宅急便トラックの、ほっこりかわいい車輪止め

街中でよく見かける、配達作業中のヤマト運輸トラック。
リアル黒猫と同居している私にとって、この風景はちょっと特別なもの。荷台に描かれたクロネコマークに出会うたび、(うちの子、今頃どうしてるかなー)と思います。　

トラックの下に…猫?!

その日も笹塚で用足しをしての帰り、緩やかな勾配の道に止まっている1台のヤマトカーに遭遇。(ドライバーさん、今日もご苦労さま！)と通り過ぎようとして、トラックの下に何かあるのに気づきました。

そばに寄って見直すと、後輪に車輪止めがかってある。

その光景自体はこれまで何度も見ているはずですが、特に意識したことはありませんでした。
このトラックの車輪止めは色つきで絵も描いてある様子。だから私の目に留まったのでしょう。

(どうなってるんだろう？)かがみ込んで確認すると…。

「STOP! 私達を忘れてない？」

「輪止めの使い方 す・て・き うふっ?」

ヤマト運輸公式マスコットたちが、こう語りかけています。

手作りっぽいので特定の営業所オリジナルのような気もしますが、会社全体での備品なのかもしれません。今度うちに来てくれたドライバーさんに訊いてみよう。

ヤマト運輸・佐川急便では「業務中ドライバーが車を離れる時は車輪止めが必須」と、社内規定で定められているそうです。
安全対策のためとわかっていても、現場で働く人にとっては毎回しゃがみ込んで車輪止めをかうのは結構煩わしいことでしょう。でもお茶目なクロネコシロネコたちは、そのストレス軽減に大いに貢献しているのでは。

猫車輪止め
わが家で再現

イラスト入り車輪止めにいたく感銘を受けた私は、帰宅してさっそく今しがた表で見てきた光景を再現することに。

宅急便コンパクトのケースで作った勾配のある道に停車しているヤマトカーと、それを止めるマスコットたち。

おやおや、クロヤマさんシロヤマさんずっこけちゃいました。

ちょっと勾配がきつ過ぎたかな？宅急便トラックだけに、"荷が重かった"かも。 じゃあ平らなところで、小さい車で再チャレンジ。

今度はしっかり受け「止めて」くれましたよ！

大きいヤマトカーは片付けようとすると、「待った！」と踊り出る黒い影。

リアルこまちが、見事な車止めぶりで、トリをとってくれました。

わが家の猫宅配チーム、
今日も絶好調。

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。またのご訪問、お待ち申し上げております。
入船亭扇治拝

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