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生まれ変わった南町田駅/Anime Effects・AviUtlでの初アニメ合成動画 [日々雑感]


東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅。
令和元年10月に「南町田」から改名、名前以上に大きく変わった駅前にびっくり!

GIF動画からさらに進化、念願のLive2D風アニメーションも作ってみました。


囲み枠デザインカスタマイズ3


「7月24日午後7時から、南町田の公民館で落語2席。予算あんまりないとこなんだけど、行ってもらえる?」
お世話になっている学校寄席の業者さんからこう頼まれたのが、6月末のこと。

このご時世出演料がどうのこうの言える状況ではありませんし、どうせヒマですから「ぜひ行かせてください」とほとんど真っ白な手帳に仕事の印を。
感染拡大次第でどうなるかなと思っていたら無事開催ということで、当日散髪に寄ってから早めに現地へ向かいます。

事前にもらった行程表に書かれていた目的地、流し読みしていましたがあらためて電車の中で確認すると
『田園都市線・南町田グランベリーパーク駅』
初めて目にする駅名。

「あれっ、ただ『南町田』じゃないんだ」
再開発で駅の名前が変わることはたまにありますから、駅ビルオープンかなんかで駅舎ごと建て替えたのかな。
急行に乗れたんで早く着きそうだから、ぶらぶら駅ビル冷やかすのもいいな。

午後5時半過ぎ目的の駅に到着。 着物の入った鞄をどっこいしょとしょって電車を降りると、 いきなり世界的大人気キャラクターがお出迎え。

スヌーピーとこまち.png


ああそうか、飯能市にも『ムーミンバレー』ってテーマパークができたから、それと同じ口だな。
そう思い改札の方角を探すとそこには、宝塚のレビューを思わせるような幅の広ーい階段が伸びています。
ゴージャス看板.png

ゴージャスカーテンは「イラストAC」さんからの借り物ですが、本物はこれがなくても下から上へ放射状に広がるLED電飾のイルミネーションで息をのむほどきれい。
しばらく立ち止まって、見とれていました。

「Welcome to グランベリーパーク(綴りがわからないのでカタカナ、ほんとは英語で流れます)」のような文字や抽象的な模様、そして下から打ち上がる花火の電飾。
思わず「たまやー!」声をかけたくなります(このあとの高座で、『たがや』やりました)。


巨大ショッピングモールの先に、「ザ・公民館」


改札を出るまでにかなり時間を費やしてしまいました。
もう午後6時過ぎ、初めての会場ですからそろそろ向かわないと。
駅を出ると別のスヌーピーのオブジェが何体か、そして端が見渡せないほど大きなショッピングモール

浅学にしてまるで気がなかったのですが、鶴間公園周辺の再開発で昨年11月にオープンした一大商業施設。
アウトレットや飲食店などなど、テナントの数なんと約240店舗『スヌーピーミュージアム』もその中にあり、大勢の人で賑わっています。

折りから連休で夏休みの始まり、でもGO TOは東京外しで都外への外出ははばかられる。 そういう人たちも多いのでしょうね。
雨もよいでしたが、すっかり出控え慣れした身体には歩きづらいほどの人波。

そこをなんとかかき分けて歩くこと3~4分、モール敷地内から階段で下へ降りると道を挟んだすぐそこにもう 『南町田公民館』の看板が。
今夜の落語会場です。
これがまた見事に、外観も中も絵に描いたような「地域の集会所」。


けっして、悪い意味ではありません。
すぐ目の前が超近代的なショッピングモールでも、そのそば地元の方が普段着で集まれる場所がある。
とても、素敵なことだと思います。

仕事がら町や地域のこういった施設にはよく伺いますので、そこが地元の方から愛されているかどうかはひと目でわかります。
活発に使われている公民館は、掃除が行き届いて下駄箱のスリッパもきちんと揃えてある。

受付から事務所の中をのぞくと、日舞や大正琴・そば打ちに手芸教室など各団体の活動予定がホワイトボードにびっしり。
反対に人が寄りつかないところはなんとなく埃っぽく、沈んだ雰囲気が玄関から立ち込めています。


こちらの公民館はもちろん前者、館長さんはじめお世話役の方々が本当に一生懸命。
昼間は参加団体の展示や発表がある『公民館まつり』で、落語会はその一環・今年で5回め。

「例年なら40人は集まるんですが、こういう状況なので半分の20人くらいで…。客席が寂しくてすいません」
館長さんが恐縮してらっしゃいましたが、いえいえとんでもない。 今は、催しをしてくださるだけで大変なんですから。

お客様の数は20人でも、反応はその2倍3倍。 とても気持ちよく2席務めさせていただきました。
南町田の皆様、本当にありがとうございます !
また機会ございましたら、ぜひ呼んでくださいね。


うちの猫を、アニメにしたい!


このブログを立ち上げてからほかに仕事もないので、内容はともかく記事更新だけはまめに続けてきたつもりです。 中2日開けたのは、開設4か月半にして2回め。
web雑俳は投句募集期間中で新しい情報もありませんから、こういう時は来てくださる読者の方がガクンと減ります

7月25日は、久々に100を切る訪問者数・300未満の閲覧数。
別に広告収入で稼ぐブログではありませんから閲覧数がすべてではないのですが、やはりお客様が少ないとちょっとモチベ低下気味

今お目通しいただいていらっしゃる皆様、お時間ございましたら更新ない日もちらっと覗いてくださったら嬉しいです。
記事お読みにならくても結構ですから、弱小噺家へのご祝儀代わりと思し召しましてよろしくお願いいたします。 

さて24日は落語会のあと京樽のお弁当と缶ビール2本いただいてホクホク顔で帰宅、会の余韻冷めやらぬうちに翌日には南町田のことを記事にしようとしたのです、最初は。

でも撮影したグランベリーパーク駅の写真を加工しながら、
「このきれいな風景の中で、うちのこまちを動かしてやりたい!」
それも通常のGIFではなく、もう少しアニメに近い動画で。
そんな欲がムラムラと。

とうとう我慢できなくなり、かねてより触りたくてしょうがなかったフリーソフト
・2Dキーフレームアニメーション製作:『Anime Effects』
・動画編集:『AviUtl』
に手を伸ばしてしまいました。

どちらも、無料とは思えないほど高機能。素人が使うには充分です。
ただ私がイラストを描くのにお世話になっている『Inkscape』もそうなのですが、有料ソフトに比べると当然のことながら最初がちょっととっつきにくい。 親切丁寧なマニュアルが付いているわけではありませんから。

でもありがたいもので、色んな有志の方がネット上に情報を上げてくれています。
それらを参照しながら、試行錯誤の連続。

こまちの身体を顔・目・まぶた・手足など細かいパーツに分け、レイヤー(階層。実際のアニメのセル画にあたる)ごとに重ねて変形して…。
「ボーン」という骨組みを使って手足を動かすのや、動画編集画面に追加の画像を取り込むやり方がひと癖あって慣れるまでかなり手こずりました。

気づけば日付は翌日へと変わり、残念ながらこまちは五体バラバラのまま作業は2日めに持ち越しと相成ったのです。


ああ、カクカクじゃなくて…


そして7月26日未明より再開した私の初2Dアニメーションは、お昼前になんとか完成。
もちろんまだ、「とりあえず、動かしてみた」という段階。

皆様ご覧になって
「なんだ、大騒ぎしてこんなもんか。これだったらほかの噺家か猫好きのサイト行こう」
お思いになるかと。

でも、でもそれでも。 自分の筆から(手書きじゃないからマウスとタッチペンですが)産まれた猫のキャラクターが、赤子の歩みのごときおぼつかない動作ながらいちおう動いている
それもGIFのカクカク(これはこれで味があって好き)ではなく、昔の『鉄人28号』くらいにはアニメっぽく。

ヌルヌルとまではいかないので、「ヌルカク」くらい。
これは産みの親として、とても嬉しいこと。

ちょっと大仰ですが私は今、
・のちに世界一有名になるネズミが、『蒸気船ウィリー』で初めて映画のスクリーンで動いているのを見たウォルト・ディズニーのような。
・フィルムのつなぎ方のミスから、映画界初のトリック撮影を思いついたジョルジュ・メリエスのごとく。

「絵が動く」面白さと感動に浸っております。
テレビ版の『新世紀エヴァンゲリオン』、後半製作スケジュールが押せ押せになりやたらと止め絵が多くなったことが。
当時は「庵野監督しっかりしろよー」なんて文句たれたものですが、もう口が腐ってもそんなことは申しません。

細かい作業の内容をくどくど書いても興味のない方にはうるさいだけでしょうし、情報を求めている人には中途半端。
もっとソフトの扱いを勉強し、時間のある時あらためてAnime EffectsとAviUtlについては使用感記事など書いていきたいと思います。

さあ、それでは入船亭扇治の2Dアニメーション第1作。
こちらから見てやってください。
中南町田グランベリーパーク
https://drive.google.com/file/d/1ZnKl9r5eyR6UiGhkQDPQ8IIDlyB-MqGK/view?usp=sharing 


ほんとはしっぽがゆらゆらしてるところも入れるはずだったのが、すっかり忘れてました。
作業途中のパソコン画面を女房が覗いて
「今度のこまちは、ハワイアン踊ってんの?」。

うーむ確かにそう言われてみるとなぁ。
自分では美空ひばりクラスの大物女性歌手が、ステージの階段ゆっくり降りてくるイメージだったんだけど。
なんだかムームー着たおばさんがハワイアン教室の帰り、千鳥足で歩いてるようにしか見えないかなぁ。

特に心残りは両手。肘から軟らかく曲げるようにしたかったのですが、関節の扱いがまだ習熟しておりませんので。
髪に飾ったハイビスカスが揺れているのも、もっとはっきりさせたかったとか反省ばかり。

蔦飾り線.png

まあなんでも初めはこんなもの、GIFも続けながら少しずつ色んなもの動かしてみたいと思います。
お時間ございましたら、またご訪問くださいませ。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
入船亭扇治

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