猫が目を丸くした、東京では10年ぶりの強い地震 [日々雑感]
地震速報が流れるテレビを前に、心配そうな黒猫。
2021年10月7日22時41分、東京都足立区と埼玉県南部で発生した震度5強の地震。
怪我をされた方・家屋に被害があった方・交通機関の運休遅延でご苦労なさった皆様。
心より、
お見舞い申し上げます。
心より、
お見舞い申し上げます。
危機管理能力は
人間より上?
人間より上?
晩酌しながら遅めの夕食を摂っていた私と女房を襲った、強く長い揺れ。
お酒が入っているせいもあり、グラスや皿小鉢押さえて「どど、どうしたらいいんだっけ?」うろたえる二人。
取り急ぎガスの元栓閉めたり食器棚の扉にストッパーかませたりしているうちに、けっこう長く感じられた揺れもおさまって来ました。
「そうだ、こまちは大丈夫か!?」
我に返った私たちが探すと…
こまちの秘密基地、子どものベッドの下にいち早く緊急避難していました!
素早い行動力、私と女房よりずっと危機管理能力は高いようです。
揺れにびっくり
目はまん丸
女の子としてはやんちゃでお転婆、細かいことはあまり気にしない大らか(大雑把とも言う)わが家の黒猫こまちですが、やはり小動物。
雷や地震には、かなり怯えます。
過去に大きめの地震が来た時、人間より早く感知して警戒の声を発することが何度かありました。
そんな彼女が生まれて初めて体験する、震度5強の強い地震。 ベッドの下で目をまん丸にして、こちらを見ています。
「なに?なに?何が起きたの?」言いたげな、すがるような眼差し。
避難場所から出ても
第一種警戒態勢
第一種警戒態勢
「もう大丈夫だよ、出ておいで」私と女房が何度も声をかけると、そろりそろりと避難場所から出て人間たちがいる台所へやってきました。
でもまだ警戒怠りなく、ちゃんと屋根のあるテーブルの下で余震に備えるこまち。
でもまだ警戒怠りなく、ちゃんと屋根のあるテーブルの下で余震に備えるこまち。
しばらく経って「とりあえず今は、大丈夫」と警戒レベルを下げたのでしょうか。 不安げな面持ちで、屋外(こまちにとっての)へ。
何かあったらまたすぐ飛び込めるよう、秘密基地の方を眺めています。
廊下に若干の被害
そして先代猫の想い出
そして先代猫の想い出
こまちも落ち着いたようなので、うちの中で何か落ちたり倒れたりしていないか点検。
結果、
大事には至らず。
大事には至らず。
廊下の棚に置いてある、キティちゃんだるま弁当。
空いた容器を500円玉貯金箱に使っているのですが、既に中身はいっぱいで溢れた硬貨は前に積み上げてあります。
空いた容器を500円玉貯金箱に使っているのですが、既に中身はいっぱいで溢れた硬貨は前に積み上げてあります。
それがひと山、
崩れていただけ。
崩れていただけ。
あの時も都内で、震度5強の長い揺れが。
家族4人は皆外出しており、留守番していた先代キジトラ猫「こにぼし」。
地震発生後急いで女房が帰宅すると、その先代猫は廊下で背中を見せて座っていたそうです。
「こにちゃん、大丈夫だった?!」声をかけても反応なし。
「ひとりで心細かったよねー、でももう大丈夫だよ」と女房が両手で抱き上げると…。
しっぽを巻いて座った形で固まったまま、持ち上がってきたこにぼし。
腰が、
抜けていたのです。
抜けていたのです。
猫が地震に怯えていた頃、小学4年生の倅も。
下校途中襲ってきたアスファルトが波打つほどの揺れに足がすくみ、交差点でやはり腰を抜かしていたのだとか。
倅が倒れたのは、『オリジン弁当』の店の前。
気がついた店員さんが飛んで来て、店の中で倅を座らせジュースを飲ませ。倅が落ち着くまで、優しく話しかけてくれていたそうです。
今でもそのオリジンは、同じ場所で営業中。
こうして思い出したのもなんかの縁だから、あん時のお礼を兼ねて今度のり弁でも買いに行くか。
この地震を期に
いま一度備えをしっかり
全国あげてのコロナとの闘いでつい忘れがちですが、東日本大震災からの復興はまだ終わってはいません。
コロナ前は毎年伺っていた、気仙沼への落語出前。
落ち着いたらぜひ再訪して、元の暮らしを取り戻そうと頑張っている方々へ「少しでも明るい話題を届けできたらな」と思います。
落ち着いたらぜひ再訪して、元の暮らしを取り戻そうと頑張っている方々へ「少しでも明るい話題を届けできたらな」と思います。
自然の力を侮らず、地球の支配者だと奢ることなく。
普段から災害への備え、心がけておきたいものです。
お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝
入船亭扇治拝
タグ:猫 写真 イラスト