言葉遊びの楽しさ溢れる雑俳落語会で、優雅な連休を過ごそう! [落語情報]
古今亭駒子師プロデュース、
『2022年ゴールデンスピリッツ~江戸言葉遊び雑俳の会~』。
投句した方もそうでないお客様も、各演者の高座と大喜利の互選会「開き」をたっぷり楽しめる贅沢な会!
※会詳細につきましては、☆『2022年GWも、雑俳で粋に楽しく!』をご覧ください。
『2022年ゴールデンスピリッツ~江戸言葉遊び雑俳の会~』。

※会詳細につきましては、☆『2022年GWも、雑俳で粋に楽しく!』をご覧ください。
このあと記事内には、イラストこまちの新作もありますんで。
「雑俳には興味ない」という方も、ちょいとお立ち寄りくださいましな。
「雑俳には興味ない」という方も、ちょいとお立ち寄りくださいましな。
ブログ主参加回の
「地巻」公開
「地巻」公開
台東区下谷神社会館での4日間8回公演のうち、筆者が参加させてもらうのは以下の3回。
その扇治参加の各回に集まった雑俳作品の一覧「地巻」を、以下にて公開中。
ざっと眺めていただいて(この句、どの噺家の作だろう)と想像してみるだけでも、けっこう楽しいと思いますよ!
ざっと眺めていただいて(この句、どの噺家の作だろう)と想像してみるだけでも、けっこう楽しいと思いますよ!

個人的な優秀作を
選句するのも楽しい!
選句するのも楽しい!
そしてもしよろしければ、お客様のお好みで
をそれぞれ1句ずつ選んでみると、
さらに興趣がアップ!
をそれぞれ1句ずつ選んでみると、
さらに興趣がアップ!

さらに余裕があれば(自分はこういう解釈で、この句を採らせていただきましたよ)という意で元句に添える「効き」。
一歩踏み込んで、これも一緒に考えてみられてはいかがでしょう。
一歩踏み込んで、これも一緒に考えてみられてはいかがでしょう。
効きは冠沓に添える時のみ五七五の長句、それ以外は七七の短句。
駒子師が今回のために出してくれた例句に、うまくはありませんが筆者が効きを付けるとこんな感じ。
駒子師が今回のために出してくれた例句に、うまくはありませんが筆者が効きを付けるとこんな感じ。
そして、
さらにさらに。
頭の中で選句してくださった方、お時間ございましたら実際に当日会場まで足をお運びになってみませんか?
さらにさらに。
頭の中で選句してくださった方、お時間ございましたら実際に当日会場まで足をお運びになってみませんか?

個性豊かなメンバーの高座にお付き合いいただいたそのあとは、噺家たちがワイワイと賑やかに繰り広げる互選会「開き」。
こちらは通常の大喜利とはまた違った、言葉遊びの面白さに溢れています。
こちらは通常の大喜利とはまた違った、言葉遊びの面白さに溢れています。
ご希望のお客様には当日その場で選句用紙にご記入いただき、開きに参加していただくことも可能!
また主宰の駒子師の方で、当日初めての方向けの「雑俳入門」を兼ねた簡単な「席題(当日出される題)」を用意することも検討中だそうです。
いろんな形で、噺家とお客様が一体となって楽しめるこの趣向。
「連休中のその日、ぽかっと身体が空いてんだー」なんて方はぜひ、下谷神社にLet's Go!
「連休中のその日、ぽかっと身体が空いてんだー」なんて方はぜひ、下谷神社にLet's Go!
お得な前売り料金2000円でのご予約は、
にて承り中。
にて承り中。
ブログ主の
ボツ作品ご紹介①
ボツ作品ご紹介①
さてここからは。
今回の各兼題でない知恵絞って拵えてみたけれど、結局ボツにした…という作を恥ずかしながらご紹介。
今回の各兼題でない知恵絞って拵えてみたけれど、結局ボツにした…という作を恥ずかしながらご紹介。
こういった「~名一切」では、題材に何を選ぶかもまず工夫のしどころ。
あまりにも有名な番組名だと、みんなが同じようなのを詠む「通り句(類似の句)」になって埋もれてしまうかもしれません。
かと言って極端に古かったりマイナー過ぎると、今度は誰にもわかってもらえずスルーされて泣くことにも。
あまりにも有名な番組名だと、みんなが同じようなのを詠む「通り句(類似の句)」になって埋もれてしまうかもしれません。
かと言って極端に古かったりマイナー過ぎると、今度は誰にもわかってもらえずスルーされて泣くことにも。

また『バンキシャ!』みたいに短いタイトルはよほどうまく洒落ないと、地口にしてもあまり面白さが出せなかったりします。
しかし反対に長くなるとそれだけ言い換えのハードルも上がるので、そのあたりの兼ね合いがなかなかに難しくまた作り甲斐もある。
しかし反対に長くなるとそれだけ言い換えのハードルも上がるので、そのあたりの兼ね合いがなかなかに難しくまた作り甲斐もある。
筆者は猫が好きなので 「世界ネコまたぎ」というのを詠んでみたのですが…。
正式なタイトルは『岩合光昭の世界ネコ歩き』、前半がどう捻ってもうまい言い換え思いつかなかったのでボツに。

ブログ主の
ボツ作品ご紹介②
ボツ作品ご紹介②
文の冒頭と末尾に、兼題に沿った語を分解して配する「冠沓附」。
”こまち”で例えば
恋人たちが
結ばれる街
と詠んだとして、普通の冠沓ならこれでOKなのです。
”こまち”で例えば
恋人たちが
結ばれる街
と詠んだとして、普通の冠沓ならこれでOKなのです。
「気結び」はさらに、詠んだ句の内容が冠沓に使った語とリンクしていなければいけない。
”黒猫こまちは当ブログの共同執筆猫”という意を含めてこうすれば、なんとか気結びらしく。

ただ気結びの方にばかり気が行ってしまうと、”ただの説明”になってしまったりするので注意が必要。
今回私は
というのをいったん詠んで、すぐ取り下げました。
というのをいったん詠んで、すぐ取り下げました。
という情景を詠みたかったのですが、これだったら別におはぎでなくても草餅でもきんつばでもなんでもいい。
そう思って投句しなかったのですが、今自分で読み返すと(全部説明していないのが、かえって幅が出てよかったのかな)とも思えたり。
ブログ主の
ボツ作品ご紹介③
ボツ作品ご紹介③
「表が立つ=詠んだ句の意味が通じる」ように拵えた作品から、使われている文字や思い浮かぶ絵柄でまる表とは違う「裏」の意を想起させるこの遊び。
作者と読者の知恵比べ・感性のせめぎ合いで、そこがハードルも高くそれだに奥が深い言葉遊びたる所以です。

今回の題で真っ先に思いついたのが、
という句。
という句。
「”箸にも棒にも掛からぬ”とは正反対の、目から鼻へ抜けるような利発な子ども」が表の意。
裏は”高座で箸や棒に見立てる”ことと、”子”の文字からの連想で「扇子」なのですが…。

箸にも棒にも”かかる”という本来日本語にはない言い回しが無理やり過ぎるので、早々にゴミ箱行きにした一句。

こんな呑気な言葉遊びで過ごす連休も、また乙なもの。
東京近郊にお住まいでご興味おありの方、よろしければご来場ください!
東京近郊にお住まいでご興味おありの方、よろしければご来場ください!
また各回終了後に、互選会「開き」の模様を当ブログにてお知らせする予定。
そちらも、
ぜひチェックしてみてくださいね!
そちらも、
ぜひチェックしてみてくださいね!

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
タグ:雑俳 落語 猫
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