SSブログ

猫がお風呂を沸かす? IoT家電よりすごい! [猫のいる風景]


切れのいい若手人気漫才・ロケット団のネタ。

[わーい(嬉しい顔)]いやぁ最近の携帯電話って本当に色んなことができるようになりましたね。通話だけじゃなくて、ネットにつないだりきれいな写真撮ったり、電卓で算もできたり。

[わーい(嬉しい顔)]今さら何を言ってんの、携帯の進歩ってそんなもんじゃないよ。  

オレなんかずいぶん前から、外出先から携帯で家の風呂沸かしてるもんね。 

[わーい(嬉しい顔)]エッ、そんなSFみたいなことできんの!?

[わーい(嬉しい顔)]できるよ簡単だよ、こうやってうちへ電話して…(携帯をかける仕草)

プルルルッ、プルルッ…あ、もしもし俺だけど。  

今から帰るから、風呂沸かしといて。頼んだよ、ピッ(通話終了)。

[わーい(嬉しい顔)]カミさんに頼んだだけじゃねぇか!



まだスマホがこんなに進化する前のギャグですが、時代はもうこのネタに追いつき追い抜こうとしていますね。


進むIoT、でもまだまだSFにはほど遠い


ひと昔前なら絵空事だった、スマホで操作できる電子レンジや洗濯機。外出先からネットを通じてエアコンを作動させたり、音声で部屋の照明を調節したりといった技術は今や現実のもの。私ども一般庶民でも購入できる価格のスマート・IoT家電が、いくつも家電量販店の店頭に並んでいます。


このままいけばいつかは、私の大好きなアメリカのSFシリーズ『スタートレック』のようにレプリケーター(分子を材料として様々な物質を生成する、未来の3Dプリンター)に向かって「生ビール!」と言うだけで冷えたジョッキに泡が盛り上がったうまい一杯が目の前に出現…なんて時代が実際やってくるかもしれません。


まあでもそうなるとしてもまだまだ先のこと。IoTにしても各家庭に色んな分野の家電が普及というわけではありませんから、機械を使うにはまず自分の手を動かさなければ始まらない。忙しく家事などをしていると「ああ、猫の手でいいから借りたい!」と思うこと、ありますよね。


親孝行な猫が、お風呂を…



その「猫の手」と冒頭のお風呂ネタがらみの話。

先日、我が家の飼い猫がなんと

お風呂を沸かしてくれたのです!


と言ってももちろん

私「〇〇ちゃ~ん、今洗いものしてて手が離せないからお風呂お願い」

[猫]「はーい」

      猫の手小.png

と給湯器のボタンを押してくれたわけではありません。


どんないきさつかというと…。

 

まずは主人公のご紹介。


本題に入る前に猫バカ恒例のご挨拶、

うちの子をみてやってください。

こまち箱小.JPG


名前は「こまち」、3歳の女の子。

既にイラストで本ブログには登場しておりますが、当人の顔出しはこれがお初。よろしくお見知りおきのほどを。


さっそくうちの子自慢になってしまいますが、いたって大らかな性格でとても飼いやすい猫。朝晩ほんとうによく遊んで自分と人間のストレス解消、今のところ病い知らずです。そのこまちの、ある春の日のエピソード。


猫も快適、あったかい風呂蓋の上のにゃんこ


こまちのお気に入りの遊び場所のひとつが、お風呂場。

我が家は賃貸なのですがアパート・マンションではなく、大家さんご夫妻が2・3階にお住まいの2世帯住宅の1階部分を私たち家族でお借りしています。


一戸建ての作りですから集合住宅に比べて間取りがゆったりしており、廊下と玄関はもうちょっと小さくして居住空間に回してほしかったなと思わないでもありませんが、嬉しいのはお風呂の広さ。

146cm×75cmの湯舟は、バスケをやっている高3の倅がゆうゆう足を伸ばして浸かることができてとても快適です。


その恩恵にこまちもあずかっており、お風呂には入りませんが蓋をした浴槽の上が残り湯もほんのり温かくて気持ちがいいのでしょう。

紐やおもちゃで誘ってあげると上手にそれを追いかけて、かなりの時間広い浴槽の上を縦横無尽に駆け回ります。


その日も浴室でお気に入りの猫じゃらしでしばし戯れて、そろそろフィニッシュにかかろうかなという時。

浴室壁に取り付けられた給湯器リモコンの下で獲物をパタパタさせて誘うと、反対側の壁につけたお尻をモニモ二させてからじゅうぶんに狙いさだめて


びゅーーーーーーーんッ[exclamation×2][exclamation×2]


一気に飛びかかってきたのですが、直前でブレーキをかけようとした前足がFRP樹脂の蓋でツルッと滑り、そのまま勢いあまって給湯器リモコンの「自動運転」ボタンに激突。

すぐ機械が反応して、「お湯張りをします」の電子音とともに浴槽内にお湯が流れ込む音が。


猫がくれた、優雅な休日


貧乏性の私は慌てて運転を止めようとしましたが、もう結構な量のお湯が足されてしまった後。

途中で自動をやめるとかえって効率が良くないと取扱説明書に書いてあったのも思い出し、まぁいいかとそのままお風呂を沸かして入ることにしました。


その日はシャワーで済ませようとも思っていたのが、結果的に猫のおかげで午前中から優雅にお湯につかることに。

「牛に引かれて善光寺まいり」

ならぬ

「猫に押されてのんびり湯あみ」


平和な1日のひとこまでした。

こま給湯器.jpg


お開きまでお付き合いいただき、まことにありがとうございます。



スマートフォンでご覧の方、上下に広告入ってすいません。

【扇治の略歴は以下をご覧ください】














■ 記事はここまで



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット