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コロナ第2波も怖くない 洒落と笑いで免疫力アップ [web雑俳]

状況長期化なら、それに合った暮らしを

新型ウイルス対処成功例の一つとされる、『韓国モデル』
しかし5月12日、ソウル市内のクラブで101人の集団感染が発生。


日本でもいち早く週末の外出制限を要請し、新規感染者が減った北海道。
いったんは抑え込みに成功しましたが、制限解除後にまた増加傾向に。


緊急事態宣言の地域的・段階的解除について国と自治体が調整を続けていますが、その後また感染拡大第2波が来て再度行動制限要請…。
特効薬かワクチンができるまでこのループを何回か繰り返すことも、現実味を帯びてきました。


最初は2週間出控えてくれ、次はGW開けまで辛抱。
それではまだ不足だったので5月いっぱい緊急事態延長。
ちびちびと先送りされる、日常への復帰の時。
経済的には逼迫しておらず当面生活の心配はなくても、もう我慢の限界!


でも、どうもこのCOVID-19とは長い付き合いになりそう。
事態宣言解除されてもしばらくは、時差出勤通学・飲食店や映画館の入店制限などは続くでしょう。
今後

「明治維新・第2次世界大戦後と同等かそれ以上に、日本人の生活様式の変化が求められていくだろう」

そう予測する識者の方がいらっしゃいます。

私も不安やストレスがないわけではありませんが、貯金や給付金で食いつないでいけるうちはとにかく前を向こうと決めました。
こんな駄文や拙いイラストも、ひょっとしたらたまたま見てくれた人に一瞬でもほっこりしてもらえるかもしれません。


web雑俳 延長なのは選句締切だけじゃない
での記事とイラストを、ぜひ見てください。
ウイルスとのせめぎ合いが延びるんなら、受けて立とうじゃありませんか。
真正面からの、正攻法でなくていいんです。
猫だまし・砂かけ・急所蹴り・闇討ち騙し討ち、敵が塩を撒いてる隙につっかけるのもあり。
この状況をうまくいなして、最後にはこちらが笑えるようにしましょうよ。


洒落と笑いの底力で、辛抱の時を心豊かな時間にするお手伝いができればとの『web版言の葉落語会』。
現在結果発表中の企画に続き、新しい兼題での募集もすでに準備中。

コロナ第2波には、『web言の葉』第2回で立ち向かえばいいのです。

さあ公式テーマソングを歌って、今日もコロナストレスを吹き飛ばしましょう!

『web版言の葉落語会のテーマ』



今回は『花選』を発表

これまで

・お客様
・ゲスト選者
・レギュラー選者(2回に分載)
の順で、互選結果を発表してまいりました。
未読の方は、前記事をたどってご覧ください。
いずれ、一か所にまとめますね。


宗匠選を前に、今回は『花選』
互選に際して宗匠が、自分と同等か格上の人に


「ひとつ、そちらの選句で開き(互選発表会)を盛り上げてやってくださいよ」


と頼むスペシャルゲスト選のこと。

「花を添える」から詰めて『花選』。

二人の噺家が、『web版言の葉落語会』に花を贈ってくれています。




まず


植木歌人(うえきのうたびと)=柳家小せん

小せん師写真.jpg

学生の頃から音楽活動を続け、美声と音感の良さは落語協会で1,2を争う。文蔵・扇辰両師と組んだバンド活動も大人気。
※ご当人は「『花選』は格上の人がするもので、私ごときがおこがましい」と初めは遠慮を。
しかし番頭の方からお願いして噺家雑俳『たちみ連』のメンバーとしてではなく、『web版言の葉落語会』公式テーマソングのギター&ボーカル担当の立場で花選に加わってもらいました。




そして大御所登場!

小燕枝師写真.jpg

篝火舎小燕枝(かがりやこえんし)=柳亭小燕枝


確かな口調と仕草に裏打ちされた、飄々とした芸風。
1972年『NHK新人演芸コンクール最優秀賞』
1982年『浅草演芸大賞新人賞』
の、いずれも賞制定第1回目の栄冠に輝く。
年輪を重ねさらに円熟味をました高座は、お客様が安心して落語の世界に浸れるまさに至福の芸

「つ離れ(つばなれ)とは?

小燕枝師匠は、小せん師らの『たちみ連』・私どもの『つっかけ連』に先立つ大先輩格『つばな連』のメンバー。

連の名前は、寄席の符牒「つばなれ」をもじったもの。

今と違って昔の寄席ことに夜の部は、お客様があんまりお入りになりませんでした。
雨が降って肌寒かったりすると、夜の開演時間になってもお客席はガラガラ
小池知事なら泣いて喜びそうですが、あまり人が少ないとお客様は気恥ずかしいし芸人も張り合いがない。
そこで開演を少し延ばして、ある程度お客席が埋まるのを待つことに。
開演の目安は、お客様が十人以上になったら。
数を勘定するのに一から九までは

ひとつ、ふたつ、みっつ・・・やっつ、ここのつ

ですが、十になると

とお

で初めて「つ」がつかなくなる!
「つ」から離れるから「つ離れ」。


小燕枝師匠方の連はいっとき『つ花連』と表記したことも。
つ離れした寄席がどんどん賑やかになっていく様子と、春先これから夏に向かって開くよう膨らんだ「茅花(つばな)」をかけてあるのでしょう。
日本語の洒落って、いいですよね。

蔦飾り線.png

ここでひとつ、目のトレーニングを。

下に掲載の茅花の群れの中には、我が家の愛猫こまちが末広がりの8匹隠れています。

あなたは、何秒で全員見つけられますか?
ヒントは、見えているのは顔とは限りません。

探してこまち.png

互選結果をゆっくりお楽しみいただいたあとで、もちろん結構ですからね。

つばな間違い探し.png

過去記事も覗いていただけたら、なお嬉しいです。


それではお待たせしました、これより花選。
はたして誰の句が、入っているでしょうか?





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