突如襲い来る、携帯電話の通信障害に備えよ! [日々雑感]
SNSで、よそのお宅の猫ちゃん見ようとしたら…。
携帯電話会社の通信障害で、困惑する黒猫こまち。
三大キャリア史上
最大規模の通信障害
最大規模の通信障害
2022年7月2日未明に発生・同月5日夕方の完全復旧宣言まで、計3915万回線に大打撃を与えたauの通信障害。
au契約携帯電話で一切の音声・データ通信ができなくなっただけでなく、銀行ATMやアメダスなど。KDDI回線を利用する多くの端末・施設・機関にも影響が。
三大通信キャリアでは2018年にSoftBank・2021年にdocomoで通信障害が発生していますが、今回のケースは被害対象回線の多さ・復旧までに要した時間の長さで過去最大級の事故。
au利用者である筆者も2日午前中、仕事関係の電話を何度かけても繋がらず。自宅のSoftBank回線Wi-Fiを使って繋いだネットニュースで、障害の発生を知りました。
わが家にいる分にはそのWi-Fiも固定電話もありますからそんなに不自由ではないのですが、問題は外出先。
私はスマホとは別にモバイルルーターも1台契約しているのですが、これがKDDI回線のWimax。 一部ユーザーの方は通信障害発生中もWimaxが使える時があったそうですが、私の場合はずっと「圏外」マークがついたまま。
私はスマホとは別にモバイルルーターも1台契約しているのですが、これがKDDI回線のWimax。 一部ユーザーの方は通信障害発生中もWimaxが使える時があったそうですが、私の場合はずっと「圏外」マークがついたまま。
久しぶりの公衆電話
そしてテレフォンカード
そしてテレフォンカード
間の良くないことに、au障害真っ最中に東北への旅があった私。
新幹線やホテルのWi-Fiでメールチェックなど最低限のデータ通信はできましたが、それとは別にどうしても旅先で電話をかけなくてはいけない用があり。
本当に久しぶりで公衆電話を利用することに。 こまち、
使い方わかるかい?
本当に久しぶりで公衆電話を利用することに。 こまち、
使い方わかるかい?
この時は硬貨を入れて公衆電話かけたのですが、(そうだ、うちにも使いかけのテレフォンカードまだ何枚かあったんじゃないかな)ふと気になってきました。
1泊2日の短い旅から帰り探してみると、手近なところだけで4枚発掘。
山形新幹線開業記念、雪かき立て進む「つばさ」号の雄姿。
北のにしん大尽が6年半の歳月をかけた別荘、「旧青山別邸」。
大入袋デザインの、洒落たテレカ。
江戸文字で「てれふぉんかーど」、度数も「伍拾~零」と入っているのが面白い。
そしてテレカとして最初に発売された、「岡本太郎デザイン」の100度数。
一時はかなり高価に取引されたカードですが、今は未使用で1000円ちょいくらいが相場。
それだけテレカの需要が減り、絶版品の価値も下がっているのでしょうね。
それだけテレカの需要が減り、絶版品の価値も下がっているのでしょうね。
意外なお宝発見というわけにはいかないかもしれませんが、皆様もお宅に眠っているテレフォンカードお探しになってみては?
懐かしい想い出を、
呼び覚ましてくれるかも。
懐かしい想い出を、
呼び覚ましてくれるかも。
数は減っても
必要な公衆電話
必要な公衆電話
全国の公衆電話は、年々撤去されその数は本当に少なくなってきています。
でも今回のような障害や、東日本大震災のように大きな自然災害が起きた時。
やはり固定回線の公共通信手段として、街角の公衆電話は必要なんだなと実感。 こまち、その頭に乗っけてる電話は、ちょっと古すぎるんじゃないかい。
やはり固定回線の公共通信手段として、街角の公衆電話は必要なんだなと実感。 こまち、その頭に乗っけてる電話は、ちょっと古すぎるんじゃないかい。
こまち
「いやいや、最後に頼れるのは究極のアナログ電話ニャ!」
通信障害を起こす
デジタル回線の渋滞
デジタル回線の渋滞
こたびのau障害は、多摩にあるauネットワークセンターでのルーター設備保守交換がきっかけだったそうです。
交換した新ルーターに、故障が発生。急きょ旧ルーターに戻したのですが…。
その際「VoLTE交換機」という音声デジタル信号を処理するシステムに、利用者のデータ通信が集中。
「輻輳」と呼ばれる、デジタルネットワーク上の大渋滞を惹きおこすことに。
「輻輳」と呼ばれる、デジタルネットワーク上の大渋滞を惹きおこすことに。
輻輳という言葉自体はネットワーク専門用語ではなく、医学の世界などでも使われるそうです。
「さまざまなものが、一か所に集中して混雑する」様を表す語。
車へんの漢字からできていますから、語源は交通渋滞から来ているのでしょうか。
「さまざまなものが、一か所に集中して混雑する」様を表す語。
車へんの漢字からできていますから、語源は交通渋滞から来ているのでしょうか。
今回のことで、多くの人が耳にしたであろう「輻輳」。
便利なデジタルネットワークの恩恵を受ける現代人は、いつまた起きるかもしれない通信トラフィック集中による障害というリスクと。常に隣り合わせということを肝に銘じるべきだと思わされた、3日間の出来事。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
タグ:猫 落語
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