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世界でいちばん面白くてわかりやすい、家庭でのPCR検査キット使用法~猫動画付き [お役立ち情報]


冬に向かい、感染拡大傾向にある
新型コロナウイルス。
東京都は、独自の警戒レベルを
最高度の「4」に設定。

仕事や所用で外出の際は、
三密回避・こまめな手洗いうがい。
心がけつつ。

そしてコロナ禍初期よりは
身近になってきた、
家庭でできる
「PCR検査キット」

活用する機会、
今後増えるかもしれません。
転ばぬ先のPCR検査キット.png

仕事先から、届いたキット

我が家に
「ジェネシス・ヘルスケア(株)」
というところから届けられた、
専用箱での宅急便コンパクト。

中身は、
家庭での検体採取用のキット一式。
事前にコロナ感染有無を
調べるため義務づけられた、
11月末に行く仕事用です。

(おそらく)世界で一番面白い、PCR検査体験記/猫、ゆく夏を惜しむ
の記事でお知らせしたように、
8月21日に北海道公演のため
医院での自費検査を受けた私。

あれから3か月たたないうちに、
今度は自宅での検体採取
噺家では、そうそういないのでは。

だったらせっかくの経験、
ブログ記事にして渾身のレポート!

意気込んだのですが…。

猫をどかすのに、まずひと苦労

新しい箱が来ると、
まず最初にもらうと決めている
我が家の黒猫こまち。

その箱に対する飽くなき執着心、
狭いのがたまらない!~猫と箱との素敵な関係(3)~
新しい箱を本能で占拠 猫と箱の素敵な関係(2)
手作り戦車には及ばずとも 猫と箱の素敵な関係(1)
などでご紹介しております。

今回もキットが入った箱のそば、
全身で喜びを表現するこまち。

1 箱届く.png


これまでの経験上、
箱についているテープなどでも
遊ぶことを知っている私。

まず箱の言いつけ通り、
タブを引っ張って封を切ります。
2こちらからお開け.png


その切れ端で誘ったら、
まあ面白いように
食いついてくれるこまち。
3切れ端で遊ぶ.png


遊んでいる様子は、
箱の切れ端遊び
にてご覧ください。

ひとしきり遊んで、
もういいだろうと
箱を開けようとすると。
4箱に陣取る.png


敵はいち早く、
その箱の上で身繕い。
寛ぎにかかっています。

慌てて、
なだめたりすかしたり。
頭を下げて頼みこみ、
ようやく中の箱を取り出すことが
できました。 
5中からまた箱.png


ここに至るまでの経緯は、こちらで。
どいてください


これが、家庭用検査キットだ!

本体の箱を開けてみると、
まず大きくこの注意書き
6手を洗おう.png


これも言われた通り、
洗面所に行って両手をごしごし。
こまちは、自分で身体をペロペロ

清潔になった手で、
中身を取り出します。
7キット内容.png


内容は左から時計回りで
①バイオハザード袋(大)
②検査同意書
③唾液RNAコレクションキット
④吸水紙入りパウチ袋(小)
※右上の猫は含みません。 

どうでもいいけど、
③の「コレクションキット」
なんだか微妙な言い回しだなぁ。

そういうものの、
コレクターがいるみたい
「唾液採取キット」
でよかったのでは。

作業自体は簡単、
でも注意すべきことも

内容物を確認したら、
このあとは実際の作業。
さらに、衛生に気をつけねば

キット一式を持って、別室へ。
悪いけど、
こまちはここで待っててね。
飽きてウトウト.png


言い聞かせるまでもなく、
当猫はとっくに飽きて
目が閉じそう

これ幸いと別室へ行き、
採取の準備
展開図.png


解説書の裏面を使って、
用品一式を並べるようにとの指示。

なんだか小学生向け学習雑誌の
付録の工作みたいで、
胸がワクワク

つい気がはやって、
大しくじりをするところでした。

解説にわざわざ赤字で
絶対に、漏斗部分を採取前に
回さないでください。
保存液が漏れ出ます。
 
採取方法1.PNG


書いてあるのを、
読んではいたのですが。

人間は文字よりも、
目に見える画像からの情報の方が
印象が強いですから。

「ここにこれを置け」
と指示された図解。

「取り外した漏斗」と
「チューブ」置く場所が、
ちゃんと書いてありますので。

てっきり
「最初にキット全てを並べて、
 不足がないか確認」
するのかと思ったのです。

危うく、
採取前に漏斗部分を
はずしてしまうところでした。

はずしかけたら中から
保存液が流れ出そうになったので、
慌てて元に戻します。

図解をよーく見たら、
その2か所だけ点線になっている。
「採取作業が終わったら、
 一旦ここへ置きなさいね」
という意味でした。


皆様も、
くれぐれもご注意ください。

解説の手順を
最初にきちんと読んで、
頭に入れておくこと。
思い込みは、厳禁です。

保存液は
「万が一受験者が陽性だった時、
 検体内ウイルスを不活性化させる」
とても重要なものですので。

実際に、検体を採取してみよう!

このキットの検体は、
人間の唾液
以前医療機関で受けた検査と、
同じ方法。


キット製造販売元の
ジェネシスヘルスケアは、
「ジーンライフ」という
遺伝子検査の老舗

PCR検査キットも令和2年4月と、
早い段階で楽天市場にて
開発・販売を開始。

ただその時は様々な経緯から
販売が始まった直後に、
一旦取り扱い中止に

その要因の一つとして
「鼻の粘膜採取」という方法、
一般の人には難しすぎたことが
挙げられます。

今回はその点が改善されています。
企業努力として、
評価できるのではないでしょうか。


さて漏斗に口をつけて
外直径0.8ミリのチューブ内に、
底から2.5センチほど
唾液を吹き込んで溜めます。

二度目で少し慣れていたのと
溜める量が少ないので、
3分ほどで必要量到達

ここで漏斗を取りはずし、
下部から抜いておいたキャップで
栓をしたチューブを5.6回振って。
検体と保存液をよーく攪拌

付属の滅菌ガーゼで、
チューブ全体を消毒して。
吸水紙入りパウチに収め、
さらにバイオハザード袋に
入れて密閉。

ここまでで、検体採取は終了。

検体発送時に、気をつけたいこと

あとは検体の入った袋を
クッション袋で包んで、
返信用封筒に入れて完了。
返信用.png


ただここでも、
注意したいことがいくつか。

まず私が
危うくしでかしそうになったのが、
「検査同意書」の入れ忘れ

検体採取完了で安心してますから、
けっこうやりがちだと思います。

住所氏名連絡先が
そこに書いてありますので、
万一入れ忘れると
誰の検体かわからない

発送前に、
必ずチェックしたい一点です。


あとこれは細かいことですが、
返信用封筒の表に
印字してある宛先の「~行」

私は封をしてから気づいて
「御中」に直したのですが、
中身がデコボコしていて
書きづらかったです。

律儀に宛先人敬称をつけたい方は、
中身を入れる前
書いておきましょう。

また今回の返信用封筒には、
封緘シールがついていません
糊やセロハンテープだと
けっこう封がしにくいので、
私は細目の両面テープ使いました。

完成品の検閲、そして投函!

出来上がった封筒を持って、
台所に戻ってみると。

その日は小春日和だったので、
風の入る窓際にある冷蔵庫の上。
こまちは、
こっくりこっくり

私の入ってくる気配に目を覚まし、
「ん、できたの?  早かったね。
 じゃあ、こっちへ貸してごらん」

間違いがないか、
点検してやろうと

いい子で待っていてくれた
ブログ共同執筆猫さん
もちろん見ていただきますとも。
9先生にうかがう.png


先生、いかがでしょう?
点検・検閲の模様は、こちら。
先生検閲

無事こまち先生の許可も
おりましたので、
さっそく近くのポストへ投函。

ひと仕事終えて、
やれひと安心


検査結果は、3日ほどで判明
解説書記載のIDとパスワードで、
専用サイトのマイページにて
確認できます。

無事、陰性でありますように。


けっこう
根を詰めて作業していたので、
ここでお腹がグーっ

ちょうど時分どき、
近所で軽くお昼いただいて
帰ってくると。
11お帰り.png


「やっ、これで全部終わったね。
 ご苦労さん!」
左前脚で、
労いのグータッチ

いやいや、こまちさんこそ。
取材協力、
ありがとうございます!

あとでおやつに、
CIAOちゅ~るあげようね。

利用する際は、
情報収集のうえ
いい製品・業者を選ぼう。

今回私は、
仕事先からキットをもらいました。

皆様もお仕事などで、
不特定多数の人と会う際に。

ご自身の
「新型コロナウイルス陰・陽性」
事前に知っておきたいケース、
あるかもしれません。

・手近にPCR検査を実施している
 医療機関がない、
 あっても予約で混んでいる。

・自費での検査は、
 ちょっと経済的に厳しい。

そんな時、
検査精度は若干落ちるかも
しれないけれど。

医療機関での検査より
かなり安価で、
なによりも自宅
検体採取ができる。

個人・家庭用検査キット。
選択肢に入れてもいいのでは。

ただ、
作る側もまだまだ手探り状態

・島津製作所
・タカラバイオ
・栄研
など比較的メジャーな所から、
初めて耳にする海外の会社まで。

様々な業者が、
それぞれの検査キット
製造・販売・検査
しています。

人間の健康に関わること、
私の方で
「ここの検査キットがいい!」
わずかな情報で口にすべきでは
もちろんありません。

もし皆様が
PCR検査キットお使いの際は、
可能な限りネットや口コミで
情報を精査して。

・経営母体がはっきりしていて、
 経営状態も健全。

・社会的な知名度・信用はあるか。


・自社に
 検査用の施設を持っているのか、
 外注なのか。

・キットの販売価格は適正か。

・個人情報管理は、
 厳重に行われているか。 

などの諸点から、
間違いのない業者の製品を
見つけていただきたいものです。
天秤こまち.png


私も今後
アンテナ張っておきまして、
お勧めできる製品が
見つかりましたら。

追加情報として、
発信していきたいと思います。

今回は、
「実際に家庭でPCR検査キット、
 使ってみた」編
でご容赦ください。


これから寒さ増し、
空気も乾いてくる時期。
インフルエンザも、
流行りやすくなります。

皆様正しい知識を
お持ちになって、
賢く明るく前向きに
「新型コロナがいる冬」
お過ごしくださいませ。

蔦飾り線.png

お開きまで
お付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。

またのご訪問、
心よりお待ち申し上げております。
入船亭扇治拝

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しば

Twitterからです
普通の会社員だと、あまり縁のない検査キットですが、落語家さんだと必須なご時世なんですね。治療が確立して、こんな事やってた時あったなあみたいに早くなって欲しいものです。[わーい(嬉しい顔)]
by しば (2020-11-21 08:03) 

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