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頭上と足元に春を感じる、令和5年花見散策 [日々雑感]


平年より6日早く、2020・2021年と並んで観測史上最速で開花した令和5年東京の桜。
お花見ピクニック.jpg
4年ぶりに飲食と歓談が解禁された、日本の花見。

足元にも春の便りが

3月23日・大学の人たちとやっている俳句会のため、四谷へ向かった筆者。
新型コロナウイルスの影響によりメールでの通信句会が続いており、2022年10月以来5か月ぶりの対面形式。兼題「山笑ふ」ほか当季雑詠含めて計5句、なんとか捻りだしての出席です。

ここんとこ俳句サボってたから、はたしてどうなるかな…。
考えるアイコン.jpg
不安と久しぶりの対面句会への期待を抱いて、まずは最寄り駅へ。
当日はちょっと冷たい霧雨が降っていましたが、風にはそこはかとない春の香りが感じられます。

ふと足元を見ると、庭先に白と青のハナニラが咲き誇っているお宅が。
ハナニラアップ.jpg
敷地内までスマホ差し入れて撮るわけにはいかないので門柱の周りだけの画像ですが、広い庭一面に星が散りばめられたようでした。
ハナニラ.jpg

そして歩道の脇には、アスファルトの隙間を縫って顔を出したタンポポの花と綿毛。
タンポポ綿毛.jpg
フワフワでまん丸なタンポポ赤ちゃんたち、風に乗って緑が多いところまで飛んでいけるといいね。

久しぶりの土手で
雨中の花見

先に赤坂で用を済ませてから、御用地沿いにぶらぶら歩いて四谷の土手へやってきました。句会開始までまだ少し時間があるので、土手に上って傘を片手の花見と洒落込むことに。

同窓会役員もやっている筆者は上智大学構内にはけっこうよく来ますが、最後に土手を歩いたのは10年くらい前だったでしょうか。
土手の桜1.jpg
満開に近い花をつけた桜の木が外堀遊歩道に沿って並ぶ様は、やはり絵になります。

雨中の桜も風流なものですが、久しぶりの土手で花見なんだからちょいと画像を加工して青空バージョンも作ってみよう。
晴れ土手の桜1.jpg
空を加工するついでに、傘をさして歩いていた女性にも姿を消していただきました。

スマホを近づけアップで撮ると、薄ピンクの花びらに光る水滴。
桜アップ.jpg

土手を下りて、新宿通り側からの桜も撮影。
晴れ土手の桜1.jpg
こちらも空の青を少し足しています。

句会済ませて
表に出れば
 

桜を堪能したところで、いよいよ大学構内での俳句会に臨みます。
出席者16名で和やかに行われた互選、やっぱり人の句と選に直接触れるのは勉強になるなぁ。

当日の扇治拙吟中、抜いていただいたのは以下の4句。
瑣事多き人の世見据へ山笑ふ
半眼の猫寄り添ひし春障子
鏡面の顔はなやぎて水温む
墨薫る証書抱きて卒業す

誰にも採ってもらえず坊主だった句は発表しないつもりでしたが、反省の意を込めて恥ずかしながら掲載いたします。
山笑ひ小さき電車のつたりと

う~ん、これは我ながらひどい出来だな。 もし人の句だったら、私でも採らないでしょう。

まぁでもいいや、久しぶりの皆さんとひと時過ごせて本当に楽しく充実した午後になったから。
句会の余韻を胸に表へ出れば、雨はあがっています。日も西に沈みかけており、四谷見附橋の灯りがちょうど点ったところ。
四谷見附橋の灯り.jpg

さぁ、これから急いでうちへ帰って、留守番のこまちと遊んでご飯あげなくちゃ。 そうだ、その前に。
桜トンネル満開.jpg
リアル黒猫にも花見のお相伴。

桜罫線淡い760.png

ご精読感謝、乞う再来訪。
入船亭扇治拝

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