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緊急事態宣言解除を前に、心豊かに梅見はいかが? [日々雑感]


百花に先駆けて咲く、
薫り高い梅。

寒さの中にも、陽射しのぬくもりを感じられる2月末。 スマホ片手に取材を兼ねて、近所へ梅見としゃれこんでみました。

梅干しの木.jpg

こまちさん、木にいきなり梅干しがなるわけじゃありません。

そばにいる鳩さんに、
笑われちゃうぞ。


桜とはまた違った
梅の魅力に開眼

先日用足しに出た道中、目に留まった1本の梅。小ぶりな木ですが、花のつき方がなかなか絵になりそう

立ち止まって、
スマホカメラでパチリ。

曇り空をバックに、ちょっと墨絵っぽい1枚が撮れました。

水道通り公園の梅.jpg

これはこれでいいのですが、やはり青空を背にした絵づらも欲しいな。
スマホ画像を眺めながら、梅への撮影意欲がふつふつと湧いてきます。

冬に歩きながら花を眺めようなんて了見は、あんまりなかった寒がりの私にも。

桜とはまた違う「上品さと、寒さに「負けない力強さ」を併せ持つ、梅の魅力。この歳になってようやく、わかりかけてきたようです。



怪談噺の名作『牡丹燈籠』。
”からーん、ころーん”と、駒下駄の音を響かせながら。美しいお露の幽霊が、恋しい萩原新三郎のもとへ訪ねて来る。

医者の山本志丈に誘われ、亀戸の臥龍梅を見に行った新三郎。帰りに立ち寄った旗本・飯島平左衛門の寮で、お露と運命の出会いをするのが物語の発端。

噺家だったら寒さでうちに縮こまってばかりいないで、表で名人圓朝の世界を味わってこよう!

そんな気持ちにも後押しされ、天気のいい日にもう一度梅の撮影に出かけることにした私。


梅見に興味なし
わが家の猫

支度を始めると、布団の上に寝ていたこまちが起き上がって
「どこ行くの?」

どこ行くの?.jpg



※布団は万年床で敷きっぱなしにしてあるのではなく、たまたまその日はこまちが寝ていたので上げられなかったのです。
無精な奴だと思われるといけないので、念のため。



「こうこうこういう訳で、梅の撮影に行くんだよ」説明すると。

ふーん梅か.jpg

「ふ~ん、花か…。食べらんないよね」しばし思案。

じゃあいいや.jpg

「じゃあ、いいや!」とそっぽを向いて、

毛布の上行ってらっしゃい.jpg

「おみやげ買ってこないと、どうなるかわかっとんやろな」と、怖い目でにらむこまち。

へいへいわかりましたとその場をとり繕って、さあ取材に出発!


気づけば街のあちこちに、
梅見スポットが

亀戸はちょっと遠いので、出かけるのは近間にしましょう。
たとえば杉並区堀之内の妙法寺さんなどがありますが、いやいやどうして。

その気になって歩き出すと、梅の木って街のあちらこちらで見ることができるんですね。


小ぢんまりした境内で、咲き誇る梅たち。

格子の向こうのお狐様.jpg

遣い姫のお狐様たち、なんだか牢屋に入れられているようですが。 もちろん、いたずらされたりしないための用心でしょうね。

お社を背にすると、立ち並ぶ木々がなかなかゴージャス。

谷中神社の梅振り返り.jpg

傍らを見ると、これから開くつぼみたちも。

ぼかしほころびかけの梅.jpg

毎日のように前を通っている、街なかの小さな庚申塚。

一本松庚申塚の白梅.jpg

そこにも立派な白梅の木があること、初めて気づきました。


共同執筆猫も、
梅の記事に協力!

お稲荷様で撮ったこの1枚が、今回の取材行では私的にお気に入り。
ちょっと縦長でスマホだと見づらいかもしれませんが、謹んでご披露を。

アップ谷中神社の梅.jpg

写真を見返しながら、「やはり天気のいい日に撮影し直してよかった!」と思いました。

青い空にピンクが映えて、
花たちも嬉しそう。



そして、これだけ背景と梅の花木のコントラストがはっきりしているのだから。

切り抜いて細工するのが、けっこう楽だな」
デジタルでの画像加工が大好きな私の、創作意欲に火がつきます。

さっそく愛用の無料アプリたちの力を借りて、素材を作成。
そこへ、うちで留守番のこまちを参加させます。

彼女も立派な、ブログ共同執筆猫ですからね。

立ってる者は、
猫でも使え。



そして出来上がったのが、当ブログではしばらくぶりの「加工写真クイズ」

梅の画像の中に、黒猫こまちが末広がりの8匹隠れています。

あなたはどれくらいの時間で、すべてのこまちを見つけられるでしょうか?

景品はお出しできない企画で恐縮ですが、よろしければお座興で遊んでみてください。

☆ヒント:今回のこまちは、必ずしも「黒猫」とは限りません。

※私の4.7インチ画面スマホで表示状態は確認していますが、ご使用端末環境によって細部が見づらい時はご容赦ください。




それではひと時、画像の梅と親しんでいただいたあとは。
皆様方もお天気のいい日に、ぜひ梅見にお出かけになられてみては。

木の近くに寄って眺めたり、香りを楽しんだりしていると。
ひとりでに俳句の一つも、頭に浮かんできますよ。

ひとひらの
梅の香のこし
鳥たちぬ


梅の罫線450.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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