懐かしい色紙・地元の味との出会いも〜令和4年度文化庁ツアー旅日記④〜 [旅のアルバム]
室温30度を超す、
学校の体育館。
生徒さんに楽しい「わんぱく寄席」公演を鑑賞してもらおうと、汗水たらして働くスタッフこまち。
学校の体育館。
文化庁公演は
展示物も豪華
展示物も豪華
毎年行われる文化庁主催公演は、学校単位で行われる「わんぱく寄席(小学生対象」「学校寄席(中・高校生対象)」より番組編成が大規模になり舞台装置も大掛かりに。
ステージ上だけでなく、体育館入り口に設けられた専用スペースにも豪華な展示物が並べられ雰囲気を盛り上げます。
噺家の扇子や手拭いとともに並べられた看板どころの直筆色紙も、生徒さん・宣誓方の目を楽しませていました。
噺家の扇子や手拭いとともに並べられた看板どころの直筆色紙も、生徒さん・宣誓方の目を楽しませていました。
昨年旅立った、人間国宝・柳家小三治師匠。
達筆で書かれた「寿限無」、あの飄々とした高座が目に浮かびます。
今回参加の志ん丸師の師匠、古今亭志ん橋師匠。
ユーモラスな似顔絵仕立て、低学年の子たちに大人気。
学校寄席の解説で、様々なオリジナル小噺を考案した柳家さん喬師匠。
丁寧な朱の縁取り付「寿」の一字、いかにもおめでたい。
私の師・九代目入船亭扇橋の色紙もありましたよ。
「櫻んぼひとつつまめば二つかな」生前の扇橋が、自身で気に入っていた句のひとつ。
楽屋一同の寄せ書き。
桂小南・橘家文蔵・林家正楽はいずれも先代、「ぬう生」はやはり2021年に旅立った三遊亭圓丈師匠。
懐かしいなぁ…。
懐かしいなぁ…。
公演の合間に
楽しむ地元の味
楽しむ地元の味
今回の旅最終日・八代市千丁小学校は、午前と午後の2回公演。
普通公演の合間には控室にお弁当をとるのですが、学校の先生から「おいしいですよ」と薦めてくださったお店へラーメン食べに行くことに。
普通公演の合間には控室にお弁当をとるのですが、学校の先生から「おいしいですよ」と薦めてくださったお店へラーメン食べに行くことに。
出演者・スタッフが1台の車に乗り合わせ、学校から10分ほどのところにあるこのお店に到着。
夜は居酒屋メニューも出す「よつば食堂」さん。
この時は予約できなかったので時分どきに9人で押しかけて入れるかな…と気をもみましたが、タイミングよくすぐ席に案内してもらえました。
店内へ入る前に、皆で手指の消毒。
わくわくしているこまちも、ちゃんとやるんだよ。
中に入るとカウンターとテーブル席、そして広々とした座敷席があります。
私たちは風情ある座敷に通され、お好みの品を注文。
行列ができることも多い地元の隠れ家的人気店。 評判の担々麺や塩レモンラーメンも気になりますが、ここはシンプルに「中華そば」と「塩むすび」を単品で。
しっかり出汁をとった澄んだスープに、コシのある滑らかな細麺。
東京では最近なかなかお目にかかれない正統派昔ながらのラーメン、スープ最後の一滴まできれいに頂戴しました。
ごちそうさまです!
ごちそうさまです!
近所にこんな店があったら、毎週通うんだけどなぁ。
そう思わせてくれる地元の味に、公演の合間巡り合うことができる。
これも、
旅の醍醐味のひとつ。
3年半ぶり・筆者の九州公演ツアーは、まだまだ続きますよ!
※ここまでの旅の模様は
をご覧ください。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
タグ:落語 猫 入船亭扇治
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