SSブログ

猫の意外な好物・解答篇 web雑俳互選更新 [猫のいる風景]


個体によっては猫の嗜好をくすぐる、人間の身の周りにあるアイテム。
長期的に触れさせると猫の健康を損なう危険性があるかもしれないので、扱いには注意が必要です。

愛おしげに身をすり寄せた、空き箱に入っていた物


web雑俳・噺家選者互選発表開始と、猫の意外な好物
の記事でお知らせしました、ある朝うちの飼い猫こまちが嬉しそうにすりすりしていた空き箱。
「もともと中には何が入っていたのでしょう?」とTwitterで軽くクイズっぽく呟いてみました。

そうしたら勘のいいフォロワーの方から
「お香かな?」
というリプライ。

大正解
あらためてこまちから、中身を紹介させましょう。
香り袋これ.png

93日ぶりの仕事のために支度した着物、タンスの移り香を中和するための香り袋
昨年秋に3個セットで購入、二つ使ってあと一つは箱に入れてとってありました。

6月23日それを風呂敷包みの中に入れ、空いた箱を出しっ放しにしてあったのがうちのお嬢さんのハートをわしづかみに。
人間の使うアロマオイルに反応する猫も多く、お香に興味を示す個体もけっこういるそうです。

正確なデータは少ないが、長期使用は避けた方が吉


肉食動物である猫は肝臓の機能が人間ほど活発ではなく、自分には毒性のある物質を代謝することが苦手。

こまちはお酒の匂いが大嫌いですし、酒豪の猫という話はまず聞きません。
猫は優れた嗅覚で自らの健康に害を及ぼすものを避けようとしますが、嗜好性を刺激する物質が実は危険なことも。

精油(エッセンシャルオイル)入りのアロマオイル・お香・芳香剤がその一つだそうで、日本香堂のF&Qに
質問「ペットにアロマは使えますか」
回答「猫は精油の代謝ができないため、使用できないとされております」
とあります。

・お仏壇にお線香あげる時はペットは別室に行かせておく
・あげ終わったら部屋を充分に換気 
を推奨する、お香専門店のコメントも。

私も香り袋本体は猫には刺激が強すぎると思い管理はしっかりしていたつもりですが、箱の残り香まで気が回りませんでした。
でもこまち、前述の記事を書いた次の日にはあんなに好きだった空き箱には目もくれず。

ほんのひと時平安貴族のごとく優雅に「聞香」を楽しむくらいなら、身体に害はないでしょう。
こんな具合、十二単衣を身にまとい香りに身を委ねるこまち。

お香を聴くこまち.gif

う~ん、いい匂い。

web雑俳 噺家互選結果更新


こまちはたいていの猫が大好きなある嗜好品が、しっぽを巻いて逃げ出すほど大嫌い。
それについてもお伝えしたいのですが、一度にあまり長い記事は読者皆様にご迷惑。

猫エピソードはまた次の機会とさせていただき、
『第2回web版言の葉落語会』噺家たちの互選結果を二人分追加のお知らせ。 前回ご紹介したPDFファイルに、
・赤染貫持(あかぞめのつらもち)=三遊亭金朝
・北山の王子(きたやまのおうじ)=古今亭志ん陽
の選を追記してあります。

また「洒落附」橋本太眉選中、客の三に採らせていただいた
216番「マクラを見る会」の作者名が間違っておりました
大変失礼いたしました。
お詫び申し上げ、訂正させていただきます。
第2回冠沓附噺家互選
第2回洒落附噺家互選
蔦飾り線.png

互選結果はお時間頂戴しながらも、順次公開中
お客様ものんびりゆったり、イラスト・駄文とともにお付き合いください。
噺家の天に抜けた方への「web色紙」、今回もありますよ!

ぜひまた、ご訪問くださいませ。 お待ち申し上げております。
入船亭扇治拝

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット