ゆったり流れる時の中、出会えた島の猫たち~にっぽん丸で訪問・秋の生口島②~ [旅のアルバム]
穏やかな島内に
猫の姿を求めて
猫の姿を求めて
「瀬戸内の島で、猫の写真を撮る」。
にっぽん丸の仕事をいただくようになった時からの、私にとっての長年の夢でした。
瀬戸内海には青島や直島など、”猫の島”と呼ばれるにゃんこスポットが点在しています。
そして
にて綴っております秋のクルーズで訪問中の生口島・瀬戸田は、広島県尾道市内の町。
にて綴っております秋のクルーズで訪問中の生口島・瀬戸田は、広島県尾道市内の町。
尾道市と言えば、市立美術館警備員さんと交流する猫で有名。
そんな土地柄の島なら、今回はひょっとして猫に出会えるのでは?
期待を抱いて、生口島に下り立った筆者。
早朝の瀬戸田の街を、猫の姿を求めて散策します。
するとさっそく、あるお宅の玄関先に1ニャン発見。
人様のお宅なので、これ以上近づいて撮影すること叶わず。
やはりこういう時は、望遠レンズが欲しいですね。
やはりこういう時は、望遠レンズが欲しいですね。
その少し先の家の表にも、有名な猫の石像が。
立て続けに置物のニャン2体に会うことができ、幸先のいいスタート。
あとは生身の猫が、いてくれればいいのですが…。
街にあふれる
レモンの黄色
レモンの黄色
瀬戸田は、日本有数のレモン名産地。
街のあちこちに、レモンをイメージした黄色いオブジェが見られます。
朝8時過ぎから営業しているお好み焼き屋さん、 店の脇にある提灯と郵便ポストがレモン色。
島のメインストリート・しおまち商店街に入ると、今度はこんなレトロポストもレモンカラーを身にまとっていました。
名物コロッケが人気
商店街の「岡哲商店」
商店街の「岡哲商店」
しおまち商店街中ほどにあるお肉屋さん「岡哲商店」。 揚げ立てをその場で食べることができる自家製コロッケは、観光客やサイクリスト・もちろん地元の方々に大人気。
店舗の向かって左側には、コロッケに感動した有名人の色紙がいっぱい。
お肉のショーケースの上には、味自慢をアピールする貼り紙がずらり!
店頭を眺めているだけで、楽しくなります。
ついに遭遇、
リアルにゃんこ!
リアルにゃんこ!
島内三名刹の一つ、耕三寺。
このあたりまで歩いてくると、太陽がだんだん上がり陽射しも豊かに。
気持ちよく散策しながら、商店街脇の陽だまりへ目をやると…。
いました、生きて息をしているリアルにゃんこが!
私が呼びかけると「ニャ~ン、ナゥ~ン」と答えながら、足元にすり寄ってきてくれます。
目元がショボショボして毛並みもあちこちガサついていましたから、かなりな高齢猫ちゃんのよう。
それでも地元の方にかわいがられているのでしょう、撫でてあげると喜んでお腹を見せてごろん。
急ぎの帰り道
もう1ニャンとの出会い
もう1ニャンとの出会い
このあともう1か所ぜひ島内で訪れたいスポットがあり、そこを訪問して午後12時15分のにっぽん丸行き通船に乗るため帰途を急ぐ私。
土産物を買ったりしているうちけっこう時間がギリギリになり、小走りでしおまち商店街を抜けようとすると…。
うん?今歩道の白線の上に、なんかしっぽの生えた黒いものがいたようだぞ。
振り返って見ると、今日2匹目のリアル猫。
それもわが家のこまちと同じ、黒猫ちゃん!
和風カジュアルカフェの、看板猫さんでした。
12時台の通船逃すと次は13時台まで運行はなく、にっぽん丸に帰ってからがかなり慌ただしくなってしまいます。
内心焦りながらも、島の黒猫との縁を見過ごすわけにはいきません。
1分半ほどの交流を経て、後ろ髪を引かれながらその場を後にしました。
この時の様子も、Twitterで呟いています。
なんとか間に合った出航寸前の通船に飛び乗り、予定通りにっぽん丸に帰船。
夕方からの高座の準備等、やることはいろいろありますが…。
まずは船内のお昼ご飯で、エネルギー補給。
この日のメニューは喉越しなめらかな温麺に、彩り豊かなシラスと小海老ご飯。
おっ、ありがたい。 急いでいたから岡哲商店で食べそびれた、牛肉コロッケもあるぞ!
こらこら、こまちはさっき島で食べてきたろ。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
タグ:にっぽん丸 写真