素敵な古民家空間で過ごす、豊かなティータイム~金沢『カフェくろねこ』さん訪問~ [猫のいる風景]
古都の風情が今も残る、金沢の街。
黒猫こまちが今日やって来たのは、大通りから少し入ったところに佇む素敵な古民家カフェ。
その名も、
『カフェくろねこ』さん!
黒猫こまちが今日やって来たのは、大通りから少し入ったところに佇む素敵な古民家カフェ。

『カフェくろねこ』さん!
趣ある建物
猫がお出迎え
猫がお出迎え
2021年秋にオープンした『カフェくろねこ』。
元映画・ドラマ監督のオーナーさんが、地元に帰って始められたお店。

昔ながらの造りは極力残しつつ快適に過ごせるカフェに産まれ変わった、大正産まれ・築100年の二階建て日本家屋。
そこで春には桜も咲き誇る庭を眺めながら、香り高いコーヒーやオリジナル軽食がゆったり味わえると評判。
そこで春には桜も咲き誇る庭を眺めながら、香り高いコーヒーやオリジナル軽食がゆったり味わえると評判。
今回筆者がその『カフェくろねこ』さんを訪れたのは観光ではなく、以前からお世話になっている方がここで主催してくださる落語会出演のため。

初めて伺う会場なのでどんなところだろうとお店のホームページやSNSでのレビューを調べてみると、
というのも売りの一つだというではありませんか!
というのも売りの一つだというではありませんか!
これを知った猫同居人の私、訪問するのがますます楽しみに。

そして2022年4月18日午後、ワクワクしながら『カフェくろねこ』へとやって来た私。
まず玄関先でいきなり、かわいい猫たちの看板がお出迎え。
やはり猫が踊る戸を開けて中へ入ると、
そこにも猫ねこネコ!



店内いたるところ
溢れる猫と遊び心
溢れる猫と遊び心
17時開演の落語会。会場設営を始める16時までまだ間があるので、まずはゆっくりお店の中を見せていただきましょう。
陽当たりのいい窓際のソファで、名物のバナナジュースを注文してご満悦のこまち。
グラスに敷かれたコースターにも、黒猫が。

グラスに敷かれたコースターにも、黒猫が。

広間の脇には、
半個室のように奥まったスペース。
これこれこまち、ここはお客様が落ち着いて本読んだりするところだから。
かくれんぼなんかして、お邪魔しちゃいけないよ。
半個室のように奥まったスペース。

かくれんぼなんかして、お邪魔しちゃいけないよ。

よく冷えたジュースを飲んだこまち、ここでちょっとお手洗いを拝借。
おや、化粧室の洗面台に猫がいます。
おや、化粧室の洗面台に猫がいます。

個室に入ってみると、足元に揃えられたスリッパも猫柄。

そして化粧室の壁に貼られた「カフェくろねこでの心得」。
思わず(クスっ)と笑ってしまう、遊び心溢れる内容。

ギャラリー兼の
広々とした2階
広々とした2階
昔の日本家屋らしい、急な梯子段を上って2階へと。
仕切りがなく広々とひと間にしてあるお座敷は、下よりさらに陽当たりがいい。
こまちでなくても、ちょっと横になって昼寝をしたくなります。

床の間に掛けられた絵、ご婦人と猫。
女性は、猫に何て声をかけているんでしょうか。

その絵から目を下にやると…猫バンドが、ノリノリで演奏中。
軽快なジャズの旋律が、耳に響いてくるよう。

2階はギャラリーも兼ねており、猫を扱った色んな作品が展示されています。
お客様はそれらを自由に見てまわり、気に入ったものは値段が付いている商品なら下で購入可能。
お客様はそれらを自由に見てまわり、気に入ったものは値段が付いている商品なら下で購入可能。
今回はちょっと慌ただしくて買えなかったのが残念ですが、Tシャツ・手拭い・風呂敷などのオリジナルも豊富な品揃え。
次の機会には、
ぜひ買いたいと思います!
次の機会には、
ぜひ買いたいと思います!
さぁ、会場設営
そして落語会本番
そして落語会本番
一般のお客様が皆さんお帰りになったので、16時少し前から会場設営開始。
身体が大きくて手際のいいオーナーさんと、率先して協力してくださる常連の方々の連係プレーで。私が余計な手を出す間もなく、キッチンカウンター前のこのスペースが。
あっという間に、
こんな素敵な高座に早変わり!

こんな素敵な高座に早変わり!

さぁ開演時刻になり、扇治独演会スタート。
当日1席目は『時そば』、仲入り後は『カフェくろねこ』さんでこの噺をやらない手はないだろうという、『いただき猫』。
後者は浪曲『猫餅』を三遊亭圓窓師匠が落語に直した演目、私が昔から大好きな噺。
後者は浪曲『猫餅』を三遊亭圓窓師匠が落語に直した演目、私が昔から大好きな噺。
会場いっぱい・30名弱のお客様は皆様好意的に反応してくださり、なんとか笑いのうちに1時間半の番組をお開きにすることができました。
会の模様を取材した地元紙の記事を、お客様がTwitterに投稿してくださっています。 ご当人のご了解を頂戴して、以下に掲載させていただきました。ありがとうございます。
今朝の新聞に掲載された。
— garden (@garden_tekuteku) April 18, 2022
猫背で写ってる(笑)
この距離感たまりませんわ。@senjitonaraban1 @cafekurone1921 pic.twitter.com/65WMKPmNKV
わが家の黒猫も
カフェ支店をオープン?
カフェ支店をオープン?
2泊3日の北陸公演を終え帰京した私を、出迎える黒猫こまち。
『カフェくろねこ』さんからいただいてきたオリジナルステッカーを、お土産にあげましょう。
こまちは座っているので全体のフォルムは違いますが、ステッカー猫と同じような瞳の形。

相手も黒猫だとわかるのか、初対面でも警戒することなくステッカーに興味を示すこまち。

こまち
思い立ったら行動が早いわが家の黒猫。
さっそく物件の都合をつけると、2軒同時に『カフェくろねこ』支店をオープンさせました!
さっそく物件の都合をつけると、2軒同時に『カフェくろねこ』支店をオープンさせました!


2年半ぶりに伺い、色んな方のご尽力で務めさせていただいた北陸公演。
これからまた少しづつ、こういった機会が増えてくるといいな。
これからまた少しづつ、こういった機会が増えてくるといいな。
そのためにはいつどこへ呼んでいただいてもいいように、しっかり稽古と準備をしておかなくては。
亡き師・扇橋の教えです。

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
タグ:おすすめスポット 猫 落語