雨に煙る清澄庭園「涼亭」、風流で和やかな落語会 [日々雑感]
都心オアシスのひとつ、江東区の清澄庭園。
したたる緑に囲まれた池に臨む貸しスペース「涼亭」で、大学の先輩方が素敵な落語を催してくれました。
したたる緑に囲まれた池に臨む貸しスペース「涼亭」で、大学の先輩方が素敵な落語を催してくれました。
雨の庭園を、しばし散策
新たな日常が始まり、7月10日からはプロ野球などがお客さんを入れての試合を行うように。
段階を追ってイベント・集会の人数制限緩和が進められていますが、まだ私たちの仕事は即・依頼殺到というわけにはいきません。
そんなヒマを持て余している私たちに高座を与えてやろうと、出身大学の先輩方が心尽くしの会を企画してくれました。
もうひとりの上智大学出身噺家・落語芸術協会所属の三遊亭とん馬師匠と私が1席ずつ、会場は清澄白河駅から徒歩3分・都会のオアシス清澄庭園内の「涼亭」。
人気があってなかなかとれない会場(3時間半の使用料5000円!)、ここで句会に参加している先輩がたまたま出たキャンセル日程を押さえてくれたのです。
7月9日午後1時から限定20名(正規定員の現状半分が上限)のこぢんまりした会、当日私は12時30分頃に到着し園内をひと回り。
訪れるのは2度め、20数年ぶり。
時折り雨粒が落ちてきますが、吹き降りではないのでかえって風情があり風流風流。のんびり散策なんて、自粛開け初めて。
また絶妙の場所に、足長の水鳥がすっくりと。
黒猫こまち、目ざとく発見。
最近雑俳の手伝いをしてるんで、なかなか洒落がうまくなったねこまち。
順路を奥へ進んでいくと、緑の合い間に会場の「涼亭」が見えてきました。
うーんいかにも風情のある佇まい。 こういうところで俳句詠んだら、実力以上にいい句ができそう。
えっ、こまちはもう1句詠めたって? 偉いね、じゃあさっそく披露してもらおうか。
おいおい「鯉」は冬の季語だし、もし食べたりしたら管理人さんに怒られるよ。
段階を追ってイベント・集会の人数制限緩和が進められていますが、まだ私たちの仕事は即・依頼殺到というわけにはいきません。
そんなヒマを持て余している私たちに高座を与えてやろうと、出身大学の先輩方が心尽くしの会を企画してくれました。
もうひとりの上智大学出身噺家・落語芸術協会所属の三遊亭とん馬師匠と私が1席ずつ、会場は清澄白河駅から徒歩3分・都会のオアシス清澄庭園内の「涼亭」。
人気があってなかなかとれない会場(3時間半の使用料5000円!)、ここで句会に参加している先輩がたまたま出たキャンセル日程を押さえてくれたのです。
7月9日午後1時から限定20名(正規定員の現状半分が上限)のこぢんまりした会、当日私は12時30分頃に到着し園内をひと回り。
訪れるのは2度め、20数年ぶり。
時折り雨粒が落ちてきますが、吹き降りではないのでかえって風情があり風流風流。のんびり散策なんて、自粛開け初めて。
また絶妙の場所に、足長の水鳥がすっくりと。
黒猫こまち、目ざとく発見。
最近雑俳の手伝いをしてるんで、なかなか洒落がうまくなったねこまち。
順路を奥へ進んでいくと、緑の合い間に会場の「涼亭」が見えてきました。
うーんいかにも風情のある佇まい。 こういうところで俳句詠んだら、実力以上にいい句ができそう。
えっ、こまちはもう1句詠めたって? 偉いね、じゃあさっそく披露してもらおうか。
おいおい「鯉」は冬の季語だし、もし食べたりしたら管理人さんに怒られるよ。
風吹き抜けるお座敷で、和やかな語らい
本来の定員40名の広々としたお座敷に入ると、密を避けるため間隔を開けた席の配置。
空いている座卓に座るのは遠慮して下さいと係の人から言われたので、椅子を組み合わせて即席の高座を。
なんだかベビーベッドみたいになりましたが、実際に座ってみたらけっこうやりやすかったですね。
窓も半分は開け放ってあるので、風が抜けて気持ちがいいこと!表は雨でもまるで蒸し暑くありません。
着替えのため縁側に出ると、周囲の池を泳ぐ亀と鯉がなんかくれるのと近寄ってきます。
色んな亀がいて、見ていて飽きません。
子ガメどころではない大きさの亀が、もう1匹に乗っかろうとして怒られていたり。
雨が水紋を描く池の中を、大きな鯉たちもゆったり泳いでいます。
新型ウイルスに戦々恐々とする人間世界のことは、どこ吹く風。そんな水中の生き物たちに癒やされていると、落語会開演時刻に。
まず私から
入船亭扇橋の初公開音声 第2弾
の記事で触れた師匠直伝の『口入れ屋(引っ越しの夢)』を1席。
続いてとん馬師匠は自粛期間中の近況報告をユーモラスにまとめ、小噺をいくつか披露して落語の部はお開き。
座席の配置を直して、このあとは懇親会。
直接顔を会わせて会話するのはお互い久しぶりの方ばかり、ケータリング注文・持ち込みの料理お酒とともに話が弾みます。
密には気をつけ食器は使い捨て、お酌は遠慮と節度を保っての宴席。積もる話に花が咲き明治座調理部謹製の豪華幕の内弁当半分ほど残してしまいました。
申し訳ございません。
でも本当に、会話でお腹いっぱい幸せだったもので…。
やがて宴たけなわの内、涼亭の使用可能時間を過ぎいったん中締め。
表はまだ日が暮れていない時間帯なので、今まで以上に感染対策に気を使いつつ二次会へ。
2軒目で入ったお店の近くで
あなたも探してみませんか? 巷の笑える呑気ネタ web雑俳追加告知も
食卓のVOWネタその2 web雑俳互選さらに一人追加
のようなちょっと面白い「VOW」看板を発見。
近日中に、記事にしてご紹介しようと思います。
乞うご期待!
空いている座卓に座るのは遠慮して下さいと係の人から言われたので、椅子を組み合わせて即席の高座を。
なんだかベビーベッドみたいになりましたが、実際に座ってみたらけっこうやりやすかったですね。
窓も半分は開け放ってあるので、風が抜けて気持ちがいいこと!表は雨でもまるで蒸し暑くありません。
着替えのため縁側に出ると、周囲の池を泳ぐ亀と鯉がなんかくれるのと近寄ってきます。
色んな亀がいて、見ていて飽きません。
子ガメどころではない大きさの亀が、もう1匹に乗っかろうとして怒られていたり。
雨が水紋を描く池の中を、大きな鯉たちもゆったり泳いでいます。
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まず私から
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続いてとん馬師匠は自粛期間中の近況報告をユーモラスにまとめ、小噺をいくつか披露して落語の部はお開き。
座席の配置を直して、このあとは懇親会。
直接顔を会わせて会話するのはお互い久しぶりの方ばかり、ケータリング注文・持ち込みの料理お酒とともに話が弾みます。
密には気をつけ食器は使い捨て、お酌は遠慮と節度を保っての宴席。積もる話に花が咲き明治座調理部謹製の豪華幕の内弁当半分ほど残してしまいました。
申し訳ございません。
でも本当に、会話でお腹いっぱい幸せだったもので…。
やがて宴たけなわの内、涼亭の使用可能時間を過ぎいったん中締め。
表はまだ日が暮れていない時間帯なので、今まで以上に感染対策に気を使いつつ二次会へ。
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web雑俳互選結果さらに追加
雑俳ファンの皆様、お待たせいたしました。
佳境に向かっております『第2回web版言の葉落語会』噺家互選結果発表、今回は
・根室蝦夷前(ねむろのえぞまえ)=三遊亭金八 選を追加。
当ブログには
あの大名人噺家の新事実発掘?それとも黒歴史?~今だからしみじみ懐かしい 昭和の寄席風景(2)~
緊急事態宣言をひと時忘れ 昭和の楽屋にタイムスリップ
などのネタを惜しげもなく提供してくれているサービス精神溢れる金八師の、遊び心満載の選と効き。
こちらからご覧いただけます。
第2回冠沓附噺家互選
第2回洒落附噺家互選
その金八師初め選者メンバーから教えてもらった「ネタ帳VOW」、笑える楽屋の帳面つけ間違いシリーズも近日公開予定。
粋な江戸言葉遊び・雑俳と呑気なブログ、今後ともご贔屓お引き立てのほどお願い申し上げます。
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第2回洒落附噺家互選
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おや、清澄庭園の池ですっかり亀のファンになったこまち。
別のカメさんを見つけたようですよ。
お開きまでお付き合いただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝