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年齢によるもの忘れ、恐れないで楽しもう! [日々雑感]


加齢とともに進行する、”あれどこやった”症候群
普段使っている身近な物が突如神隠しのように見えなくなり、どこをどう探しても出てこない…。
ある程度の年代以上の方なら、少なからずご経験あるはず。
もの忘れこまち.jpg
筆者も先日こんな黒猫こまちを笑えない失敗をしでかしてしまいまいしたので、以下に画像と共にご紹介。

PC作業したいのに
○○○が見つからない!

事件が起きたのは、2022年12月半ば某日。
午前のうちに片づけておきたいパソコン作業のため、机に愛用機を広げた筆者。
起動したパソコンを操作しようと右手で机の上を探ると、いつも傍らに置いてあるはずの無線マウスが見当たりません。

(あれっ、どこやったのかな?)
ざっと作業机の周りを探しても出てこない。
コード類など電子機器関連の小物をまとめてある一画を探索しても発見できないので、だんだん焦ってきます。
マウス捜索.jpg

次第に捜索範囲を広げ、押し入れや部屋着のポケット・トイレや洗面所の隅まで探し回ったのですが結果は空振り。

代わりの有線マウスはありますしタッチパッドでも操作はできますが、やはり使い慣れたマウスの方がはるかに作業がやりやすい。

最後は涙目で「マウス、俺のマウスどこ行った…」うわ言のように呟きながら、家中をさまよい歩いていました。

犯人は○○だった!

一時はどうなるかと思いましたが、今こうして記事を書けているのですからマウスは無事発見できたということです。

そのみつけた場所というのが、探し始めた時には予想もしなかったところ。
「ある者」が、私の気がつかないうちにそこへ隠していたのです。

そしてそのある者とは、近代ミステリの嚆矢であるエドガー・アラン・ポー作『モルグ街の殺人』と同じくらい意外な犯人でした。

そう、私の大切な無線マウスを奪い隠匿したのは…。
「猫」だったのです!
マウス隠す怪盗.jpg

容疑猫は大勢いる

ではその犯猫(人)とは、いったい誰でしょうか。
ひと口に「猫」といっても、わが家には大勢いますので。

第一容疑猫はもちろん、日が高くなっても図々しく布団で寝ているこの人。
寝とぼけこまち.jpg
普段からいろいろやんちゃをやらかしてくれるこまちなら、小型のマウスを隠すくらいのことはやりかねません。

いやそれとも、ひと足早くクリスマスのお菓子を抱えて浮かれているこの人たちかも。
クリスマス浮かれるマスコット.jpg
小柄なヤマト運輸マスコット・クロヤマさんとシロヤマさんでも、二人で力を合わせれば手のひらサイズのマウスを運び出すことが可能なのでは。

共犯ということになれば、こちらの二人も怪しい。
お願い猫姉妹とミカン.jpg
インファント島の小美人みたいな『お願いネコ』姉妹。
白いマウスはモスラの繭に似ていなくもないので、ミカンの次に盗んだのかも。

いやいや、ここはひょっとして”もっとも怪しくない登場人物が真犯人”というミステリの王道かもしれない。
仕事中ジジとマグ猫.jpg
普段こうして実直に鍵の管理をしているジジとマグ猫(猫のマグネット)あたりが、しれっと犯行に及んだりすることもないとは言い切れません。

聞き込みの結果全員にアリバイはなく、謎は深まるばかり。

そして真犯人は
意外なところに

マウスを探しあぐね半分ヤケになって、「お前がやったんなら早く白状しろ!」こまちに八つ当たりする私に呆れた女房。
一緒に方々探しつつ
「お父さんここは落ち着いて、最後にマウス使った時のことゆっくり思い出してみなよ」
と、ありがたい助言をしてくれました。

うんそうだな。
こういう時こそ気を取り直して、初心に帰るのが大事だな。
そう思いさっそく、記憶を辿ってみます。

考えるアイコン.jpg

おしまいに無線マウスでパソコン操作したのは、前日の夕方。
日が暮れたら急に冷えてきて、マウス持つ手が本当に冷たかったなぁ。
あんまり寒いから、久しぶりであれ出してきて温まったんだよなー。

…ん、”あれ”出してきて…?
そうか!わかった!

市川崑版『金田一耕助シリーズ』で加藤武さん演じる警部のように手を打つと、押し入れの中から”あれ”を取り出してきます。
真犯人はパッド.jpg
☆『冬のパソコン作業を快適にする、あったか周辺機器~電熱マウスパッドご紹介~
で取り上げた、手元があったかい猫顔マウスパッド

最初はふてぶてしい顔で犯行を否認していた猫パッドでしたが、粘り強い捜査官(私)の追求にようやく重い口を開き。
口を開けるパッド.jpg
隠匿物を差し出し、犯行を自供するのでした。
告白する犯人.jpg

昨日パソコン畳む時に、マウスを入れたままの猫パッドを押し入れに放り込んで気がつかなかった私の粗忽。
おのれがしでかした.jpg
自分のせいにされかかった猫パッドから、きつく叱られてしまいました。ごめんなさい。

もの忘れも
納得して楽しもう

ちっぽけな無線マウス一つに、30分以上振り回されたこの日の筆者。
ことほど左様に、もの忘れすることが増えてきている昨今。
爪切りなどは、3日に一度はブラックホールに吸い込まれて行方がわからなくなります。

固有名詞も、思い出せないことが多々ありますしね。

でもこれは、歳をとれば誰にでも訪れる現象。
あまりに度を過ごすようなもの忘れは病気の範疇でしょうが、今回のようなケースは(自分も年だなーハッハッハ)笑い飛ばすくらいの余裕があった方がいいと思います。

”人とは、忘却する生き物”。
忘れたら、思い出す努力をしたり人に聞いたりすればいいのです。

品物がどこに行ったかわからなくなった時は、それこそ推理ゲームの名探偵みたいに筋道たてて考えてみればいい。
その作業自体が、けっこういい頭の体操になるのでは。

そしてなくしたと諦めかけていた物が、思いがけないところから出てきた時の喜び。
これは、本当に嬉しいものです。

私は今回どうしても無線マウスが見つからなかったら急いで新品を買ってこようと思っていたくらいですから、発見の喜びもひとしお。
なくした物がご褒美に.jpg
自分の物が見つかっただけなのに、福引で景品が当たった時のようなお得感を得られました。

加齢によるもの忘れが気になる方。
ぜひそれとうまく折り合いをつけ、むしろ逆手にとって楽しんじゃいましょうよ!

さぁ次はどんな物が紛失して、名探偵の出番となるかな?

蔦飾り線.png

ご精読、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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