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「電気ストーブ=非効率・電気代高い」の常識を覆す、優良省エネ家電! [お気に入り・おすすめ]


わが家の黒猫こまち、暑がりで夏はちょっと苦手。

じゃあその分、冬はワンちゃんのように「庭かけ回る」かと言えば…。

暖房ぬくぬく.png

そこは、猫ですからね。


よくある エアコンの
「暖房だけ動かない」故障

たくさんの暖房器具に囲まれて、たっぷり暖をとっているこまち。

さすがに部屋の中で焚火はどうかと思いますが、低血圧で冷え性の私には猫の気持ちが良くわかります。

そんな私がパソコン作業などに使っている部屋の、エアコンが故障。

完全に動かなくなったのではなく、暖房機能のみ作動せず。冷房・送風運転はできる状態。

これは「四方弁」という暖房⇔冷房を切り替える部品の破損で、エアコントラブルでは多い故障の一つ。


残念ながら素人に対処できるものではなく、電気店か修理業者さんに任せるしかないそうです。



賃貸のわが家はまず大家さんに相談しなくてはいけませんが、このコロナ禍。ご年配の方の手煩わすのは、ちょっとためらわれます。

いい大家さんなのですぐ対処はしてくださるでしょうが、寒い時に部屋を片付けて工事のスペース開けたりするのも正直けっこう億劫


暖かくなってからゆっくりエアコンのことはご相談するとして、取り急ぎ代わりの暖房器具を1台新たに購入することに。

賃貸契約で石油ストーブは禁止・ガス管の口は台所のみですから、ここは電気ストーブ一択。

さっそくネット通販でポチろうとすると、2月1日の時点でかなりの商品が「取り扱い終了」。

冬物家電は早ければ11月半ばにメーカーの生産終了、販売は1月2週目くらいから在庫整理にかかるのだとか。

「在庫一掃」ならスーパーの見切り品と同じで、いい物をお得に買えるチャンス!

猫おやつ・CIAOちゅ~るを巡る、熾烈な闘いで書きましたように、その手の買い物が大好きな私。

パソコンを閉じると手早く身支度をすませ、足ごしらえも厳重に新宿へと向かったのでした。


限られた在庫から、
選び抜いた商品は…

久しぶりで量販店巡りしてまず驚いたのが、ヤマダ電機新宿東口店が閉店していたこと。

子会社である大塚家具が家電販売を始めるので、競合を避けるため2020年10月に撤退。

何度かそばは通っていたのですが、「ここにヤマダLABIがあって当たり前」と思い込んでいたので気がつきませんでした。



気を取り直し、東西ビックカメラ・ヨドバシカメラをはしごしてみたのですが…。

ネットで売ってないくらいですから、実店舗でも暖房器具売り場はぐっと縮小されています。

セラミックヒーター・ホットカーペットなどはまだ少しあるのですが、電気ストーブはほんのちょっぴり

結果的に一番品数多く並んでいた、ヤマダ電機の店頭ラインナップから厳選したのがこちら。


コアヒート箱と中身.png

私たちの世代はまず石油ストーブでお馴染み、今では電気暖房にも力を入れている信頼の国内メーカー・CORONA(コロナ)。 そのコロナさんのフラッグシップモデル『コアヒート』シリーズのひと世代前モデル、「DHX1229R」。

コアヒートは微妙にデザインと仕様が違うタイプが3種類出ており、これはさらにヤマダ電機オリジナルの特別モデル


重いけれど…
持って帰った甲斐あり

通常2万7148円(税込)のところ、在庫品のみ8000円引き。税込1万9418円で購入!

せっかく安く買えたのに、電車やバスで帰っちゃ交通費がもったいない。 重さ5.6㎏のストーブが入った箱を抱えて、新宿から中野まで歩いて帰途に。

35分くらいの道のり、途中で5回ほど手が抜けそうになりましたがなんとか無事帰還。


「ああ、疲れたー!」箱を玄関に下ろすと、さっそく点検に来る箱マニア・こまち。

箱点検.png

「入りがいのあるのが来たわい」と、上に乗って目を光らせています。
目を光らす.png

開封の儀の折も、いち早く中に入ってチェック。 その模様はTwitterに投稿してありますので、よろしければ覗いてみてください。




コロナのコアヒートは以前にスリムタイプを買ったことがあり、とても使用感が良く今でも使っています。

コロナ シーズヒーター.png

次回電気ストーブ買うならまたコアヒート、それもこのタイプにしようと心に決めていました。
コアヒートの魅力.png

本体の前後に角度が付けられ、縦横も自由自在。発熱パネルを横にすると、幅広い範囲をワイドに暖めてくれる。

試運転してみたら、こまちも箱そっちのけであたりに来ます。

商品のキャッチコピー通り「体にしみこむ暖かさ」を、全身で満喫するこまちの姿。

新宿からの運搬行の疲れも、いっぺんに吹き飛びました。


熱効率がいい
「シーズヒーター」


私が買ったコアヒートシリーズは、「遠赤外線シーズヒーター」と呼ばれるジャンル。

「電気ストーブ」と聞くと、こういう形のものを思い浮かべる方多いのでは。

電気ストーブ イメージ.PNG
ひと昔前はこのタイプしかなかった、石英管(ガラス)内のニクロム線が熱を発する仕組みの暖房。


そばにいると暖かいのですが、ストーブからちょっと離れるともう寒い。 もっと効率よく発熱させるため、ニクロム線ではなく炭素繊維に通電するのが「カーボンヒーター」

わが家では洗面所で使っている、コイズミ製のこれがそうです。

コイズミ カーボンヒーター.png

発熱部分が赤く光っているといかにも暖かそうですが、実はこれも非効率なのだとか。


エアコンや石油ストーブなどと違って、電気ストーブは空気を暖めるものではありません。

管から発するのは「熱」ではなく、赤外線という「光」。 この光が身体に当たると、生物が発している微弱な電磁波が反応して暖かくなる=「輻射熱」効果を利用したのが、電気ストーブ。

電気ストーブ説明.png

ストーブの管が赤い=赤外線のエネルギーが一部分発光のために使われ、ロスが生じている。


シーズヒーターは「ニクロム線を絶縁体で包み、さらに金属管で覆う」ことで、発光を押さえ熱効率をアップさせています。

だから、管がまるで赤くなりません。慣れないうちは、なんだかちょっと頼りない気が。とってもまろやかで、気持ちよくあったまるんですけどね。

セラミックヒーターで、上部が暖炉のレプリカになっている商品。

暖炉型ファンヒーター.PNG

店頭で見てきましたが、赤々と燃える炭火が実際より3割増し暖かく感じられたりします。


電気ストーブは本当に
「エアコンに適わない」のか?

冬の暖房器具で、
一番効率がいいのがエアコン。

それに比べて電気ストーブは金食い虫だ!という意見をよく聞きますが、

効率がいいシーズヒータでもそうなのでしょうか。

「エアコン=温風で空気全体を暖める」、「電気ストーブ=輻射熱で身体をピンポイントで暖かに」という根本的な違いはひとまず置いといて。


実際の使用電力量だけに着目してみると、シーズヒーターの意外な健闘が見えてきます。

わかりやすく、エアコンとコアヒートどちらも最大運転時の消費電力1000w/hで計算すると。

1kw当たりの電気代27円なら、最大運転で暖めた場合どちらも1時間に27円。


今のエアコンでインバーター機能がないものはまずないでしょうから、設定温度まで暖めたら自動的に省エネ運転に移行。

機種や使用環境によりますが、最もパワーをセーブすると100w/hまで消費電力が下がるそうです。

さらに送風だけになると、使う電力なんとわずか5W! その状態なら、1時間当たり2.7円~0.135円しかかかりません。

設定温度までは電力を使うけれど、そのあと効率よく運転してくれるのがエアコン。



対して電気ストーブは「おっ、かなりあったかくなってきたな」思ったら、人間が自分で温度調整

こまめに調整しないと、使えば使っただけお金がかかってしまう電気ストーブ。

「人力インバーター」しようとしても、「強」「中」「弱」くらいしか運転切り替えできない機種が多い。

先ほどお見せしたコイズミのカーボンヒーターは、「900w」と「450w」の二つしか選べません。


しかし『コアヒート』はダイキンの『セラムヒート』シリーズと並んで、省エネに気を配っている商品。

私がコアヒートで気に入っている点は、この操作パネルに表れています。

コアヒート 操作パネル.png

なんと11段階と、
小刻みに運転調整できる!

一人であったまるには、最低の「1」でもじゅうぶん。

その際の消費電力、330w/h=1時間あたりの電気代8.91円。


さらにさらに、私が買った『DHX』シリーズに搭載されている「ecoゆらぎ運転」

”室温・体感温度を考えながら、29~39%の節約運転”をしてくれるという神機能!

このモードにしておくと、最低パワーが140wまで低下。電気代、1時間に3.78円。


「立ち上げて、すぐ暖かくなる」シーズヒーターのメリットと合わせると、『コアヒートDHX1219R』。 なかなか、いい仕事をしていると言えるのではないでしょうか。



購入から5日、柔らかい暖かさで快適に過ごせています。

一人であたるにはもったいないので、それまでダイニングにあったスリムタイプと交換しました。

今そのコアヒートが暖めた部屋で、家族が先に夕食を始めています。

さあ何とか記事もあがりましたので、私もストーブにあたりながら晩酌といきますか。

蔦飾り線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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