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この夏コンビニで気軽に買える、本格カレー名店の味 [日々雑感]


インドの人になりきって、近所のセブンイレブンにやってきた黒猫こまち。
セブンイレブン店頭カレーフェス.jpg
お目当ては、
2022年夏のカレーフェス!

錚々たる銘店
4店の味をコンビニで!

今回のカレーフェスは『銘店大集合』のタイトル通り、
☆八重洲・高円寺『エリックサウス』
☆銀座『デリー』
☆神田『ルー・ド・メール』
☆大久保『魯珈』
といういずれ劣らぬカレー名店の味が、コンビニ商品として一堂に会するという企画。
トップバナー カレーフェス.jpg

連日の猛暑にバテ気味の筆者、「この夏頑張る人に、元気を届けたい」のキャッチフレーズに惹かれこのフェスに参加することにしました。

時間と懐と胃袋に余裕があれば全商品制覇したいのですが、手始めはなんといっても個人的に思い入れのあるこの店の味からでしょう。
カシミールカレーバナー.jpg
本格的インドカレー老舗の一つ、『デリー』のカシミールカレー!

コンビニデリー4種を
じっくり賞味してみた!

2022年セブンイレブンカレーフェスでのデリー監修商品は、4種類。
デリー商品4種.jpg
①スパイスドライカレーおむすび
②チキンコルマカレードリア
③カシミールカレー
④ココナッツ&マンゴードルチェ

④はデザートとして一番最後に回し、最初はドライカレーおむすびから行ってみましょう。



デリー監修おむすびは過去に何度かマイナーチェンジされながらセブンイレブンに登場している人気商品です。

さっそくパッケージを剥いて、パクリ。
うむうむ、10数年ぶりに味わうデリーカレーの味。焦げた玉ねぎと黒胡椒が立つ独特の香りが、丸いおむすびから漂って食欲増進。

カシューナッツで食感を整えたドライカレーはスパイシーでとてもおいしいのですが、炒めてあるライスがぽろぽろこぼれやすいのが玉に瑕。
おにぎりぽろぽろ.jpg
塩っ気も感じやすい味なので、包装紙代わりに味付け海苔など巻いてみるとさらに食べやすくなるかも。



続いて、カレードリアをいただきます。
マスコットとカレードリア.jpg
「辛そうだねー」とヤマト運輸マスコットたちドキドキ。

スプーンでチーズたっぷりのカレーとライスをほど良い割合で混ぜ合わせ、まずはひと口。

ハフハフ、ハフ。
チーズが加わりまろやかになったカレーソースは、いつまでも冷めないで熱い!
骨なし鶏肉が三切れ入ってボリュームも満点、サラダと合わせれば堂々の一食。

ただ個人的にはドリアになっている分味が均一化されたように感じられ、途中でちょっと箸休めが欲しくなりました。
甘めの福神漬けを添えるといいかも。



そして3食目は満を持して、デリー最辛の味カシミールカレーを。
セパレートカシミールカレー.jpg
ルーとライスがセパレートになっており、温めたあとは別容器で食べられるのが嬉しい。

と言いながら久しぶりのカシミールに興奮して、ルーをいっぺんにライスにかけてしまいました。
ルーかけたカシミール.jpg

デリーのカレールーはほとんど液体なので、ライスによく浸み込みます。
今回私がやったように最初にどっぷりかけると、途中からライスが汁気を含んで食感がどんどん変わってしまう。

ドライカレー風がお好きな方はそれでもいいのでしょうが、せっかく容器がセパレート式なので。
ひと口ずつルーとライスの量を塩梅しながら食べ進めるのが、デリー流で楽しいと思います。

セブンイレブンカシミールカレーは、デリー実店舗で出て来るものの半分強の量でしょうか。
それでも食べ応えはじゅうぶんありますので、副菜を添えればよほどの大食漢でなければ満足できるのでは。

カロリー517kcal・脂質8.4g、スパイス効果で血行促進。体重や内蔵脂肪などに気を使っている方にもおすすめ。

デリーのカレー自体は、レトルト通販でも手に入りますが…。
近くの店でさらに手軽に買ってきて本格的な味が堪能できる、コンビニグルメも進化したなぁと実感。



さぁコンビニデリーの締めは、ココナッツ&マンゴードルチェ。
マスコットとドルチェ.jpg
こちらは辛くないですから、猫マスコットたちも興味津々。

リアル猫は暑くて、
それどころではなし。
暑いのになにを.jpg

コンビニでもらった小ぶりのスプーンで、よく冷えたデザートをひとすくいして口中へ。

う~ん!
カレーで火照った舌を、甘酸っぱいマンゴーピューレ・果肉と滑らかなココナッツプリンが洗い流していく。
そこに加わるスライスアーモンドの香ばしい食感がまた、絶妙のアクセントに。

ツルツルパクパク。
完食ーぅ!
猫マスコットさんたちまで回らなくって、ごめんね。

カレーで思い出す
九代目入船亭扇橋

久しぶりのデリー三昧ではち切れそうなお腹を撫でながら、私の脳裏には師匠・扇橋のことが蘇ってきました。

お酒を飲まない代わりにヘビースモーカーで、コーヒーや香辛料などの刺激物が大好きだった九代目扇橋。
カレー料理では信濃町『メーヤウ』と並んでデリー上野店がお気に入りで、生前元気な時は鈴本演芸場出番のあとよく通っていたものです。

辛いカレーの後は、甘味屋であんみつとか喫茶店でアイスクリームとかを食べるのも定番。
そんな師匠と一緒に写っている食事風景なんてなかったかなと探してみたのですが、お誂え向きなのはすぐ見つけられず。

代わりに、私が二ツ目時代師匠と旅した時の写真を。
落語協会が請け負う文化庁公演・九州ツアーでの一枚。
先代圓歌師匠と扇橋.jpg
島原へ渡る連絡船上にて、画像左から
・三代目三遊亭圓歌
・九代目入船亭扇橋
・金近こう(お囃子)
そして後ろにひっそりと、私・扇治。

扇橋「圓歌師匠も表じゃ協会副会長とか言ってえばってるけど、うちぃ帰ったら愛する二度目のおかみさんに頭上がらないんだよねー」
圓歌「うるせぇな黙ってろい、この青梅の田舎もんが!」
なんて、噺家同士で罪のないじゃれ合い会話をしているところ。

目上の人をいい意味で”イジって”、周りの雰囲気を良くする。
そんな師匠の人柄で癖のある芸人が集まった一座がうまくまとまり、長旅ながらとても和やかで楽しかったのを憶えています。

デリーのカレーが呼び覚ます、ひと時の想い出でした。

咖喱腹
さすり見上ぐる
雲の峰

蔦飾り線.png

ご精読、ありがとうございます。 ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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