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並盛400円時代に驚異の高コスパ、茗荷谷駅前『丼太郎』 [日々雑感]


2023年3月21日午前中。日本全国に大きな歓声が沸き起こりました。
第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝、メキシコ対日本の一戦・その9回裏。チーム5番・村上選手の劇的逆転2塁打で、侍ジャパンがサヨナラ勝を収めた瞬間。

そしてその興奮冷めやらぬ同日午後、わが国ではもう一つの「さよなら」が待っていたのです。
さよなら380円.jpg
『松屋』の牛めし、2023年3月21日午後3時より価格改定。
並盛380円との、惜別の時。

※本記事中の商品価格は全て税込、2023年3月時点でのものとなります。

大手牛丼チェーン
並400円の時代へ

新しい松屋の牛めしの価格は、こう。
牛めし並.jpg
・小盛:370円
・並盛:400円
・あたま大盛:530円
・大盛:560円
・特盛:720円

既に他の大手牛丼チェーンでは並盛の値段が
・吉野家:448円
・すき家:400円
となっているので、三大牛丼チェーンでは小盛・ミニ盛以外は全て400円以上という価格設定になりました。

300円代を死守する
孤高の牛丼店

しかし今回の松屋値上げをもってわが国から300円台の牛丼が消滅したのかというと、さにあらず。
諸物価高騰の現代にあって、未だ400円を切る値段で牛丼並を提供している店があるのです!
丼太郎前にて.jpg
地下鉄丸ノ内線・茗荷谷駅前の、『丼太郎』

並200円(最安値時)の破壊的価格を武器に、一時は牛丼価格戦争で大手を向こうに回して真っ向勝負していた激安チェーン『牛丼太郎』
私の住んでいるあたりでも中野駅前・西新宿五丁目に店舗があり、よくお世話になったものです。

しかしあまりの低価格設定で経営に負担がかかったこともあり、2012年にはチェーン店としての営業を終了。
社員の何人かが独立して始めたとされる『丼太郎』5店も大手との競争には勝てず次々と閉店。

茗荷谷の丼太郎は、
その最後の生き残り。
丼太郎看板.jpg
『牛丼太郎』の商標が使えないので、看板の「牛」をテープで隠してある努力が涙ぐましい。

店頭のメニューを拡大してみると…。
メニューのアップ.jpg
なんとこのご時世にあって、未だ牛丼並盛が330円。

驚くアイコン.jpg

「安かろう悪かろうじゃないの?」と思われる方も多いであろうお味の方、私はいい意味で”値段相応”だと思います。
脂身の多い牛肉や古いお米に抵抗ある人にはお勧めしませんが、茗荷谷駅前でコスパ重視のファストフードとしてなら、話のタネに召し上がってみてもご損はないかと。

『丼太郎』
☆住所:文京区小日向4-5-9
☆営業時間:7時~22時(平日)・10時~18時(土日祝)

それぞれの店に
特色と魅力が

☆牛丼チェーンの草分けとしてのノウハウを活かし、いち早く「ちょい飲み」居酒屋的要素を取り入れたりしている『吉野家』。
☆店舗数日本最大、お子様向けメニューやゆったりしたボックス席設置などでファミリー層にも人気がある『すき家』。
☆定食やカレーにも力を入れ、牛丼だけでないバラエティに富んだメニューでリピーターが多い『松屋』。

三大チェーンにはおのおの味の違いだけでない特色があり、ファンのお客様にはそれが魅力になっています。
そして圧倒的低価格を守り続ける『丼太郎』も含め、いろんな店のメニューを食べ分けてみる。
牛丼店いろいろ.jpg
”並400円時代”に突入した庶民の味方・牛丼との、これからの新しく楽しいつきあい方の一つと言えるのでは。

期間限定クーポンで
値上げショックを緩和

さてこの記事を書くために松屋のホームページを覗いてみたら、こんなクーポンが配布されていました!
松屋クーポン.jpg
2023年3月21日から31日いっぱいまで、何度も使える店舗限定の「牛めしメニュー50円引きクーポン」。

期間中はQRコードを券売機にかざすだけで並350円と、値上がり前よりさらにお得!

このクーポンは
https://www.matsuyafoods.co.jp/matsuya/
のほか、各SNS公式アカウントでも配布されています。

こま正面アイコン笑い.jpg

値上げにがっかりして私のように(しばらくは牛めし辛抱しよう)と思った方、気を取り直してお近くの松屋に足をお運びになられてはいかがでしょう。
ささやかなお得感で、お腹も気持ちも満足できるかもしれませんよ。

蔦飾り線.png

お開きまでお読みいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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