いい意味で値段相応、お手頃価格のワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォンを使ってみた! [お気に入り・おすすめ]
工事の音が激しい建設現場、ワイヤレスイヤフォンで優雅に音楽を楽しむ黒猫こまち。
聴覚過敏者の
ストレス解消必需品
ストレス解消必需品
先日ネットニュースを流し読みしていたら、こんな見出しが目に留まりました。
ノイズキャンセリング。
外部からの余計な音をカットして、機器からの再生音をクリアにする機能。
外部からの余計な音をカットして、機器からの再生音をクリアにする機能。
神経質で聴覚過敏気味の私。列車や飛行機で長時間移動する際に、周囲の話し声によく悩まされてきました。
あまりに傍若無人に大きな声での会話はもちろん困りますが、和やかな家族の語らいも睡眠不足などこちらの体調が万全でない時にはけっこう耳に障ることも。
あまりに傍若無人に大きな声での会話はもちろん困りますが、和やかな家族の語らいも睡眠不足などこちらの体調が万全でない時にはけっこう耳に障ることも。
そのストレス解消のために数年前財布をはたいて購入したのが、こちら。
ドイツの音響機器大手BOSE社の、Quiet Comfort20。
が売りの、外音を強力に低減してくれるノイズキャンセリング機器。
実際にこれをつけて音楽を聴けば、混雑した地下鉄内も嘘のような静寂に包まれます。
高機能なだけに、
お値段も安くはありません。
2022年3月時点で2万9700円(税込)。
私が購入した時は本体価格2万5000円くらいだったと思いますから、あれからまた値が上がってたんですね。
お値段も安くはありません。
2022年3月時点で2万9700円(税込)。
私が購入した時は本体価格2万5000円くらいだったと思いますから、あれからまた値が上がってたんですね。
本体価格
3980円の衝撃
3980円の衝撃
それなりに効果を発揮してくれるノイズキャンセリングイヤフォンは、どうしたって1万円台後半~3万円以上。
Quiet Comfort20購入時に1万円以下の製品もずいぶん試聴したのですが、満足のいく物はありませんでした。
Quiet Comfort20購入時に1万円以下の製品もずいぶん試聴したのですが、満足のいく物はありませんでした。
ところが2021年12月発売のゲオオリジナルイヤフォン『HT03』は、本体価格3980円=税込4378円!
ゲオはHT03の前身にあたる『HT01』を税込キャンペーン価格4999円で販売してきましたが、今回さらにプライスダウン。
ゲオはHT03の前身にあたる『HT01』を税込キャンペーン価格4999円で販売してきましたが、今回さらにプライスダウン。
ネット記事でその存在を知り、すぐに色んなレビューを見てみると…。
”値段の割にはノイキャン機能も音質もGood!” といった高評価が目立ちます。
”値段の割にはノイキャン機能も音質もGood!” といった高評価が目立ちます。
販売者のゲオ自身も、よほど自身があるのでしょう。
熱のこもったメッセージを、公式サイト内に掲載しています。
熱のこもったメッセージを、公式サイト内に掲載しています。
う~んますます気になるなぁ、5000円を切る価格のノイズキャンセリングイヤフォン。
それに私はまだワイヤレスイヤフォン持ってなくて、そろそろ一つ欲しいなと思っていたところ。
よしっ、じゃあここはひとつゲオHT03を実際に購入。
BOSE製Quwiet Comfort20とも比較して、その使用感を記事にしてみよう!
BOSE製Quwiet Comfort20とも比較して、その使用感を記事にしてみよう!
思い立ったが吉日、すぐに中野ブロードウェイにあるゲオモバイル店にむかう筆者(とイラストこまち)。
厳かに開封
外観をレビュー
外観をレビュー
往復1時間ほどで、HT03を購入・即帰宅。
手洗いうがい済ませて、厳かに開封の儀。 内容物は
手洗いうがい済ませて、厳かに開封の儀。 内容物は
HT03は中国製品をゲオがライセンス販売するもので、丁寧な日本語解説が付いているのはなんとなく安心できますね。
※1年間保証もあり。
操作用タッチセンサーのくぼみがついた、イヤフォン本体。
ワイヤレスイヤフォンの充電ケースは四角や円筒形のものが多いようですが、こちらは丸っこくてかわいい。
イヤフォン本体ともプラスチック製ながら、マット仕上げでそんなにチープ感はありません。
そうだ、せっかく赤と白もあるカラーバリエーションから黒を選んだんだから。
同じく黒いこまちと、記念撮影しておこう!とカメラを向けたのですが…。
当猫はあまり、お気に召さなかったようです。
同じく黒いこまちと、記念撮影しておこう!とカメラを向けたのですが…。
じゃあ代わりに、
イラストこまちの出番!
イラストこまちの出番!
2万円台機種と
ノイキャン性能対決
ノイキャン性能対決
さてそれでは、肝心のイヤフォンとしての性能を検証してみましょう。
日中午後の屋内で、HT03とQuiet Comfort20を交互につけて聴き比べをしてみます。
日中午後の屋内で、HT03とQuiet Comfort20を交互につけて聴き比べをしてみます。
まずキャンセリング機能をオフにした状態で耳に装着、音楽はかけないでパッシブキャンセリング(イヤーピースの密着度による遮音性)性能を比較。
☆Quiet Comfort20に限らずBOSEのイヤーピースは耳に柔らかくフィットするようにできているので、これだけでもけっこう外の音が遠くなります。
☆HT03の方も耳馴染みはよく(イヤーピースサイズMを使用)、パッシブキャンセリング面ではそれなりに健闘していると言えるのでは。
さぁ、ではいよいよメインのアクティブキャンセリング(電子的に発生させた周波数で外音を打ち消す)性能を試してみましょう。
ノイズキャンセリング、ON。
ノイキャンイヤフォンお使いの方はお分かりになると思いますが、オフの状態からキャンセリングオンにすると「スーっ」と外の音が遠ざかっていく感じがします。
その遠ざかり方が、HT03はBOSE製ほど劇的ではありません。
Quiet Comfort20が「外音を100m彼方に追いやった」とすると、HT03は「遠慮しながら30m向こうに押し出した」といったところでしょうか。
Quiet Comfort20が「外音を100m彼方に追いやった」とすると、HT03は「遠慮しながら30m向こうに押し出した」といったところでしょうか。
ちょうど相撲中継が始まったので、中程度の音量でラジオで音声を流してみます。
☆Quiet Comfort20装着時、解説者とアナウンサーの声ほとんど聴こえず。 呼び出しと行司の甲高い声を、時折りかすかに拾う程度。
☆対するHT03、中継音声がささやき声くらいに小さくなります。
声は聴こえていますが、何を喋っているのかの内容まではわかりません。
検証結果。
Quiet Comfort20に比べHT03のノイズキャンセリング機能は、20~30%下回るかなという印象。
Quiet Comfort20に比べHT03のノイズキャンセリング機能は、20~30%下回るかなという印象。
価格に見合った
ノイキャン性能と音質
ノイキャン性能と音質
でも、この結果でかえって私は安心しました。
だって3万近くするイヤフォンと本体サンキュッパ製品が互角の性能だったら、高い方買う意味がなくなってしまいますからね。
だって3万近くするイヤフォンと本体サンキュッパ製品が互角の性能だったら、高い方買う意味がなくなってしまいますからね。
HT03がQuiet Comfort20にいくらか劣るとは言っても、価格分いやそれ以上のノイズキャンセリング性能は発揮していると思います。
今回上位機種と比較したからその差が出ましたが、ノイキャンイヤフォン初めてという方にはかなり満足のいく品と言えるのでは。
今回上位機種と比較したからその差が出ましたが、ノイキャンイヤフォン初めてという方にはかなり満足のいく品と言えるのでは。
それにノイズキャンセリング性能が2~3割減でも、音楽を乗せればHT03はじゅうぶんに外音を気にならないレベルまで押さえ込んでくれます。
その音質も、
いい意味で値段相応。
これはもう大勢の方がこう評価していて、私も同感。
いい意味で値段相応。
これはもう大勢の方がこう評価していて、私も同感。
音の広がり・厚みといった点ではQuiet Comfort20に一歩譲りますが、HT03の方も「5000円以下イヤフォンの音質」はしっかりキープ。
全ての音域がまんべんなくよく響きますし、ノイズキャンセリングイヤフォンにありがちなこもった感じもほとんどありません。
全ての音域がまんべんなくよく響きますし、ノイズキャンセリングイヤフォンにありがちなこもった感じもほとんどありません。
”音質は価格に比例する”のがイヤフォン界の常識だそうですから、より良い再生音求めるなら最初からもっと高い製品を選ぶべきでしょうが…。
高音質にはこだわらないで「普通に聴ければいい」のであれば、HT03は大健闘している製品だと思います。
高音質にはこだわらないで「普通に聴ければいい」のであれば、HT03は大健闘している製品だと思います。
では家の中での検証が終わったところで、ワイヤレスイヤフォンがより活躍できる屋外へ行ってみましょう。
コードがない身軽さ感じながらHT03を両耳に差し、春の陽射しのもと中野坂上までやってきました。
普段から交通量が多い青梅街道と山手通りの交差点でも、ノイズキャンセリング効果で瞑想できるほどの静寂を得られましたよ!
そんな方々にぴったりの、ゲオHT03。
全国のモバイル品扱いのあるゲオ店舗・ゲオオンラインでお求めいただけます、が…。
ここまで記事お読みになって「本体価格3980円なら買ってもいいな」と購入ご検討の方に、一点ご注意を。
今回私は早く実物を入手して製品レビューしたかったので、ゲオ店舗で購入しましたが。
実はAmazonや楽天市場等でも、まったく同じ価格で販売されているのです。
実はAmazonや楽天市場等でも、まったく同じ価格で販売されているのです。
各ネット通販の会員ならそのポイントが還元されますから、直接ゲオで買うよりさらにお得!
5000円以下で得られる、
静寂の音楽環境。
よろしければ一度、体験してみてください。
静寂の音楽環境。
よろしければ一度、体験してみてください。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
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