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窓の外の世界は、リアルじゃない?完全室内生活で、猫はじゅうぶん満足 [猫のいる風景]


自室の窓から、黒猫こまち。
優雅に、バードウォッチング

「あっ、羽音が聴こえた。
鳥は、どこだどこだ?」
双眼鏡覗くこまち.png

望遠性能が良すぎる、 秘蔵の双眼鏡。

灯台下暗し。 
こまち双眼鏡置いて、
周り見てごらん。

※演出の都合上、イラストの窓はお洒落な(でも掃除しづらい)内開きになっております。

窓から監視、猫のパトロール


こまちは、ただの遊びだけで外を見ていたわけではありません。

朝夕の狩りのほか、
窓から家の周囲に目を配っておく。
これもこまちの、
重要なパトロール任務

その監視体制は、季節を問わず。
夏も冬も.png


アルカトラズ刑務所看守のごとき、
鋭い眼光。
眺める.png


一瞬でも、目は離せません。
うっかり油断していると、
庭に思わぬ闖入者
通らせていただきますぜ.png


おや、懐かしい。

雨に唄うよ、猫の恋
の記事で、
雨の中ラブソングを歌っていた。
あの彼氏ではありませんか。

寝た子を起こす、周囲の刺激


夏の暑い盛りは、
明け方から窓を開け放つ我が家。
差し込む陽射し
目覚めゆく街の喧騒。

新聞配達員さんの駆る、
オートバイの爆音。
早起きのお宅から、
朝餉の支度でいい香り。

視覚だけではなく、 聴覚・嗅覚。
様々な刺激が、
こまちレーダー
に反応。

熱帯夜にぐんにゃり伸びていた猫も、
即警戒・臨戦態勢!
おちおち寝てもいられない.png


昔ながらの商店街が元気な、我が家周辺。
夏の朝は、こんな売り声も聴こえてくるのです。

納豆が大好きな猫もいるそうですが…。
こまちは、興味を示しません。

そのかわりに目をつけたのが、
ワンちゃんお散歩中の近所のおじさん。

道路向かいの自動販売機で、
冷たい飲み物お買いになって。
その場でおいしそうに、ゴクゴク。
自販機だ.png

それを見たこまち、
自分も冷やっこいCIAOちゅ~る。
買ってくれろと、ひと駄々こねます。
冷たいものねだるこまち.gif

網戸バリバリ.png

朝から賑やかな、
我が家でありました。

網戸が心配…。

室内猫は、外に出られないのが不満?


こまちは、完全室内猫
箱入り娘.png


保護されて以来、獣医さんに行く時以外は表に出たことがありません。
室内同居の方なら、おそらく一度は直面したはずの疑問


自分は人間の都合だけで、
猫を家に閉じ込めているのでは。

自然界の摂理に、逆らっているのではないか…。


私も、先代猫・こにぼしの時にかなり考えさせられました。
甲府の川べりで出会った子なので、多少なりとも外の世界を知っていたはず。

私たちが彼女に与えてあげられるのは、軽量鉄骨2DK内空間だけ。
安アパートでしたが、ちょっとお洒落な出窓が付いていました。
陽気のいい時は、そこに上がって外を眺めているこにぼし。

大家さんに内緒でしたから、リードを付けて散歩というわけにはいきません。
ストレス、溜まらないかな…。

せめて機会があったら、遊んだりスキンシップをとるよう心がけてはいましたが…。

「当猫の意思に反して、
狭いところに押し込めているのでは?」

この疑問は折にふれて、私を悩ませました。

私なりの・そして多くの方の結論、完全室内で猫は幸せ


書店で購入したり、図書館で借りたり。
猫の生態や感情について、あの頃はいろいろ資料にあたって調べたつもりです。

かかりつけの獣医さんからも、
貴重なアドバイスを何度かもらいました。

そしてたどり着いた、私なりの結論

私だけでなく、多くの猫好きの方々が同じことをおっしゃってます。

☆完全室内猫は、
与えられた限定的環境で
充分満足できる。


その理由、以下の通り。
①本来群れを作らず待ち伏せして獲物を狩るネコ科生物は、広いテリトリーを必要としない

②テリトリー外の屋外に興味を示すのは、外に出たがっているわけではない。
知らない世界で動くもの、風や匂いなどを「第三者」として客観的に観察している行為である。

③交通事故や罹患・虐待等のリスクが高い都市部では特に、正確な知識に基づく完全室内飼育が主流になっている。

④無秩序に出入り自由にして近隣とトラブルを起こすより、責任をもって自分の目の届く範囲で愛情を注いであげた方が、猫もはるかに幸せを感じるはず。

もちろんほかのご意見もあるでしょうし、猫の個性によるところも大かとは思います。

でもまだ2匹の猫としか暮らしたことのない私ですが、今まではこの考え方で彼女らとうまくやってきているつもり。

当猫に言わせると、向こうがこちらに合わせてくれているのでしょうがね。

窓の向こうは、映画の巨大スクリーン


先ほどあげた
「室内猫おうちで満足」説の根拠、②。

「家の外にある光景はリアルではなく、
ヴァーチャルな映像として室内猫の目には映っている。
ちょうど人間が、テレビや映画を観る感覚」
という解釈をする動物生態学者の方もいらっしゃいます。

してみると窓外の景色、
こまちにはこんな具合に見えているのかも。
出窓はスクリーン.png

総天然色・超ワイド画面。
テレビの4K放送をはるかにしのぐ、
細密映像
映画館の4D上映真っ青、
大気の揺らぎと香り付き

自然が見せる
「日替わり超大作」に負けないよう。

窓のこちら側でこまちと。
たくさんの、
豊かな時間を過ごしたいと思います。

さあ、今日も記事校了。
夕方の屋外監視がすんだら、
今度は室内テリトリーでひと勝負!
小飛び出すこまち.gif

蔦飾り線.png
お開きまでお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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