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諦めるな、加齢による膝の痛み!効果的な市販薬をご紹介 [お役立ち情報]


先日、膝を痛めた筆者。
膝を痛めた扇治.jpg
整形外科にかからず、なんとか自力で症状寛解に至ることができました。

同じように膝の疾患でお困りの方々に少しでもご参考になればと、その経緯を以下に記しておきます。

楽屋で発症、人からうつった?

2024年1月6日17時頃、私は浅草演芸ホール初席第4部に出演するため着物姿で楽屋入りしました。

前座が出してくれたお茶を飲みながら待っていると、第3部のトリを務めた林家正蔵師匠が下りてきます。
新年の挨拶を交わした後、正蔵師から「扇治さん、膝とか悪くない?」と訊かれ「ええ、今んとこ別に痛いってことはないですね」と答えると正蔵師いわく、「いいなぁ、そっちと同い年なのに僕なんか、ちょっと長い噺やるとその場ですぐ立てないくらい膝の調子良くなくってさー」。

そりゃ大変ですねーなんて話をしてるところへ別の先輩噺家が「あー、ここまで来るだけで足が痛いよー」言いながら入ってきて、「オレが上がる時、これ高座に出しといて」と合曳(あいびき。正座用の座椅子)を前座に渡します。

さらにその後楽屋入りした後輩が着替えているのを横目で見ると、両足の膝のところをガッチリとサポーターで固めている。かなり体重があるその噺家は、もう10年以上膝の痛みに悩まされているのだそうです。

いったん膝の話になると、その時の楽屋では大勢の噺家たちが「オレも膝はつらいね」「アタシは定期的にヒアルロン酸注射ってのしてもらってるよ」の大合唱。

それを聞いているうちに、座っている私もなんだか左の膝がムズムズするような気がしてきました。
楽屋で膝が痛い.jpg
そして出番がすみ表へ出て歩き出すと、本当に膝の蝶番が外れたような「ガクン」という違和感とともにズキズキと痛みが襲ってきたではありませんか!

もともと膝が悪くなりかけていたところへ着物で長い距離移動したので、たまたまそのタイミングで発症したのでしょうが…。
なんだか楽屋でみんなの「膝が痛い」のがうつったような気がして、「膝の病気ってのは、空気感染すんのかねー」なんて冗談まじりで家人に話したりもしました。

通院なしの膝痛対策

しかし笑い話にしていられたのは最初のうちだけで、日を追って左膝の違和感は悪化の一途をたどります。
一週間たった頃には痛みが慢性化し、就寝中足を組みかえるのにも苦労するほどに。

以前同じ箇所を痛めた時に買った簡易サポーターとコンドロイチン錠剤で対処してみましたが、あまり劇的な効果は得られず。
過去の経験から整形外科にかかっても投薬や理学療法を続けながら「しばらく様子を見る」という経過になるのは想像がつくので、今回は市販薬でなんとかしてみることに。

そのために揃えたのが、この4点。
薬紹介.jpg
画像左から
①ユートク ロキソプロフェンNaテープ
②コーワ コンドロイザーα
③アサヒ 筋骨グルサコミン
④コーワ バンテリンサポーター
※ヤマト運輸マスコットは含まず。



①の貼り薬は知人からもらった処方薬ですが、同じ薬効のものはたくさん市販されています。 患部に直接作用しますから、私の場合は痛みを抑える効果はこれが一番高く感じられました。



②コンドロイザーαにもビタミンB1・B12・ボウイ乾燥エキスという消炎鎮痛成分が含まれており、痛みを和らげつつコンドロイチンを補給したい方におすすめ。

関節痛対処市販薬ではトップクラスのお値段ですが、身体に合えばそれだけの効果は期待できる薬品だと思います。



③は数ある軟骨成分補給サプリメントの中から、商品名とパッケージに惚れこんで選びました。
筋骨グルサコミン.jpg
『筋骨グルサコミン』、いかにも頼りになりそうなネーミングじゃありませんか。

グルサコミンほか筋骨草エキス・コンドロイチン・ヒアルロン酸・低分子コラーゲンなど13種の成分配合、それでいて1錠あたりの単価は類似商品の中では比較的安い。

成分のバランスとコスパの良いサプリで、私は症状がほぼ治まった今ではこれだけを毎日規定量の半分ずつ服用しています。



④のサポーターは特許技術のテーピング縫製が膝周りをしっかりガードし筋肉の代わりをしてくれるので、一番症状が重かった時の階段上り下りなど本当に助かりました。

ただ太腿からふくらはぎにかけてかなりきつく締め付ける構造ですから、これをつけたまま高座に上がったら左足だけ極端に痺れが切れて困ったことも。長時間正座する時ははずすようにしましょう。



これらを服用・使用し、発症約1か月半後には痛み・違和感ともにほとんどなくなりました。
自然治癒力もかなり働いてはいるのでしょうが、市販薬が症状寛解の時期を早めてくれたのは確かだと思います。

猫にも薬効はあるか?

ここまで記事を書いてきてふと、(猫にもこういう薬、効いたらいいなー)という思いが脳裏をよぎりました。

猫の加齢による衰えは、腎臓とともに脚の関節に顕著に現れます。
17歳まで生きたわが家の先代猫は晩年高いところへ上るのが日々苦手になり、こちらで踏み台を用意してあげなければなりませんでした。

猫の膝…というと脚のまん中あたりで「く」の字型に曲がる関節のことと思いがちですが、あれは「飛節」という踵にあたる部位。 本当の膝は、脚の付け根部分なのだそうです。

いずれにしてもそこが年をとるにつれ弱ってくるわけですから、サプリメントでその進行を少しでも遅らせることができたらどんなにいいでしょう。
そこで今回私がお世話になった錠剤2種を、こまちにも見せてあげることにしました。

どっちか、黒猫のお気に召すかな?
こっちかなー。
こっちはどうかな.jpg
それとも、これかなー。
どっちがいいかな.jpg

二つの瓶を仔細に点検した後、しばし空を睨んで黙考。
しばし考える.jpg

そして、こまちの下した決断は…。
こまちには不要.jpg
まだまだ若いんだから、こういうものに頼る必要無し!

そうだね、毎日夕ご飯前の運動では私の肩口の高さまで軽々とジャンプする君には、薬はお呼びじゃなかったね。

こま正面アイコン基本形.jpg

よーし、そろそろこの記事も書き上がるから、ちょっと早めに遊んでご飯あげようかね。
元気に走り跳ぶ猫の姿から、私もパワーもらって膝の痛みなんて吹き飛ばしちゃおう。

蔦飾り線.png

入船亭扇治・記

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