道東の名店『更來』さんで食す、絶品そばとラーメン! [お気に入り・おすすめ]
初秋の青空のもと、人気のおそば屋さん前にて。
自分の番呼ばれるのを、楽しみに待つ黒猫こまち。
店頭で待つのも
味わいのうち
味わいのうち
良質の粉が各地で収穫され、そばの名店も多い北海道。
そんな中の一軒、北見市端野町『そば切り 更來 (さらい)』さんを2年ぶりに訪れた筆者。
そんな中の一軒、北見市端野町『そば切り 更來 (さらい)』さんを2年ぶりに訪れた筆者。
毎年恒例道東ツアーでお世話になる、留辺蘂図書館友の会のK.S.さん(男性)。食べ歩きが大好きなそのSさんが「扇治師匠、去年(2022年)は日が合わずに更來行けなかったから、今年はぜひ」と誘ってくれたのです。
売り切れ御免のそばをまず電話で確保、正午少し過ぎに到着すると人気店のこと。もちろんすぐには入店できず、駐車場に車を入れてSさん・私・友の会のT.W.さんと三人でしばし席が空くのを待つことに。
売り切れ御免のそばをまず電話で確保、正午少し過ぎに到着すると人気店のこと。もちろんすぐには入店できず、駐車場に車を入れてSさん・私・友の会のT.W.さんと三人でしばし席が空くのを待つことに。
でもそこは、雄大な風景の宝庫・北海道。近所をぶらぶらしながら写真を撮り(こっちはやっぱり、空が高いなー)
(玉ねぎの収穫、もう済んだんだなー)
なんてことを思っているのが、また楽しい待ち時間の味わい。
撮影しながら散策していると、ほどなく店内から「お待たせしました、どうぞー」と招く声が。
カジュアルで
明るい店内
明るい店内
厨房を含め三方の窓から光が差し込む店内は明るく清潔、カジュアルな喫茶店のような雰囲気。
レジに飾られた北見の造形作家Atelier NON NON (アトリエノンノン)さんの力作・ミニチュアそばセットは、何度見ても素晴らしい!
ぱっと見には、本物みたいに見えますよね。
冷たいせいろと温かいそばを前にした、かわいらしい招き猫もいました。
そしてレジの向こうの壁には色紙が何枚か飾られているのですが、なんとそのうちの1枚は…。
不肖・私入船亭扇治の拙毫。
2020年初めての訪問時に描いた色紙を、お店の方との記念写真と併せて今も飾ってくださっている。 弱小噺家としては、身に余る光栄。
2020年初めての訪問時に描いた色紙を、お店の方との記念写真と併せて今も飾ってくださっている。 弱小噺家としては、身に余る光栄。
名物そばと
新商品にもチャレンジ
新商品にもチャレンジ
さぁ店内の写真を撮っているうちに、注文の品が運ばれてきました。
更來さん売りの一つは、打ち方によって味わいが違う「美・黒・更」三種類のそば。
更來さん売りの一つは、打ち方によって味わいが違う「美・黒・更」三種類のそば。
三種を合い盛にしたお得セットもありますが、留辺蘂のSさんは食べ応えのある「黒」が一押し。今回は私も、北見名物「冷やかし(冷やしかしわ=甘辛鶏肉煮を乗せたもりそば)」をつなぎ無しの黒でやってみます。
甘めのつゆが多い北海道にあって、更來さんのそばつゆは生醤油の味を活かしたキリリと辛めの味わい。
「つゆにどっぷり浸す」のでではなくそばの先に少しだけつゆをからめ、道内産にこだわった薬味とともにつるつるっとたぐりこめば…。口中いっぱいに歩広がるそばの香りと、田舎そばのポクポク感+絶妙のコシが一体となったボリュームある食感。
「つゆにどっぷり浸す」のでではなくそばの先に少しだけつゆをからめ、道内産にこだわった薬味とともにつるつるっとたぐりこめば…。口中いっぱいに歩広がるそばの香りと、田舎そばのポクポク感+絶妙のコシが一体となったボリュームある食感。
つゆをもう少し甘めにしたいという方用には、追加の出汁が用意されています。
そして津別町の農家さんオリジナル唐辛子『朱乃一振(あかのひとふり)』、これがまた有効なんです!
辛さ際立つのに料理の味付けを損なわない独特の薬味、量を加減しながらそばに直接振りかけるとさらに食が進みますよ。
辛さ際立つのに料理の味付けを損なわない独特の薬味、量を加減しながらそばに直接振りかけるとさらに食が進みますよ。
さすがはつなぎ無しのそば粉100%、以前食べた美・更科そばと比べ同じ冷やかしでも食べ応えは三割増しくらい。
いやぁ食べた食べたおいしかったといったん箸を置いたのですが…。
いやぁ食べた食べたおいしかったといったん箸を置いたのですが…。
実は私とSさんは、壁に貼られた新メニューのことが先ほどから気になって仕方なかったのです。
「そばつゆで食べる全粒粉の自家製拉麺」。
お店の方に伺うと、昨年12月から新しく始めたメニューとのこと。道内のさるラーメン名店で食べた麺があまりにもおいしいので、それを更來流にアレンジすべく試行錯誤を繰り返して完成した特製ラーメンだそうです。
お店の方に伺うと、昨年12月から新しく始めたメニューとのこと。道内のさるラーメン名店で食べた麺があまりにもおいしいので、それを更來流にアレンジすべく試行錯誤を繰り返して完成した特製ラーメンだそうです。
うむむむ、気になる!
今ここで見送れば、今度食べるのは最短で来年になってしまう。
今ここで見送れば、今度食べるのは最短で来年になってしまう。
そんな私の気持ちを察したSさんが「拉麺一つとって、三人で分けよっか」となんともありがたい提案を。「ぜひぜひ!」とその好意に甘えて、新作かしわ拉麺を一人前注文。
やがて運ばれてきたラーメンは、澄んだスープに縮れが少なめの滑らかな麺が漂うさっぱりとした見た目。 全粒粉麺の優しい食感がそばつゆベースのスープによく合い、そばとはまた違った味わい。
ボリュームたっぷり黒そばを食べたばかりの三人ですが、続けての拉麺もペロリと3分の1ずつを完食。さすがに当初頼む予定だったデザート「そばクッキー」は断念しました…。
やがて運ばれてきたラーメンは、澄んだスープに縮れが少なめの滑らかな麺が漂うさっぱりとした見た目。 全粒粉麺の優しい食感がそばつゆベースのスープによく合い、そばとはまた違った味わい。
ボリュームたっぷり黒そばを食べたばかりの三人ですが、続けての拉麺もペロリと3分の1ずつを完食。さすがに当初頼む予定だったデザート「そばクッキー」は断念しました…。
こうして新メニューも賞味することができ、大満足のうちに席を立ちます。
お忙しい中、お店の方々とあらためて記念撮影もさせてもらいました。
お忙しい中、お店の方々とあらためて記念撮影もさせてもらいました。
お昼の営業のほか、夜は予約制で飲み放題付の貸し切り宴会もやってらっしゃる更來さん。
「いつかこちらで、宴会付の落語会を」と申し上げたら、店主のM.U.さん「常連さんや近所の方が喜びますから、機会があれば」とおっしゃってくださいました!
「いつかこちらで、宴会付の落語会を」と申し上げたら、店主のM.U.さん「常連さんや近所の方が喜びますから、機会があれば」とおっしゃってくださいました!
道外からのお客さんも多い人気店ですからそう簡単には実現できないかもしれませんが、いずれそばの演目を交えた楽しい落語とお酒の会を更來さんでやらせていただきたいというのが、私の夢。
その実現のためにはまた北海道に来られるよう、さらに芸を磨き精進しておかなければ!
その実現のためにはまた北海道に来られるよう、さらに芸を磨き精進しておかなければ!
『そば切り 更來』
☆住所:北海道北見市端野町3区485-3
電話:070-5068-1133
☆営業時間 11:00~14:30 ラストオーダー14:00 ※そばが売切れ次第終了。
☆定休日 月曜日・第2火曜日・第4火曜日(祝日の場合はその翌日)
☆公式サイト:https://www.sarai-soba.jp/
☆住所:北海道北見市端野町3区485-3
電話:070-5068-1133
☆営業時間 11:00~14:30 ラストオーダー14:00 ※そばが売切れ次第終了。
☆定休日 月曜日・第2火曜日・第4火曜日(祝日の場合はその翌日)
☆公式サイト:https://www.sarai-soba.jp/
入船亭扇治・記