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人間の琴線に触れる、猫の先読みパフォーマンス [猫のいる風景]


人間のしたいことを予想して邪魔してくるかのような、猫の行動。
我が家の黒猫に仕事の手を止められ、
「しょうがないなぁ」苦笑しつつ癒やされる日々。


猫のツンデレヨイショに、人間はメロメロ

「猫という生き物は、異星人が地球人類を懐柔し
侵略するための生体兵器である」
という説があるくらい、あの丸い目をしたふわふわの子たちは人間に甘える術を知りつくしています。

・愛らしいい鳴き声
・「ニャンモナイト」「ねこワッサン」と称される丸まり方
・自分の寝顔を両前脚で覆う仕草
・感情表現豊かなしっぽ
などなど、猫好きならずとも「うわー、かわいい!」と言わせるコツを天性で身につけている。

数千年に渡る人間との共存生活で体得した熟練のテクニックに、人間どもが適うわけはありません。

下からじっとあの目で見られたら、つい高い方の缶詰を開けてやりたくなり。
寒い朝もう起きなくてはと思いつつ、猫が一緒に寝ているのでいつまでも布団の中でぬくぬくしてしまったり。

人間を手だまに取る猫の手練手管はすり寄り媚びるのではなく、無愛想で突っ慳貪なようでいてこちらの琴線にじわじわ触れてくる。
一種「江戸前のヨイショ」と言えるかもしれません。


相手をおだてていい気持ちにさせる「ヨイショ」、噺家では亡くなったそれぞれ先代の三遊亭歌奴・古今亭志ん駒両師匠がその達人と言われてました。
落語協会夏の寄り合い(親睦の宴席)の余興で大好評だったのが、ヨイショ上手な二人による『真昼の決闘』なる演し物。

歌奴師と志ん駒師が向かい合わせで歩み寄り、すれ違うやいなや互いに振り返ると激しく揉み手をしながら
イヨっ大将!今日も様子がいいねぇ、
お供願いたいね!」

火花を散らすヨイショ対決という寸劇。

私は前座で働きながらこれを見て、腹を抱えて笑ったものです。
そうそう、志ん駒師匠には


「される身になって、ヨイショは丁寧に」


という名言もありましたね。


洗濯かごを占拠して、ご機嫌

甘えるタイプの猫ヨイショとは違いますが、
絶妙のタイミングでピンポイント、新聞の読みたいところを占拠する猫
の記事で書きましたように、こちらのこれからやりたいことを先回りして邪魔。
これも、よく猫が人間に仕掛けてくるトラップの一つ。

私が大好きな、佐々木倫子先生の漫画『動物のお医者さん』
主人公のハムテルが試験勉強しようとすると、飼い猫ミケがノートと参考書にまたがってで~んと寝転がっている。
「どいて」と頼むハムテルを「いやや、今はここがええ雰囲気なんや」(ミケはなぜか大阪弁)と突っ放すシーンがあります。


新聞にも決まって乗りたがるこまち、洗濯物干しの時使うかごもお気に入りの一つ。

我が家のランドリーバスケットは二段式で、取り外しができる下のかごを洗濯物運搬用に使っています。
普段は比較的汚れの少ない洗濯前のタオルやワイシャツなどを入れるスペース、洗濯をする時は中をきれいに拭いて運搬かごに早替り。

こまちは洗濯機が回る音がすると、かごの中が空っぽになると学習しているんでしょう。
その日の朝も気がつくと洗濯機の前に置いてあるかごに、がぴょこんと生えています。
耳だけぴょこん_R_R.JPG

「あれー、さっき拭いたばっかりなのにー。毛がついちゃうよー」

声をかけると中から首をもたげて
かごの中なーに_R.JPG

「いやなーにじゃなくて、これから洗濯物干すからね、お願いだからそこから…」
なぜか必要以上に低姿勢で頼もうとする私。
すっかり、猫の術中

相手はここぞとばかりに、猫の人間悩殺四十八手から必殺技を繰り出してきます。
訴える小_R_R.JPG


訴える中_R_R.JPG


訴える大_R_R.JPG

こんなにアップになりながら懇願されては、意志の弱い私はとても自己主張を続けることなんてできません。

「じゃあ、洗濯機が止まるまでだよ」
と言い含め少し紐などで遊んでやると、
「あー疲れた」かごの中で身繕いを始めます。
カゴの中身繕い_R_R.JPG


そしてかごの中でゴロン、盛大に寝転がって ナスカの地上絵のようなオブジェに。
かごの中くつろぐ_R_R.JPG


このままぐっすり寝られちゃ困るなぁ…。
でも無理に起こすのも、かわいそうだしな。
思いつつほかの用をして、洗濯機が止まったんでまたかごの前に戻ってみると。
今でるよー_R.JPG

お風呂から上がる時のような声を発して、ぴょーんと洗濯かごから飛び出してきました。
こちらから頼まなくても、自発的に。
おそらく以前に何度か同じシチュエーションで、洗濯機が止まったら女房にかごから出されたことがあったんでしょうね。

それを学習しての条件反射行為だろうと頭でわかっていても、
「こちらの気持ちを察してくれた、
なんてうちの子は賢いんだろう!」

感動したがるのが猫親バカの性。
そしてそれをネタにしたくなるのは、ブログ運営者の欲。


合成編集アニメーション動画、第2弾


こまちがかごの中にいる姿を撮影していたら、こんな写真が撮れました。
覗く目_R_R.JPG

中から覗く目。
落語『義眼』のサゲ、「向こうからも誰か見てました!」みたい。
面白いのでもっと接写してみると
覗く目大_R_R.JPG

怖い
『ウルトラQ』第1話、地中でギラリ光り動く怪獣ゴメスの眼を思わせます。
うん、この線で写真を動かしてみよう。

生まれ変わった南町田駅/Anime Effects・AviUtlでの初アニメ合成動画
以来少しずつ使い方がわかりかけてきた
・2Dキーフレームアニメーション製作ソフト:AnimeEffects
・動画・画像編集ソフト・AviUtl を駆使し(というほどまだ使いこなせませんが)、30秒弱の動画が完成。

写真自体は少ないので、充分記事に埋め込むことができました。
まずはご覧ください。


両方のソフトの「拡大・縮小」の動作が始めは慣れず、アニメの動きはもっとタメを持たせたかった・ズームインとアウトのカメラ視点が一定していないなど、今回も猛省することばかり。
最初にかごが揺れている時、底が抜けてこまちのお尻が一瞬はみ出していますがこれはご愛嬌。

予想外にうまくいったかなと思えるのは、オープニングタイトル。
懐かしの特撮SFドラマ『怪奇大作戦』のテロップの真似をしたかったのです。
「ふぉんとうは怖い明朝体」というフリーフォントと、AviUtlのアニメーション効果「震える」を組み合わせて製作。

いつか、本家タイトルみたいにテロップが「でろでろ~」溶けていくの作ってみたいな。
今回は間に合いませんでしたが、音も入れてみたいですしね。

「Windowsムービーメーカー」などで動画編集をなさっていて、もっと本格的に字幕やアニメーション効果加えたいとお思いの方。
AviUtl、おすすめです。
なぜもっと早く使わなかったのかと、悔やむくらい。

拡張機能を後から足してやらなければいけないので、最初は導入のハードルが高そうに感じますがさにあらず。
パソコンにインストールするのではなく実行ファイルで動くプログラムなので、各種プラグインもソフトのフォルダにどんどん放り込んでいくだけ。

テキスト表示だけでも有志の方が色んなスクリプトを公開してくれており、キャプションを入れる時「今度はこの、『キーボード入力風』使ってみよう!とワクワク。
もちろん本業に触らない範囲で色々試行錯誤してみて、楽しい記事作りに活かしていければと思っております。


そしておしまいに、
『第3回言の葉落語会』
もお忘れなく!
投句募集は8月6日23時59分まで、
定員50名のリアル落語会は8月20日夜。

web雑俳第3弾、正式募集開始 落語会へのお申込みもぜひ!
を再度ご覧いただき、大勢の方のご参加・ご観覧よろしくお願いいたします!

蔦飾り線.png

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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