品薄続くマスク、意外な場所で販売「えっ、こんなところで!?」 [日々雑感]
初めにお断り申しあげておきます。
タイトルから
「このご時世に、どこかで超品薄のマスクが手に入る情報があるのか」
と訪問してくださった方、
申し訳ございません。
マスクが買える穴場のご紹介ではなく、‟ちょっと変わった場所で売っているのを見たよ”という世間話です。
そんなことならとページを閉じようとなさった方、130秒ほどで読める記事ですので、よろしければもう少しだけお付き合いいただけますでしょうか。
ー「3月は6億枚超の供給量」も、お店の棚には未だ反映されず
17日の記者会見で菅官房長官は、「増産体制を強化した国内産が7割・輸入を再開した中国など海外製品3割で週に1万枚ペース・3月は6億枚以上のマスク供給を確保した。4月はさらなる上積みを」と発表しました。
15日から施行された罰則付きのマスク高額転売禁止令と併せ、やれこれでひと安心となればいいのですが医療現場や公共事業団体がまず優先されるとのことでもあり、誰もが普通に入手できるようになるまではまだ時間がかかりそうです。
政治家の方が力強く「6億枚」という具体的な数字を言ってくれても、現実に空っぽなドラッグストアやスーパーの棚はそれ以上の迫力をもって私たちの不安を煽ります。
ーマスク不足と上手に付き合う
先の紙製品不足の時はパニック買いによる一時的な品薄に流通が追いつかなかっただけで、在庫は潤沢にありました。
しかしマスクの方は生産現場の方々が連日の残業や休日返上で働いてくださっていても、完全に需要に供給が追いついていない状態。不安はトイレットペーパー騒動の比ではないでしょう。
呼吸器系に疾患をお持ちの方・花粉症でお困りの方など本当に必要な方々には少しでも早くマスクがお手元に届くよう願うばかりですが、そうでない健康な人はいい意味で「無いものは仕方がない」と
マスク不足と前向きに折り合いをつける
ことがいたずらにストレスをためない秘訣かと。
ネットに豊富な情報が上がっている手作りマスクは、ある程度目の詰まった繊維製品を使えば飛沫感染防止に一定の効果があることが証明されています。
実際にガーゼタオルやバンダナでお洒落なマスクを作り、口元を飾っている方もちらほら見かけるようになりました。
お子さんのいらっしゃるご家庭では、親子で一緒に手芸をしても楽しいのではないでしょうか。
そういった具体的な行動の一方、皆さまの思考回路が少しでも明るくポジティブな方向に向く一助になればと以下のエピソードご紹介いたします。
ースーパーに緊急入荷のマスク、売られていた場所は
3月半ばお天気のいい日の午前中、落語の仕事が全て無くなり優雅な長期休暇中の私が近所のスーパーを訪れた時のこと。
お昼用のお弁当と晩酌に用いる缶酎ハイをかごに入れ、酒の肴を物色していると店内アナウンスが聞こえてきました。
たった今、品薄中のマスクが入荷しました。
数に限りがありますので、おひとり様一点の販売とさせていただきます。
「へぇマスク入ったんだ。自分では買わないけど、高座のネタになるから見に行こう」と生活・日用品売り場へ向かいかけた私の耳に、アナウンスの続きが。
ただいまよりマスク限定30パック、
店内右手奥鮮魚売り場・お刺身コーナー前での販売となります。
係の者がおひとつずつお渡ししますので、押し合わず列についてお待ちください。
えっ、なぜにマスクを魚売り場で?と一瞬首を傾げましたが、そのお店ではそこが両脇の棚どうしの間隔が広くお客様が並ぶのに都合がいいのです。
すぐに10人以上の列ができましたが、皆様ちゃんとマナーを守って譲り合って買ってらっしゃいました。
ー「新鮮なマスク」
色鮮やかなお刺身や小刀みたいに輝く魚たち、棚にずらり並んだ切り身のパック群の前にマスクを入れたワゴンがある風景。その取り合わせが妙に私の笑いのツボにはまったのでTwitterでつぶやいたところフォロワーの「弥彦」さんから
鮮魚売り場だけに「入りたての新鮮なマスク」てぇことで
との絶妙なコメントを頂戴しました。
見事に落ちをつけていただいたのでその面白さを皆さまと分かち合いたく、拙いながら趣味のデジタルイラストにしてみました。
ついつい悪い方へ思考が傾きがちな日々、「弥彦」さんのようなユーモア忘れないようにしたいですね。
お開きまでお付き合いくださいまして、まことにありがとうございます。
スマートフォンでご覧の方、上下に広告入ってすいません。
【扇治の略歴は以下をご覧ください】
■ 記事はここまで
タグ:マスク 品薄