久しぶりのにっぽん丸、台湾へ向けいざ出港!~2024年迎春クルーズ乗船記その①~ [旅のアルバム]
大観覧車コスモクロック21を背に、ご機嫌のマドロスさん。
ここは13番地じゃなくて、「横浜市中区新港2丁目8番」ですけどね。
初めての岸壁で
懐かしい船に再会
懐かしい船に再会
2023年12月27日午後12時過ぎ、筆者はみなとみらい線馬車道駅から横浜ハンマーヘッドへ向かって歩いていました。1年8か月ぶりでお仕事をいただいた、客船にっぽん丸に乗るためです。
大さん橋ではなく新港岸壁からの乗船は初めてなので、大きな荷物(大事な高座衣装と、それ以上に大切なアルコール飲料)を持って道を確かめつつ慎重に歩を進める。
駅から5分ほど歩くと海の方から潮の香が漂い、もやってある船の姿が見えてきました。
う~ん、確かに私も若い頃はよく屋形船の仕事したけどなぁ。こまちさん、今回はお父さん乗るのこれじゃないからね。
立体交差の歩道橋を渡ると、眼前に広がる港の景色。
それは海上保安庁の巡視艇だってば。
客船ターミナル施設2階のテラスへ上がると、
はい、久しぶりに再会するにっぽん丸の雄姿!
関係者用ゲートから岸壁上へ進み、いよいよ乗船開始。
後ろから見るにっぽん丸はお尻が丸っこくてキュート、船首方向からのシャープなシルエットとはまた違った魅力があります。
夕景の横浜出港
海の宝石箱を船は往く
海の宝石箱を船は往く
船内にはいたるところに年末年始用ディスプレーが飾られ、迎春気分を盛り上げています。
吹き抜けのエントランスに飾られたクリスマス~新年の巨大タペストリー。 これは元日になるとかけ替えられるそうで、今からどんなのになるのか楽しみ。
吹き抜けのエントランスに飾られたクリスマス~新年の巨大タペストリー。 これは元日になるとかけ替えられるそうで、今からどんなのになるのか楽しみ。
今日から10泊11日間、私の住まいとなる船室。
※実際にはペットの同伴はできませんので、ご了承ください。
大勢のお客様がご乗船なさる人気クルーズなのに、担当の方がやり繰りして私には個室を用意してくださいました。よーしじゃあそのお心遣いに応えられるよう、部屋で一生懸命稽古やパソコン作業に励まなくっちゃ。
大勢のお客様がご乗船なさる人気クルーズなのに、担当の方がやり繰りして私には個室を用意してくださいました。よーしじゃあそのお心遣いに応えられるよう、部屋で一生懸命稽古やパソコン作業に励まなくっちゃ。
イベントスタッフの方と仕事の打ち合わせをしたり部屋で荷解きをしたりしているうち、あっという間に午後5時の出港時刻を迎えます。
銅鑼と汽笛の音を響かせタグボートに別れを告げ、静かに暮れなずむみなとみらいの街を後にする海の大和撫子。
東の空に輝き出した月をのぞみつつ、
横浜ベイブリッジへと向かっていくのでした。
様々な灯りに彩られた暮れゆく海は、まるで魔法の宝石箱のよう。
橋をくぐって防波堤を過ぎれば、
そこから船は広い海原を一路台湾へ向けて順風満帆。
さぁ旅の始まり、今回の航海ではどんな出会いが待っているでしょうか。
2024年迎春クルーズ乗船記、この後もどうぞお楽しみに。
※本乗船記シリーズ他記事
客船横浜発着時の名物ベイブリッジ通過風景、今回はライトアップされた橋を真下から撮影した動画をYouTubeチャンネルに投稿しております。よろしければ以下のリンクからご覧ください。
https://youtu.be/i40OozKzF5A
https://youtu.be/i40OozKzF5A
入船亭扇治・記