下谷神社前で筆と短冊を持ち、やる気満々のこまち宗匠。
まずは私の弟弟子・実直な芸で定評ある扇里師と、古典も新作も明るく楽しくこなす五明楼玉の輔師。
言うなれば静と動、芸風のまるで違う二人の選を拝見しましょう。
共鞄持(入船亭扇里)選
客の一
客の二
客の三
客の四
客の五
人の位
地の位
天の位
雲隠し
軸(自句)
玉照大神(五明楼玉の輔)選
客の一
客の二
客の三
客の四
客の五
人の位
地の位
天の位
雲隠し
軸(自句)
今回は全体の投句数が少なめだったので、選に入る句もけっこう「お馴染み」が多くなりました。
それでも同じ句が選者のセンスで付ける効きによって、ガラッとイメージが変わるところが雑俳の楽しさ。
扇治拙吟「~共白髪」はお客様にも採っていただきましたが、扇里師は
という面白い切り口で選に入れてくれました。
続きまして、私の選も謹んでご披露。
扇仮名女(入船亭扇治)選
客の一
客の二
客の三
客の四
客の五
人の位
地の位
天の位
雲隠し
軸(自句)
お粗末でございました。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。 ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
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