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緊急事態宣言解除地域の方も継続の方も、ご一緒に雑俳互選で楽しもう! [web雑俳]

web雑俳のテーマ 好評配信中

お客様と噺家がネットで繋がる『web版言の葉落語会』の公式テーマソング、もうお聴きいただけましたでしょうか?


「すぐ覚えられた。早く普段の日常に戻ってみんなで歌いたい」
「メロディの脳内リピートが止まりません!落語好きの仲間と、オンラインで一緒に口ずさんでます」


等々楽曲を気に入っていただけた方からのお声、頂戴しております。
さあ、まだの方は今すぐ、すでにお聴きの人ももう一度。


からご試聴いただき、元気・呑気・陽気な状態でこちらに戻ってきてください!

人の句を選ぶのは、難しいけれど楽しい!

お帰りなさいませ。
今記事では、多数お寄せいただいたお客様の互選結果をご披露させていただきます。


自分で句を作って応募してさてひと安心、互選まではもういいや。噺家が選ぶの待っていよう…と今回は選句を見送られた方(含む投句なさっていない方)。
次はぜひ、互選に参加してみられてはいかがでしょう。


「ふ~ん、なかなかうまいこと言うな」
「この句、いったい誰の作なんだろう」
想像しつつ数ある句の中から吟味して選ぶ。


宗匠が
「全体のバランス考えながら採るのは、慣れている我々でも大変ですよ」
とおっしゃるように、確かに目と頭を酷使する作業ではあります。
 
でもそれ以上に私はこういう句が好きで選んだよと、世間の方に発表するのは


楽しい!気持ちいい!


一回選句してみると癖になるはず。


今回選んでいただいたのは、「天地人」の3句。
中には「選びたりない!」「もっと自分でも詠みたい!」
というので『客』の選と『自句』をつけてくださった方もいらっしゃいます。


・『客』佳作として採る句。天地人には惜しくも入れられなかったけれど、いい句だ自分は好きだな…との位。通常は客の一から五まで頂戴します。
・『自句』互選結果に添える、選者が投句とは別に新たに詠んだ句。地巻にはまるで出てこなかった言葉を使ったりすると、周りから感心される。互選の際のボーナストラック。



次回からは、投句数・選句数とも増やそうかと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。

キキで二度おいしい、雑俳の互選

そしてほとんどの方が、元句を引き立てる七七の短文『キキ』をつけてくださいました。
キキについては、


でも触れております。


人の句に手を加えるわけですから責任もあって簡単ではありませんが、うまくハマるキキができた時はまた快感!
詠む人も地巻で読んだ時とまた印象が変わって、新たな味わい方ができる。


キキがつくことによって、雑俳は作者も読者もどちらも


二度おいしい


雑俳を楽しむことができるんです。




うまくはありませんが、うちの猫で今回の題の一つ「折句附は・な・し天地清濁随意」を詠んでみました。
「はなし」を天地ひっくり返して、「しなは」を五七五の最初に置いて…。


 しっぽ垂れ
 鳴き声哀し
 はぐれ猫


我が家の黒猫こまちは、完全室内飼い
もし間違って表に飛び出したら、すぐ道に迷ってしまうでしょう。
いつもは威勢よくピンっと立ててるしっぽも意気消沈。

「帰りたいニャー…」
黄昏れて行く公園で、地面にのの字を書いてべそをかいているこまち。


でも大丈夫。
お父さんお母さんは声を枯らしてこまちの名前を呼びながら、八方手を尽くして探すよ。
あちこちに迷い猫探しのビラを貼って、ペット探偵にも頼んでみよう。

そしてきっと、迎えに行くよ。
さっきの句に、こんなキキをつけて。


待てば必ず来るよ飼い主

はぐれこまち.png

蔦飾り線.png

また駄文が長くなりすいません。
さあ、それではお待たせしました。
お客様吟撰、こちらからご覧ください。



※転記ミスございましたら、おそれいりますが

zappaitouku@gmail.com

までご連絡ください。すぐ修正します。


お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
またのご訪問、心よりお待ち申し上げております。


入船亭扇治

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