運び、
大スクリーンでの映画鑑賞の魅力を再認識。

今回はあのSFホラー金字塔作品にまつわる想い出を、
イラストとともに。

おしまいには、吞気なミニアニメもありますよ!

SNS上で発見、あのキャラクター面白画像


家庭での鑑賞とはやっぱり違う、劇場での映画体験
の記事を書いてから、また映画熱が再燃している私。
今回取り上げます作品は、こちら。
宇宙遭難.png

本当のキャッチコピーは
「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」。

1979年公開のアメリカ映画 『エイリアン』
航行中の宇宙船に紛れ込んだ無敵の異星生命体と、乗組員たちの命がけの闘い。

SFとホラーを見事に融合させた、
今なお色褪せぬ名作

監督のリドリー・スコット、 主演のシガニー・ウィーバーを世に知らしめた作品でもあります。

この映画を記事にしようとしたきっかけは、Twitterに上げられている写真
ハンドルネーム「ためこ」さんが投稿なさった、この呟きに掲載されています。
https://twitter.com/00FaNGGnbiHS4oV/status/1303849012303282176

ご当人の了解を得て、URL記載させていただきました。
「ためこ」様、ご快諾ありがとうございます!

画期的だった『エイリアン』の造形・設定


いやー、私はこの画像見て
「うまいな!」 小膝を打ちました。
コメントのつけ方も、間がいいですよね。

大好きな、この映画。
作品にまつわる個人的エピソードもあるので、いつかは記事にまとめようと決意。
今回、ようやく公開の運びとなりました。

学生時代と、噺家になってからの『エイリアン』との出会い。
2題のお話を申し上げる前に、言わずもがなの蛇足をちょっぴり。


この作品がホラーSFの代表作として確たる地位を築けた要因は、まず何と言っても登場する地球外生命体の造形

スイスのデザイナー、H.R.ギーガーが産み出した、あの独特のシルエット
生物と機械が合体したような、不気味な細部。

映画に出てくる「宇宙人」と言えば、タコ型・イカ型ばかりだった時期がありました。
宇宙人と猫.png


1977年『未知との遭遇』 以降は吊り上がったアーモンド型の目が特徴的な、「グレイ」タイプの異星人が主流に。

エイリアンとツーショット.png


そんな時代に、悪夢の中から突然現れたかのごとき恐ろしいエイリアン。
映画公開までその姿は伏せられていたので、劇場で最初に観た時は本当に怖かったです。


そしてもう一つのエポックメイキングが、映画の舞台となる宇宙船「ノストロモ号」は民間の調査・輸送船であるという設定。

スーパーヒーローや鍛えられた軍人が、流線型のロケットを駆るという物語が多かった当時。
会社の待遇にぶつぶつ文句言いながら働く、宇宙船クルーたち。

「生活感あふれる船内」の描写も、後続の作品に大きな影響を与えました。

震えながら観た、初公開時


では私と『エイリアン』を巡るエピソード、
まずはその①。

高校2年の夏休みが始まって間もない、7月の終わりだったかと。
公開されたばかりのSF映画を観に、家から電車で1時間半の岐阜市柳ケ瀬にやって来ました。

超有名スターではありませんが、ひと癖ありそうな俳優たち・通好みのキャスティング

低予算ながらカルト映画と呼ばれていた怪作『ダーク・スター』の監督が、脚本を書いていること。

それ以外の予備知識はほとんどなしで、『エイリアン』の看板を掲げた劇場へと足を踏み入れます。

いったい、
どんな話なんだろう…。

ドキドキしながら、第1回目の開映を待ちます。

周りを見渡すと平日午前中ということもあってか、あまりお客さんは入っていません。
いやむしろ、ガラガラ。

この「衆楽70ミリ劇場(今思うと、けっこうすごいネーミング)」は、岐阜市内でいちばん大きな映画館。
キャパ500~600人くらいでしょうか。

その客席に、12名の観客
それ以上増えないまま、開映ブザーが鳴り幕が開きます。

表面のデコボコした構造物むき出しの、無骨なノストロモ号が漆黒の宇宙を行く。
謎の救難信号を受けて、未知の惑星にクルーが降り立つスリリングな序盤から、もう私の目は画面に釘付け。

リドリー・スコット監督のお家芸・スモーク越しの映像が、さらに恐怖心をかきたてます。

船内の配管が壊れていて、
「ぴちゃん ぴちゃん」
滴る水音。

ひとり、また一人。
エイリアンの犠牲になる乗組員。

「早く、早く終わって!」
観ている最中、真剣にそう願いました。

それくらい、怖かった

そして凍えるように、寒かった

観客が少ないのに、館内はこれでもかと言わんばかりに冷房が効いています。
途中でノースリーブ姿の若い女性が、両腕をさすりながら寒さに耐え切れず出て行ったほど。
映画館寒い.png


ハラハラドキドキの1時間57分が終わって、ほっと一息。
明るくなった客席には、私を入れて観客9名
冷え切ってた中座した女性は、結局戻らなかったようです。

開映30分ほど過ぎてから、
『スター・ウォーズ』みたいな話じゃないんだ」
ささやきながら席を立ったカップルもいました。

計3人が減って、『エイリアン』第1回目を「つ離れ」しない状況で観た。
考えようによっては、大変贅沢な鑑賞体験と言えるかも。

それにしても、寒かったな…。

師匠から「よかったら、お前も一緒に…」


『エイリアン』逸話その②は、
噺家の前座時代もおしまいの頃。
師匠・扇橋と二人きりで、旅に行った時のことです。

場所は、憶えていません。
富山だったかな…。

落語会が終わってビジネスホテルにチェックインしたのが、午後9時過ぎ
休日で早めの開演時刻、楽屋のお弁当で夕食も済んでいました。

部屋はそれぞれシングルですが、弟子はまず師匠の部屋に一緒に行きます。
いろいろ、身の周りの用がありますから。

ユニットバスにお湯を張りながら、
鞄を開けて師匠の着物を干したり荷物の整理をしたり。

師匠の方は、部屋に入ってすぐ丸首シャツとステテコ姿に。

寛いで煙草を一服しながら、テレビをつけます。
ちょうど、映画劇場をやっているチャンネルが映りました。
今夜の演し物は、 『エイリアン』

「へえ、懐かしいな」
用足しをしながら横目で見ると、師匠は初めての『エイリアン』けっこう気に入ったんでし
ょう。
画面を食い入るように、眺めています。

15分ほど荷物を片付けているうち、お風呂の湯が適量になりました。

浴室から出て
「師匠、お湯の支度ができました」
私が声をかけると、真剣にテレビを観ていた師匠がびっくりしたように振り返って
「あ、ああ。ご苦労さん」。

「ほかにご用がなければ、ここで失礼してもよろしいでしょうか」
伺いをたてる私に、師匠は。

「う、うん…。 まぁ、用は今、とりたててないんだけど。
お前さ、この映画知ってるか?
『エイリアン』てんだけど、なかなか面白そうだぞ。
これからいいとこだから、お前よかったらそこ(ベッドを指差し)座って、一緒に観ていくか?」。

テレビでは、『エイリアン』の食堂での「あの有名なシーン」が展開されています。
確かに、ここから物語は畳みかけて面白くなるところ。

師匠は続きを観たいんだけれど、一人だとちょっと怖くなったのかも。
それで私を誘ったんでしょうが…。

ホテルで『エイリアン』.gif


こちらがベッドの端に腰かけて、狭い部屋で師匠と肩を並べて『エイリアン』を鑑賞する。
想像したらなんだか妙な形に思えたので、丁重にお断りして自分の部屋に引き取らせてもらいました。

今思うと、
一緒に観た方が師匠孝行だったかな?

さておしまいは、『エイリアン』ネタの吞気なアニメもどきご覧ください。


蔦飾り線.png

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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猫おやつ・CIAOちゅ~るを巡る、熾烈な闘い [猫のいる風景]


いい子は真似してはいけない、
車を使った危険な遊び。
でも私たちは日常生活で気づかないうちに、
それと同じようなことをしていたりします。

すごく規模の小さい、チキンレース


まずは、こちらのイラストをご覧ください。
スーパー値引き.png

スーパーで、よく見かける光景。

商品の消費期限を、バーコードリーダー手にした店員さんがチェック。
期限が迫っているものには、「~割引」というシールをぺたぺた貼っていきます。

その値引きを目当てにおじさんおばさん達が店員さんの後を、カルガモの子どものようにペタペタついて歩く。
皆さんも、おやりになったことあるでしょ?

「いやいや、私はそんなみみっちい買い物したことありませんな」
という方とは、あまりお付き合いしたくありませんな。
私は大好きなんです、値引き商品

だって、お得じゃありませんか。
正規価格の、2割3割・最終的には「半額」
安く買えて、家計が助かり地球環境にも優しい。

購入した食材やお惣菜は、早めに使い切ればノープロブレム。
ただ値引きになるタイミングを計るのは、けっこう難しい。

来店した時に3割引きだったので、喜んでカゴに入れたお惣菜。
店内を一回りして来ると、同じものが半額になっている。

慌ててそっちと取り替えようとすると、脇から手を伸ばしたおばさん(おじさんのこともある)が 「ちょっとごめんね」 と言って持ってっちゃう。

この感じ、何かに似てるなー。
かねてそう思っていましたが、つい先日 「そうだ、これって日常生活の中のチキンレースだ!」 思い至りました。

映画にも出てくる、命がけのカーレース


「チキン(臆病者)レース」
「チキンラン」とも言います。

一定の距離を置いて向かい合った、2台の自動車。
合図で同時に、正面に向かってスタート!

車どうしが激突するまで、スピード全開で走らせる両ドライバー。
怖くなって、先にブレーキを踏んだ方が負け。

2台が、切り立った断崖や壁に向かって並走するやり方もありますね。
ジェームス・ディーン主演の映画『理由なき反抗』がはしりと言われています。

比較的近年の映画では、ハリウッド製大ヒット時間SF『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

相手から「チキン(弱虫)!」と言われると激昂する、主人公の高校生マーティ。
悪友とチキンレースをやったがために、未来が悲惨なことになってしまう…というくだりが。

マーティのこの性格設定、第1作には影も形もありませんでした
好評につき企画された続編のために、後付けで設定したのでしょうね。

猫大好きおやつの、高級詰め合わせ


先日スーパーの値引きよりもう少し高レベルの、日常の中でのチキンレースを体験しました。

購入した品物は、こまちがさかんに自分の所有権を主張しているこちら。
みんなこまちの.png


あげないからね.png

(株)いなばの大ヒット猫用おやつ「CIAOちゅ~る」、夏の詰め合わせ。
おちゅ~る元小.gif


その名も「おちゅ~る元」

スティック状のパウチ袋に入った、嗜好性の強いPureちゅ~る・4種の味が8本ずつ。
さらに「CIAO贅沢缶」が2個、 専用のスプーンが2本。
詰め合わせになっています。
中身.jpg


数年前から、夏の時期に販売されている人気商品。

私は、今年初めて知りました。
女房が近所の島忠ホームセンター(シマホ)にあったのを、
「お父さん見て、こんなの売ってたよ!」 写真に撮って見せてくれたのです。

我が家の黒猫こまちは、例年夏になるとバテ気味。
ちゅ~るシリーズは水分が多く含まれているので、たまに与えてあげると当猫はとても喜びます。

高くなければ、買ってもいいかな…。

「おちゅ~る元」気になるお値段、7月末のシマホで本体2590円。
その時点での楽天市場の一番安いお店で、
・Pureちゅ~る4本入りパック:税込151円~。
・贅沢缶:110円。
・ちゅ~るスプーン:328円。

151×8=1248円。
110×2=220円。
328×2=656円。
合計:1904円

単体で買うより、ちょっとお高い。
特別仕様の木箱と、かわいい猫顔ののし紙
その付加価値を、どう評価するか…。

ネットのレビューを見ると、自宅用より猫のいる方へのお使いものにする方が圧倒的に多いそうです。

確かに、もらえたら嬉しいけれど。
うちの猫に買うには、ちょっと高いかな。

猫のお中元なんだから、立秋過ぎたら「残ちゅ~る見舞」と名が変わって、少し安くなるかも。

そんな冗談を女房と交わし、その時は「おちゅ~る元」購入は見送りました。

本当に、値段が下がった!


8月半ば、必要な買い物があってシマホへ。
別のフロアで用を済ませて、
「そういえば、おちゅ~る元どうなったかな」
ペット用品売り場に行ってみると。

なんと、
値下げしました!2590円→2298円 
の貼り紙。
300円ほど安くなって、ワゴンに山積みで売られているではありませんか!

これなら、箱代・のし代プラス話のネタ代
けっして、べらぼうに高くはない。
迷わず、ひと箱購入。

これで安心して、写真撮ったらあげるからねとこまちに言いきかせ。
箱を開けないまま、9月に入ります。

15日過ぎにシマホを訪れてみると、
さらにディスカウント、本体1980円!
1980円_R.jpg

すぐにもうひと箱買おうとして、
「9月30日までのセール品」の貼り紙に気づきました。

10月に入って、まだ在庫があったら。
もっと、安くなるかも。
ここまでの経緯から、再々値引きに可能性は、大です。

この記事を書くにあたって調べてみると、10月3日の時点でまだネット上でおちゅ~る元は売られています。
最安値、税込3140円

シマホでは最初本体2890円だったのを、女房が見た時すでに最初の値引きした後だったのでしょう。

はたして、どこまで値が下がるかシマホのおちゅ~る元。
待っている間に、売り切れてしまう可能性もあります。

今すぐ1980円で一つ買いたい気持ちを抑え、10月の到来を待つことにしました。

チキンレースの果てに


そして迎えた、10月1日。
午前中にドキドキしながら向かった、シマホの売り場。
まだ、ワゴンは出ています。
おちゅ~る元は、あるか?

ありました。
まだ、10箱ほど。

そして価格は、
ひと箱・本体1000円。
迷わず、2箱ゲット。

「ああ待ったおかげで、いい買い物ができた」。
店との、月またぎのチキンレースに、みごと勝利。

意気揚々と家路を急ぎながら、
「ん、待てよ?」

今買ったばかりの2箱に関しては、明らかにお得に買うことができました。
でも、最初に買った2298円の方はどうなる?
今日まで辛抱すれば、半額で買えたのです。

そう考えると、
おちゅ~る元を巡るシマホと私のチキンレース。
両者痛み分けということに、なるのでしょうか。

ひとつ確かなのは、
高価な詰め合わせを3箱もらえた。
うちのこまちが、
いちばんの勝者だということ。
盆と正月が一緒に来た.png

さあ、もう記事にできたから、明日さっそくおちゅ~る元一つ開けるか!
ずいぶん遅めの、猫への夏のご挨拶。

蔦飾り線.png


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入船亭扇治拝

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黒猫は 撮りづらいけど 愛おしい [猫のいる風景]


一緒に暮らしている生き物の、
いきいきした表情・ 愛らしい仕草。

写真や動画で、多くの人と共有したい!
でも、被写体はこちらの都合に合わせてはくれない。

シャッターチャンスは、
・決定的瞬間を見逃さない、観察眼 。
・いい写真が撮れるまで諦めない、忍耐力。

そして何より
・相手との、親身のコミュニケーション
が相まってこそ、訪れるもの。

我が家の黒猫、自称奇跡の1枚


猫助とこまち.JPG

縁起ものマスコット・和ぐるみ猫助と、
我が家のこまちのツーショット。

ツンと上を向いた横顔、お洒落なCMのモデルみたい。
バックの白いカーテンがハレーションを起こしているのは、意識してやったものにあらず。

「スマホの画面を上下にスライドで、カメラの露出調整」
できることを知らなかった当時。
たまたま指先でピントを合わせていたら、こうなりました。

今では理屈を理解して、後から写真を補正したりもできるように。
それでも、この幻想的な写真以上のものは撮れていません。
勝手に、「奇跡の1枚」なぞと気取っている所以です。

子どもたちが、迎えた仔猫


先代猫を見送ってから、約半年後。
気持ちの整理がついた女房と私は、新しい家族を迎えることを決心。
知り合いの獣医さんから、近所で保護された4匹のきょうだいを紹介されたのです。

保護なさった方のご意向・ほかに猫を迎えたい方との兼ね合いで、私たちの選択肢は2匹。
ハチワレのお兄ちゃんと、
末っ子の黒猫女子。

まだ目が開かない頃、4匹が団子になって寄り添う写真を見た時。
「この子がいいな」
私は、ハンサムなハチワレくんに一目惚れ。

でも我が家にとって2匹目の猫は。
子どもたちに
「どの子を迎えるのか」
「名前は、何とつけるのか」
責任を持ってもらうと、決めていました。

姉と弟で、よく相談した結果。
娘が強く押す黒猫を、譲り受けることに。

実はそのあたりの経緯、私直接は知らないのです。
客船の仕事で、長期の旅に出ていたので。

2016年7月初め、
「今日、新しい子がうちに来たよ!
よく遊ぶニャンだよ。
お父さんも、会うの楽しみにね」

女房からのメールに、添付されていた写真には。
紐にじゃれついている、何やら黒い塊が写っています。

正直初めて見た時は、
「これホントに猫か?」
と思いました。

痩せこけた身体に、ヒョロヒョロした手足。
耳と目だけが、顔からはみ出すほど大きい。

何よりも、写真に写っている生き物の口元。
先がすぼまったグレーの、唇らしきもの。
猫ではなく、齧歯類の顔

「…大丈夫かなぁ」 船の甲板でスマホを握りしめながら、考えこんでしまいました。

よっぽど「返して来なさい」言おうかと


あんまり、器量の良くない子だなぁ。
比べちゃ悪いけど、先代猫とはまるで違う。

だいたいそれまで、あまり黒猫にいいイメージを持っていなかったのです。
「魔女の眷属」
「不吉の象徴」…。

何より子どもの頃読んだ、
エドガー・アラン・ポー『黒猫』
の恐ろしさ!

でも勝手な先入観は良くないと、ネットで黒猫の情報を凄い勢いで調べました。

その結果、
・黒猫は個体として、とても人懐こいこと。
・クレオパトラがこよなく愛したのも、漆黒の猫だったこと。
などがわかり、黒猫への印象はずいぶん改めさせられることに。

そもそも、写真だけじゃわかんないからな。
帰って直に会えば、案外美猫かも。
楽しみになり、2週間の船旅から家路を急ぎます。


「ただいまー! 新しい子、どこ?」
玄関で靴を脱ぐ間ももどかしく、家に上がった私の前に現れたのは。

ギニャーン
不思議な声で鳴きながら、奥から出てきた生物。

写真以上に、齧歯類
栄養不良のタスマニンデビルのような物が、足元に絡まりついてギニャギニャ鳴いています。

あまりのショックに、その時は写真を撮っていません。
私の留守中、女房が沢山撮影しているはず。
いずれ機会を見て、
「こまちの幼少期」 公開したいと思います。

今回は、我が家に来て半月ほどたった頃の画像を。
座椅子はまるこまち.jpg
座椅子の、穴にすっぽり。

なんだかわからないこまち.jpg
どう見ても、巣から落ちたコウモリの子ども

「この子…。 獣医さんに訳話して、返して来なさい」
子どもたちにそう言おうか、真剣に悩みました。

でも、縁あってうちに来てくれた猫。
しばらく付き合ってみるかと、明くる日から相手をしたら(相手をしてもらったら?) 。

まあ、好奇心旺盛でよく遊ぶ子です。
仔猫のうちはたいがい遊び好きですが、それにしても元気なこと。

ジャンプ・ダッシュ・スーパー回転に、猫キック。
こちらが、ヘトヘトになるほど。

性格もいたって大らかで、人間大好き。
ご飯もいっぱい食べて、身体も大きくなりました。
口元には齧歯類の名残りが、未だにありますが。

器量とかは関係なく、今や我が家に欠かせない家族の一員。
私の頼れる、ブログやSNSでのパートナーでもあります。
これからも、よろしく!

写真におさめにくい、黒猫


そんなこまちですが、ちょっと困ったところも。
一つは躾間違いで、人間の食卓を狙う癖がついてしまったこと。

そしてもう一つが 、こまちに限りませんが
「黒猫は、写真に撮るのがけっこう難しい」
ということ。

壁紙や敷物が黒っぽいと、背景に溶ける
アングルを考えないと、立体感がまるで出ない。
とかく黒猫は撮りづらい…。

夏目漱石『草枕』冒頭をもじってこう言いたくなるような、黒猫撮影時の苦労。
SNSでも、同じようなご意見よく目にします。

背景がこういう具合に白なら、素人でも撮りやすいんですが。
襖伸びる.png

そうでない時は、かなり苦労させられます。

先日も、チョコレートの包み紙ひねっただけのおもちゃで盛んに一人遊び
両手が空いた今がチャンスとカメラ向けたら、撮影できることはできたのですが…。


周囲の色の濃さ・照明不足・当猫の気まぐれ等、諸要因にて。
結果は、ちょっと残念な動画に。

思い出す、先代猫 のこと


ああ、黒猫はかわいいけど写真は難しい。
それにつけても、あの子はどう撮ってもけっこう絵になったな…。

あまり比べない方がいいのでしょうが、思い起こすのが先代猫のこと。
私にとって、初めてのうち猫

こまちよりも、ずっと神経質で気難しいキジトラ女子。
正直、迎えたばかりの頃は寝不足でかなり応えました。
しかしそれ以上にたくさんの想い出をくれた、17年の生涯。

名前は、「こにぼし」
私が大好きな漫画家・エッセイスト、東海林さだお先生。
その何代目かの飼い猫の名、「ニボシ」にあやかって命名。

写真は紙焼きからデジタル、かなりの数撮ってあります。
ただ、今すぐ掲載できる手持ちの画像はこれだけ。
こに待ち受け.png


機種変更する前のiphoneで、待ち受けに使っていた写真(のスクリーンショット)。

何かの弾みでスマホを誤操作・ロック画面のスクショ撮っちゃうこと、ありますよね?。
これと日付・時刻だけ違う画像が、全部で4枚あります。

まだ4sだった頃のiphoneを向けて、
「こにー」 と呼びかけた時。
「ん?」 という感じで顔を上げたのを、パチリ。

元画像消去してしまったかもしれないので、
なおさら私にとってこれも「奇跡の1枚」

自由に生き、
誇り高く逝った先代猫。
彼女のことも、これから少しずつ書いていけたらと思います。

でもまずは、今元気で生きている猫を大事にしなくっちゃ。

お待たせ、こまち。
今日も君のおかげで、ひと記事上がったよ。
さあ、どんなおもちゃで遊ぼうか!

蔦飾り線.png

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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