SSブログ

料理と日常をピリッと引き立てる、常に新鮮・小袋スパイス [お気に入り・おすすめ]


寒い日が続きます。

ご家庭で、お店で。
温かい鍋料理がおいしい季節。

寄せ鍋・しゃぶしゃぶ、
水炊きにうどんすき。
キムチやカレー味も!

そんなお鍋だけでなく、まもなく迎える大晦日の年越そばにも。

パラパラっと振りかけるだけで風味がぐっと引き立つ、魔法の粉・唐辛子。

今回は使い勝手がよく風味が落ちない、小分けになった唐辛子商品をご紹介。

江戸の唐辛子売りの
営業パフォーマンス


唐辛子売りこまち.png

のどかな陽射しの中、長屋の路地で七色唐辛子を売って歩く黒猫こまち。

しょっている荷の中に入っているのは、七色の原材料。

・生唐辛子
・陳皮
・山椒
・肉桂
・黒ごま
・麻の実
・芥子


お客さんのお好みに応じ、それぞれをキリで細かく砕いてブレンド。

注文を受けたその場、相手が見ている前で商品を手早く完成させます。

その間お客を飽きさせないようセールストークでつなぐのも、評判のいい唐辛子売りの重要なテクニックでした。


大阪の甘辛屋儀兵衛は、噺家顔負けの話術で大人気の唐辛子屋。

江戸では、神田明神西町の松屋という店のお婆さん。おどけた仕草と語りで唐辛子を売りさばき、これも当時のトレンド入り。


今のように、調味料のバリエーションが豊富でなかった頃。 ピリッと辛くて食が進みリーズナブルな唐辛子は、庶民にとって人気の薬味・嗜好品。

都市部では、売り手もずいぶん数多くいたそう。

そうなると競争ですから、前述したようなトークや、面白おかしい売り声のパフォーマンスで。

売り上げを伸ばそうと工夫を凝らし競い合った、江戸時代の唐辛子売りたち。


イラストでこまちがしょっている荷の上についている、大きな唐辛子の模型。これも実際にあった、お客をひくための看板の一つ。

曲亭馬琴『近世流行商人狂哥絵図』には、人間より大きい巨大唐辛子の張りぼてを抱えた売り子の姿が描かれています。


現代でいうと、着ぐるみで広告入りティッシュ配るようなものでしょうか。

小分けで常に新鮮、
優れものパック

女房の知人の方から、辛いもの好きの私にはとてもありがたい商品を頂戴しました。

浅草仲見世の『やげん堀』・京都清水寺前の『七味家』と並ぶ日本唐辛子御三家の一つ、信州善光寺参道の『八幡屋磯五郎』。

そこで出している『ひとふり袋』の詰め合わせ、『どこでも七味』。
ひとふり袋.png

・七味
・粉山椒
・ゆず七味
・七味ガラムマサラ
・一味
・バードアイ
 (アフリカ産唐辛子)


以上6種類・0.2グラム入りの小袋が、5袋ずつ専用携帯ケースに収められています。
ひとふり袋 開けたとこ.png

お店のサイトを見ると、 「旅行や出張・お出掛け先でも。」というキャッチコピー。

自宅・地元を離れても、好きな唐辛子で出先の料理の味を引き立てたい!という方がよく持って歩く「マイ七味(一味)」
七味唐辛子缶.JPG

でも缶だと小さいとはいえけっこう嵩張るし、お店で堂々と持ち込みの薬味取り出すのは気がひけるという方もいらっしゃるでしょう。

そんな方には、ぴったりの『どこでも七味』。

お値段は直販オンラインショップで、税込み648円

『ひとふり袋』各単体での30袋入りは、七味324円~粉山椒594円
ひとふり袋 パック.JPG

多少割高にはなりますが、色んな味が楽しめて専用ケース付き

お出かけ用に一度『どこでも七味』買ってみて、気に入った味は単体で買い足していってもよし

大容量より割高でも、
光る鮮度の良さ

先に掲載した画像・一番オーソドックスな七味の缶入りは、14グラム入って400円8グラムの袋入りは216円

これに対して七味の『ひとふり袋』、0.2グラム×30袋=6グラムが324円。 やはり個包装になっている分、大容量よりは若干お値段は高くなります

でも今回『どこでも七味』いただいて感動したのが、「常に開けたて新鮮の風味が味わえる!」という点。

平均的な唐辛子商品の賞味期限、約6か月。 保存状態に気をつければもっと日持ちはしますが、味と香りは日々劣化していくのだそうです。

ヘビーユーザーか大家族でなければ、ひと缶14グラムおいしいうちに使い切ることって。意外と、少ないのでは。

だったらたまに自宅でお好みの『ひとふり袋』買ってみるのは、ささやかな贅沢・食卓が豊かに。

今回うちが頂戴したように、辛いものファンの方へのプレゼントにも気が利いているかと。

寒い季節の鍋料理や麺類など、いっそうおいしくいただけて身体の新陳代謝も促進。

魔法のスパイスの、ちょっとお洒落な小袋パック『どこでも七味』

今回初めて体験し私の好みにはぴったりだったので、謹んでご紹介させていただく次第です。

空いたケースは、
なんかに…

我が家のこまちにも、すすめてみましたよ。
ひとふり袋見せる.png

まるで興味なし、どころか「フンっ」とそっぽを向きます。
ひとふり袋 そっぽ.png

でも蓋を開けてやると…。
ひとふり袋 箱なら興味あり.png

「うんうん中身空いたら、箱の方はもらってやってもいいかな」

いやいや、いくらなんでもあなたには小さすぎるでしょう。


「このケース、後で薬やコスメ用品入れたりしてさ。後でなんかに使えるね」なんて女房と話してますが。

「後でなんかに…」と捨てずにしまい込んだ空き容器、実際に再利用することはほとんどない。 皆様も、ご経験おありかと。

我が家ではそういった「後なん」容器の一大集積場所が、家の中でかなりのスペースを占拠しています。少し、整理しないとなぁ…。

えっ、唐辛子が○○○の中に!

私どもに『どこでも七味』くださった方の、ちょっと笑えるエピソード。

その方も辛いものフリークで、ご自分の外食用に『どこでも七味』を常時携帯している強者。

ある時ランチに入ったお店でも、常識の範囲で料理に『ひとふり袋』をパッパッ。

真面目な方なので、振りかけた後の袋をテーブルに出しっぱなしにしておくのは心苦しいと。空き袋を軽く畳んで、傍らのポーチを開けて中にしまいます
畳む袋.gif

さあこれで大丈夫と、その後はゆっくりお食事。

おいしくいただき満足して席を立とうと、ポーチから現在では必需品のマスクを取り出して顔に着けたのですが…。

先ほどポーチに入れた唐辛子の空き袋、偶然のいたずらで。

食事前はずしてしまっておいたマスク内側の、プリーツの間にすっぽりはまり込んでいたのです!

そうとは知らず、装着したマスク。

息をしたとたんに口の開いた小袋から、残っていた唐辛子の粉が飛び散り鼻と喉を直撃

その瞬間は何が起きたかわからず、しばらく目の前が真っ赤に染まっていたとか。


「いやーいくら辛いもの好きでも、鼻の奥でじかに味わうのはできたら遠慮したいですね」。

『どこでも七味』を渡してくれながら、そんなことをおっしゃってました。

皆様もお出かけ先で小袋唐辛子ご使用の際は、くれぐれもご注意のほどを。


マスクに七味唐辛子.gif

モーフィングクイズ
正解

おしまいに鍋つながりで、リーズナブルな具材で、楽しく安全に家庭の鍋料理!~変化する画像クイズ第2弾の記事で掲載した時間がたつと変化する画像クイズの正解発表。
止め絵最初.png

この絵が、30秒後に8か所変化するのを当ててください!というお遊び。

未見の方はぜひ、上記記事リンクから挑戦してみてください。



猫会鍋パーティクイズ

正解
猫会クイズ正解.png

画像左上より
①枝の雀がウグイスに。
②鍋の中から伊勢エビ登場。
③床の間の鉢植え、
 梅の花が一輪増える。
④床の間の絵、
 夕景から日の出に。
⑤猫助、頭の模様
 色が変わる。
⑥ジジのしっぽ、
 向きが変わる。
⑦こたつから出る、
 トラ猫のしっぽ。
⑧おねがい猫、
 座布団の色が変わる。


いかがでしたか?近いうちにまた別の趣向で遊んでみようと思っています。その節はまた、よろしくお願いいたします!

蔦飾り線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理