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上陸しなくても、船旅は楽しい!~久々のにっぽん丸乗船記② [旅のアルバム]


1年ぶりに再会した客船・
にっぽん丸で訪れた、
晩秋の小豆島。

人間のおかずを狙う
悪癖が抜けない
黒猫こまち。

『二十四の瞳』ゆかりの島に、
そんな
お行儀の良くない子はダメと。

上陸を断られてしまいます。

布教で渡るはずだった
中国大陸を目前に、
上川島で没した
聖ザビエルのように。

船上で、天を仰ぎ嘆息。

小豆島上陸禁止.png


寄港地での、
お客様以外の上陸なし

今回のクルーズは、
寄港地1か所の2泊3日

11月から、
運航再開したばかり。

新型コロナウイルス感染防止
最優先の船旅ですから、
当面はこういった
短期クルーズが主のようです。

船旅の醍醐味は順不同で、
①お食事
②イベントを含む船内生活
③寄港地での観光
の3本柱だと思います。

その寄港地が1か所なら、
複数回上陸機会がある旅より
いっそう期待は高まります

私も胸をワクワクさせながら、
船上の人となったのですが…。

結果的に今回は、
乗組員・スタッフ・出演者。
お客様以外の上陸は、
見送りということに。

まだまだ、
完全通常営業ではない

船旅のリスクの一つとして、
天候がスケジュールに  
与える影響が大きい
ことが挙げられます。

一番大きな影響は、
悪天候で海が荒れた時

大きな港ですら、
入港できないということは
稀にあります

ましてや
大型船が入れない港では、
沖に錨泊して小型船で上陸

波が高く
お客様の安全確保が難しいと
判断されると。

寄港自体断念
ということになります。

私も過去、
天売島に上陸
留萌港への入港
などができなかった経験が。

寄港できなくて空いた時間は、
ビンゴ大会や
私たちの演芸会を追加など。

船のスタッフは、
最善の対応ができるよう尽力
決して、
退屈はさせません。

また慣れたお客様は、
「いいよいいよ天気のせいで、
 誰が悪いわけでもないんだから。
 後になれば、こういうのも
 いい想い出だよ」
大変ご理解があったりします。


今回は天候ではなく 
感染防止対策目的の
人数・時間制限が、
私たちの上陸なしの
理由の一つかなと推測します。

連絡船の乗船人数を
通常より減らし、
お客様どうしの間隔を空けて。
上下船時には、
検温・消毒を徹底。

普段の、
倍以上の時間がかかるでしょう。

限られた寄港時間で、
お客様が最優先なのですから。

出演者の私に
上陸機会がなくても、
文句を言う気は
さらさらありません。

噺のマクラで、
寄港地のネタをふって。
お客様と共通の話題で
盛り上がる…
ことはできませんでしたが。

本題の落語の方は
精いっぱい、
務めさせていただいたつもり。

先ほど
天を仰いでいたこまちも、
それなら
行いを(少し)正して。

次の機会を楽しみにと。

あの名文句をつぶやいて、
緑豊かなオリーブの島に。
しばしの、別れを告げます。
マッカーサー.png


お約束のお土産、
順次ご披露!

そういったわけで、
オリーブオイル製品・
マルキン醤油
などの 小豆島名物。

現地で買ってくること、
今回はできませんでした。

船旅のお土産として
私が持って帰ってきたのは、
こちらの品々。
戦利品.png
持ち帰り可の、部屋の備品。

奥の方から、
・にっぽん丸特製
 ミネラルウォーター
・紙おしぼり
・にっぽん丸クランチチョコ
・のど飴
・スティックタイプ粉末茶
 煎茶・ほうじ茶
・ロゴ入りビニール袋 
以上。

先ほど述べましたように、
まだ完全通常営業ではない
客船に乗っての仕事。

私や家族には、
これでじゅうぶんな
旅土産ですが。

珍しい緑の光に出会えた、素敵な船旅
の記事で、
「久しぶりのにっぽん丸、
 楽しいお土産をいっぱい
 持って帰ってきます!」
大見得を切った手前。

これだけでは、ちと心苦しい

そこで現地の想い出のかわりに、
1年ぶりのにっぽん丸。
船内の画像など、
多めに撮ってきました。

何回かに分けて
掲載させていただく予定。


まず第1弾は、 旅の始まり・
横浜からの出航風景

1999年・3代目にっぽん丸
就航直後から、
ご縁があって
乗らせていただいてますが。

横浜ベイブリッジ通過時
動画を撮影したのは、
今回が初めて。

平均年2・3回は
乗らせてもらっているので、
わざわざお客様で混んでる
デッキに出ることないやと。

ずーっと無精して、
横浜出る時は部屋で
ひっくり返っていた私。

でもあの長ーい自粛期間で、
「普通であること」
のありがたみ。

今では身にしみて
わかっているつもり。

部屋で荷物ざっとほどいて、
「間もなく出航」
の船内放送聴いたら。

私もお客様とご一緒に、
いそいそとデッキへ急ぎます。

太ーい係留索が巻き取られ、
汽笛が鳴れば。
さあ、旅の始まりです。

 
「ベイブリッジ無事通過!」

蔦飾り線.png
お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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