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同居人不在も猛暑もなんのその、元気な猫が我が家を疾駆する! [猫のいる風景]


令和2年8月にして、初めての仕事で長旅。
たくさんの想い出を持って帰る私を迎えて、

留守番の猫はどんな反応を見せるのでしょうか。

ドキドキの帰宅


北海道北見・網走地区での、充実した8日間。
地元の方々の温かさと、北の大地の味覚を満喫した旅。
胸の奥とキャリーケースの中にあふれんばかりの想い出を詰め込んで、帰途を急ぐ8月31日。

電車に乗っている時も歩きながらも、
家族とともに黒猫こまちに会うのが待ち遠しくてなりません。
今年に入って、こんなに離れていたのは初めて
どんな反応で迎えてくれるでしょうか。

まさか忘れているということはないでしょうが、
その日の午後も気温は30度超
暑さが苦手なこまちは、涼しいところで寝ていて起きてこないかも。

家族の中でこまちの遊び担当は、主に私。
自分のいない間、女房と倅は忙しくてあまり相手をしてくれてなかったら。
あまり遊びたがらない猫になっていたら、どうしよう。

久々に愛猫の顔を見る期待と若干の不安を抱いて、
自宅へ到着。
汗ばむ掌と焦る心で取り落としそうになる鍵を握り直して、
扉を開けてみると…。

家の奥から「にゃーん」


女房も子どもも出払っていて、家の中は静まりかえっています。
閉め切ってあるので、かなりの暑さ。
これは、こまちはへばってて出てこないな。

そう思いつつ、キャリーケースを玄関先に引っ張りこんでいると。
家の奥から
にゃー、にゃーん
聞き覚えのある、こまちの鳴き声。

その声に続いて当猫が、
ちゃんと出迎えてくれました

その時の写真はTwitterの
https://twitter.com/senjitonaraban1/status/1300411693927784448?s=20
に掲載してありますので、よろしければご覧ください。

旅の疲れも暑さも一気に吹き飛ぶ、
猫親バカには最高のこまちのお出迎え。
嬉しさとともに安堵したのは、実は帰る道々
「こまちが寝てて顔見せにこなかったら、無理にでも起こしてやらせで『感動の再会!』の写真撮ろうかな」

悪い考えが脳裏をよぎっていたのです。
帰京してすぐ、いいブログ記事のネタになるなと。
旅の間たくさん写真を撮って題材には事欠かないのですが、滞在中地元の方が夜食事をご一緒してくれたりで記事作成の時間が意外にとれず。

お出迎え猫で、まずは軽くひと記事あげちゃうか。
そんな邪心をいさめてくれた、我が家の同居猫。
危なく誘惑に負けて、捏造記事を書いてしまうところでした。

生き物と一緒に住んでいるとつい、愛らしい表情や仕草を画像におさめて人に見てもらいたくなる。
カメラを向けるのが先に立って、肝心のコミュニケーションがとれなくては本末転倒

ペットと暮らすための、基本的な心得も思い出させてくれた愛猫。
ありがとう、こまち。
人込みに流されて変わっていく私を、近くでまめに叱ってね。

遊びも絶好調の平常運転!


心配していた遊び離れも、取り越し苦労。
私が帰ったその晩から、
玄関で「遊ぼ!」。
靴と一体化.jpg

目をキラキラさせ、靴と一体化して待っていました。
そのあとこまちは楽しそうに紐にじゃれつき、私も安心して床についたのです。


あくる朝、涼しいうちにひと勝負するよ
と誘ってくるこまち。
よーし望むところよと、受けて立つ私。

手近にあった「あるもの」を丸めて紐の先に結びつけようとしていると、待ちきれずそのまま放って!とアイコンタクト。
こういう時は、ひとり遊びのターボがかかっている上り調子。

じゃあ行くよ、それーっ!
即席手作りおもちゃを投げてやると、
床から煙がたつほどのダッシュで駆け出していきます。
こまち、ハンティングスタート

浴槽・洗面所の床と洗濯かご、得意のフィールドで獲物を駆り立てます。
場所を変えたくなったこまちの言いなりに、こちらはおもちゃを次の狩場へと投げてあげるだけ。

こういう時はなまじ人間が手出しをしない方がいいので、こちらはこまちの狩りをゆっくり鑑賞しつつ撮影もできます。
その時カメラにおさめたこまちの雄姿、ぜひひとつ見てやってもらいたいのですが…。

力があり余っているこまち、
おしまいにはえらいことをやらかしてくれました。
まずは現場の実況を、ご覧ください。


いつもどおりのこまちに、周囲は大変!


はい、いかがでしたでしょうか。
8日間の私の不在も記録的な暑さもなんのその、
平常心を保ってよく遊んだこまち。
満足し心地良い疲れをおぼえつつ、
お気に入りのクリアケースの上へ寝に上がろうと。

その手前には、縁起物のぬいぐるみが置いてあります。
ぬいぐるみたち.jpg


向かって右にいるのは、幸せを呼ぶお願い猫のぬいぐるみ版。
真夏の日射しが作る、影法師で遊んでみた
の記事でご紹介した、UFOキャッチャーの戦利品です。

その隣は若い頃女房と宮古島へ行った時に買った、
阿吽のシーサー
いずれもおめでたい方たちなので、我が家の大事な守り神。

お願いさんは合わせた両の前脚のところに、家族共有のポイントカードを挟んで持っててもらってます。
縁起物であるとともに、働きもののマスコット。

こまちの寝床には反対側からもゆうゆう上がれるのですが、その時は勢いがついているのであえて守りぬいぐるみのいる方からジャンプ。

たまたまスマホを持ってこまちのあとを追いかけていたので、ぬいぐるみたちを蹴倒しての大ジャンプをカメラにおさめることができました。
決定的瞬間.png

まさに、決定的瞬間。
望月三起也先生の名作
『夜明けのマッキー』の主人公になった気分。

先にご覧いただいた動画のあとの、現場検証の画像がこちら。
被害現場.png


被害に遭われた方々のコメント。
お願い猫
まいばすけっとのカードと笹塚のパン屋さんのポイントカードを預かっているので離すまいと頑張ったのですが、耐え切れませんでした。
木口小平ラッパ手のお話を、もう一度読み直そうと思います」
 

シーサー阿
「いやー、なにぶんにも突然のことで驚きました。
沖縄生まれの私たちですら応えるこの暑さのなか、元気な猫ですね。
感心するとともに、もう少し落ち着いて行動できないかと呆れて開いた口がふさがらない気持ちも、相半ばといったとこですか」 

シーサー吽
「いつも口を閉じておりますので、
この件に関しましてもノーコメント」

被害者側に理解があり、当猫にも反省の色が見られる(熟睡しているので見た目の判断ですが)ところから、穏便にことをすませることに。

教訓。
猫の平常心に、
周囲が振り回されることもある。

おしまいにこまちがあんなに喜んだその時の手作りおもちゃの材料、見ていただきましょう。
久々に飛行機に乗った私からの、こまちへの旅土産。
透明レシート.gif

蔦飾り線.png

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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