不思議で楽しい、騙し絵の世界に遊んでみよう!~『トリックアート展2021 in 金山』鑑賞記~ [お気に入り・おすすめ]
道行く黒猫も思わず足を留めて見入る、”騙し絵”=トリックアート展の大きな看板。
仕事の待ち時間に
楽しい騙し絵を鑑賞!
楽しい騙し絵を鑑賞!
2021年11月、また客船にっぽん丸のお仕事いただいた私。
出発地・名古屋のホテルで乗船前のPCR検査を受け、その結果が出るまで3時間ほど待機していなくてはなりません。
ちょうどホテルの隣でこの『トリックアート展2021 in 金山』が開催中だったので、船の係の方に断って覗きに行くことにしました。
ミステリ愛好家の私は、騙し絵も大好き。
初めて都内の「ジェイブ美術館」(1999年に閉館)でトリックアート見た時は、本当にびっくり!そして楽しめました。
その大好物の絵たちを、検査の待ち時間を有効活用して鑑賞できる。
普通の美術館展示物と違って、体験型のトリックアートは写真撮影可なのもありがたい。
船旅の前にブログのいいネタが拾えるわいと、受付で当日券求めいそいそと場内へ。
遠近感・光と影が産む
不思議な絵の世界へ
不思議な絵の世界へ
2フロアに分かれている会場・第1スペースの「世界一周」コーナー最初に展示されているのが、この自由の女神。
※トリックアート展2021 in 金山公式サイトより転載。
画像は天地が反転しており、実際には女神の持っているトーチ先端は床に描かれています。
このように遠近画法・光と影が産み出す目の錯覚が、不思議な絵の世界へと私たちを誘うわけですね。
自撮りするゴッホ。
こういった趣向が、
トリックアートの原点。
トリックアートの原点。
それを応用したのが、こんな作品群。
一人で見る体験型の絵、
頼れるパートナー登場!
頼れるパートナー登場!
前項でご紹介した”飛び出す系”の作品は単純に見て楽しめますが、『トリックアート展2021 in 金山』では「体験型」の絵も多く展示されていました。
最初に掲載の「逆さ自由の女神」のように、あたかも人間が絵の中に入っているかのように感じられるもの。
これは絵の前に立つ人と撮影者、最低二人はいないと面白味が半減します。
自撮りしてもいいけど、ちょっと恥ずかしいしなぁ。
普段ひとりで行動するのがまるで苦にならない私ですが、この時ばかりは誰かパートナーがそばにいてくれたらと思いました。
ん、パートナー?
そうだ忘れちゃいけない、私には頼れる共同執筆猫・こまちがついてるじゃありませんか!
さっそくイラストこまちを呼び寄せて協力要請、私の代わりに絵の世界に遊んでもらうことに。
売店コーナーにも
こんな遊び心が
こんな遊び心が
あー、楽しかった。
騙し絵の世界をこまちと堪能したところで、ちょうどPCR検査結果も出る頃合いになりました。
順路のおしまいは、図録やトリックアート絵はがきなどを扱う売店コーナー。
そこを見ていて「ドキッ!」としたのが、こちら。
畳んだ大量の1000円札が、無造作に置かれた台。
看板には「Take Free」、ご自由にお持ちくださいと書いてある。
何ごとだろうとそばに寄り、お札を手に取ってみると…。
これもよくできた、騙し絵。
「トリックアート」を商標登録している株式会社エス・デーの、ショップカードでした。
さぁいいお土産ができたところで、検査会場に戻るとしますか。
にっぽん丸での新しい航海の模様は、また別記事にて。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
2021-11-16 13:42
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