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さらば愛用プリンター 新たな日常へGo! [日々雑感]


生き物と同じく、機械にも寿命が。 長年使って愛着のある機器にもいつか訪れる、別れの時。
日頃から愛用マシンの健康状態を把握し、いざという時慌てない備えをしておきましょう。

初めての複合プリンター

「お父さん、プリンターが変な音出して動かないんだけど」 IT機器にあまり強くない女房が訴えてきたのは、コロナ騒動が始まる少し前だったでしょうか。
我が家のプリンターはダイニングキッチン窓際に置いてある、こちら。

hpプリンタと雅.jpg

ヒューレット・パッカード社のPhotosmart5510、2011年12月に購入した私にとって初めての複合機。 お値段、新宿のヤマダ電機で税込み5500円。 プリンターは本体価格を安く設定し、買ったあとのインク代でメーカーは利潤を上げるという常識を知らなかった当時の私。

「こんな便利な機械が、5000円代で買えるなんて!」
もう後ろで待っている人を気にしながらコンビニでコピーをとる必要はなく、少部数のチラシならうちで印刷できる。

あまりの嬉しさに折りから雨が降ってきたこともあり、新宿大ガードから中野区南台の自宅までタクシーを奢って帰りました。 まあ一緒に15インチのノートパソコンも買ってたんで、雨が降らなくても自力で持って帰るのは無理だったかも。

働きものの孝行息子(娘かも)互換インクにも恵まれ

それから本当によく働いてくれました。 落語会のチラシは印刷通販に頼むようになりましたが、子ども達の学校での授業やPTAの必要書類。 毎年の年賀状印刷。 スマホのスキャンアプリが今ほど精度が良くなかった頃は、スキャナーとしての機能もフル活用。

給紙トレイのガイドがヤワすぎてよく印刷がずれるのがご愛嬌、輪ゴムを利用して強度を足してやったのも今は懐かしい想い出。 3年目からは純正品ではなく互換インクにしましたが、私の環境ではノズルが詰まったり印刷がかすれる不具合は一度も発生せず

「インク革命」さんで8回リピート、ヨドバシカメラの通販でエコリカ製品を一度購入。 Amazonで見つけた純正品の3分の1の価格のものも、通常の家庭印刷には充分な発色でした。

画質にこだわった写真を頻繁にプリントアウトするのでなければ、プリンターの保証期間後は互換インクという選択肢はありなのではないでしょうか。 写真の印刷は、圧倒的に町のDPEでやった方が安くきれいにできますしね。

10年目を目前にして、逝く。

愛用プリンター今回の故障は、ガタガタという異音がして給紙できないというもの。 「プリンタ」「異音」「給紙」「できない」で検索すると大勢の方が情報をあげてくれており、対処法として「紙送りローラーの清掃」が有効と。

天気のいい日に真水と綿棒などを使ってきれいに掃除し、乾かしてから再起動させても症状改善せず。 さらにGoogle先生に尋ねてどうやら 「紙送りのためのギアがどれか破損している」 ことが原因らしいというところまでたどり着きました。

ある方はラジオペンチと瞬間接着剤を使った修理方法を動画で解説してくれていましたが、正直「そこまでしなくても、充分働いてもらったからもうお役ごめんでいいだろう」との結論に。

昨年3月ひとり暮らししている娘が大学の授業で必要だからというので、お手頃価格のbrother製プリンターを購入。 私が東京でセットアップ、女房が車で宇都宮まで輸送して行きました。 その時の使い勝手が良かったので、2019年9月消費税増税前に自宅用に同じものを買ってあったのです。

備えあれば憂いなし。
今日まで働いてくれて、ありがとう。 あとのことは心配しないで、ゆっくりお休み。
とPhotosmart君(「さん」かも)にはお暇を出し、いざ新しいプリンターの出番!と思ったのですが・・・。

最後にもう一度だけ

2020年2月下旬からどんどん深刻さの度合いが増してきた、新型コロナウイルス感染拡大状況。 女房が大量の封筒・ラベルを印刷しなければならなかった、担当声優さんのイベントが延期。 私もweb雑俳やこのブログのことで仕事はなくとも忙しく、プリンターのことはあと回しにしたきりでした。

それが6月17日午前中、「延期中のイベントをリモートで開催することになったので、来週新しいプリンター使えるようにしてもらいたい」と女房から要請が。 ふだん居酒屋我が家でお世話になってますから「あいよ」二つ返事で引き受けました。

でもあれから3ヶ月たっているんで、ひょっとしたらなんかの弾みでPhotosmart5510が自然治癒しているかもしれない。 冬に動かなくなっていた時計が、陽気が暖かくなると動き出したりすることってあるじゃありませんか。

一縷の望みと、愛用のプリンターへの想いを込めてもう一度だけ電源を入れてみました。 その結果は・・・こちら。


ガコガコ音は前より大きくなり、本体が激しく振動するだけで紙送りはできないまま。
脇で揺れているのは、また別の機会に触れたいと思いますが「猫型のお弁当箱」

色んなキャラクターの猫をデザインした容器に美味しいおかずとご飯を詰め合わせた、『福ねこ弁当』。 けっこう人気があったのですが諸事情により2019年暮れ、製造販売元の『オリエンタルフーズ』さんが廃業。 惜しまれつつ幻となったシリーズのこれは「雅(みやび)」という名の黒猫、ちょっとツンデレな女の子(「福ねこ」公式サイトによる)。

その雅がぐらぐらして危ないので、今度こそ本当に愛用プリンターは一線を退くことになりました。 代わってこれからバリバリ働いてもらうのが、こちら。

新プリンタ.jpg

brother PRIVIO DCP-J577N。
2019年9月ヨドバシドットコムで購入時の価格、本体9970円・税金738円(8%)・997ポイント還元。 4色独立インクの高コストパフォーマンスが売りのプリンター。


箱を開けた時からもう2世代型落ち商品ですが、かえって惜しげもなく使えるというもの。 実際の使用感などは、また後日記事にできればと思います。

蔦飾り線.png

それでは最後に、我が家の愛猫こまちが黒仲間の旧プリンターに別れを告げるところで、今日はお開き。


プリンターこまち.gif

ご精読ありがとうございます。ぜひまた、ご訪問ください。
入船亭扇治拝

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