SSブログ

第3回web雑俳皆様の作品一覧(仮)公開! [web雑俳]


『第3回言の葉落語会』へは今回もお客様方からたくさんのご投句をいただきました。
今回は、さっそくその作品一覧を大公開!

今度の兼題、けっこう手強かったかも?


俳諧から派生した様々な言葉遊びを、江戸っ子たちのように粋に楽しもうという雑俳。
ネット上で居ながらにして噺家と遊んでいただける企画として、当ブログを窓口にして展開しております。

その3回目、おかげさまで私もだいぶweb雑俳のお世話させていただくのに慣れてきました。

集まりました句の一覧「地巻」をまとめるのに、以前のように自分が体調を崩したり
緊急告知 web雑俳再訂正と、テレワーク過労にご注意
パソコンがフリーズ
Excel縦書きトラブルなんのその web雑俳記名式投句一覧を発表
といったアクシデントもなく。

ちゃんとお昼を食べ(今日はローソン100の「大盛ぶっかけそば」と、20円引きのミニハンバーガーの優雅なランチ、総額304円)猫と遊び、鼻歌まじりというわけではありませんが締切翌日午後には仕上げることができました。

作業しつつあらためて思ったのは、今回の兼題
・古今東西有名人の名前の地口
・五七五のそれぞれが同じ音で始まる折句
私はどちらも初めて手がける題で、楽しみとともに「今度のは、けっこう簡単そうじゃん?」とたかを括っていた節があったのですが。

やってみると、
「意外と難しい!」
いやー今回もてこずりました。

まず同音折句、前の記事でも申し上げたのですが 五七 ・七五 の組み合わせはけっこうすぐ思いつくのです。
「生娘の衣擦れの音」とか
「さんま焼くなり里の秋」なんて具合に。

でもそこから先、もう一つ五音の言葉でぴったり来るのがなかなか思いつかない。
前に使った言葉と似たものはできるだけ避けたいので、三つ目の語を選ぶのにぐっとハードルが上がるなという印象でした。
うまい人は、一気に上中下とリズムで拵えるのかも。

まあしかしその言葉選びの難しさが、同音折句の魅力でもあるのでしょう。
俳句を嗜んでいた師匠・扇橋生前の言。

「俳句は十七文字しか使えなくって、しかもそこへ季語が入る。
慣れないと窮屈に思うかもしれないけれど、その制約の中で自分の気持ちや花鳥風月を表現する。
短い句の中に、無限の広がりを感じさせる。
それが、俳句の醍醐味の一つだ」

折句にさらに「同音」という縛りを与えて、その制約下で言葉を紡ぎ表現する。
今回はあまりうまく詠めませんでしたが、ぜひまたやってみたい兼題の一つになりました。


地口附は洒落附と違って元の語のどこをどう変えてもいいので作りやすいかなと思ったのですが、「好きに変えていいよ」と言われるとかえって迷ってしまいます。
あまり音を変えすぎてはいけないし、元の言葉と近過ぎても面白味がない。
同音折句と逆に、縛りが緩いのもまた難しいものですね。

今回は取り急ぎ、仮の版を公開


8月20日夜には、お江戸日本橋亭にてリアル『言の葉落語会』開催。
ぜひそちらにもお運びいただきたいのですが、その日程に合わせましたので今回は投句募集期間などのスケジュールが若干タイトになっております。

第3回でもご希望のお客様には互選に参加していただきたく、また別記事にてご案内の予定。
できるだけ選句のお時間を多めにとっていただけるよう、実はまだ完全版ではないのですが取り急ぎ皆様の句をまとめたものご覧いただきましょう。

ある事情があって8月8日朝まで投句を待ってもらいたいという方がお一人いらっしゃいます。 番頭の判断で、締切過ぎておりますが特例で受付けさせていただきました。
きちんと期限内に投句してくださった皆様にはご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

そういった経緯で8月8日また版を差し替える予定ですが、リンク先は変わりません。
さあ、それではお待たせいたしました。
これより、
第3回言の葉後半戦で盛り上がってまいりましょう!


今回両兼題の地巻は…って、なんだいこまち。
ブログの手伝いをしてるから、こまちは地巻のこともよーく知ってるって?
そうかい偉いね、じゃあここはこまちから披露してもらおうか。

了解!
This is the Jimaki!

 
ちまきとこまち.png

はいはい、ご苦労さん。 あっち行ってそのちまき食べてきな。
今日は先を急ぐんで、こまちの出番はイラストだけ。
時間のある時、またたっぷり動いてもらうからね。

それでは仕切り直し、皆様の秀句の数々まとめましたもの
第3回地巻
に置いてあります。

互選なさる方は効きを考えながら。
ご観覧のお客様は、「この句は、誰の作だろう」なんて思いつつ。
のんびり、眺めてやってください。
雑俳の楽しさは、まだまだ続きます!

※地巻にミスがありましたらお手数でも
senji1365@gmail.com
までご連絡ください。

蔦飾り線.png


お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー