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猫と鏡が織りなす、ミラクル映像! [日々雑感]


私たちが日々何気なく見ている、鏡 。
ちょっと注意して眺めると、
新しい世界が広がったりすることが。

実はとても不思議な、鏡像世界


毎日お化粧をしたり、髭を剃ったり。
『白雪姫』の魔女でなくても、
人は頻繁に鏡と向かい合っているもの。

鏡こまち.gif


鏡に映ったものは、あべこべになる
当たり前のこと。
普段は気にもしませんが、
「上下は反転せず左右だけ逆」
というのは、実はとても不思議な現象

今来ている学校公演の控室で、ほかの出演者の方と記念撮影。
めったにやらないスマホの自撮りをして、
「あれっ、みんなの並び順が逆になってる!」
と気づいたのが、今回鏡の不思議に思い至ったきっかけ。

位相幾何学なんて難しい学問を引っ張り出してこないと、論理的に説明できない「鏡像反転」の理屈。
それが楽しく読書をしながら、すんなり頭に入ってくる小説があります。

夭折作家の残した、傑作SF


私の大好きなSF作家・広瀬正
将来を嘱望されながら、若くして世を去りました。
短い生涯に著した全作品は、長編4作・中短編集2冊。
いずれも集英社文庫に収められ、今でも手に入ります。

そのうちの1冊、 『鏡の国のアリス』
1973年、第4回星雲賞・長編部門受賞作。


自分を女性の身体にしてもらいたいと、美容外科医のもとを訪れた青年。
性同一障害や女装趣味ではなく、いたって普通の若者がなぜそんなことを願うのか。

青年の語るその理由は、
「町内の銭湯の女湯に、どうしても入らなくてはならないから」。
彼の一生に関わるという、その訳はいったいどうして?



魅力的な導入部から始まる、不思議な「反転した世界」の物語。
全てが高い完成度の広瀬作品の中でも、比較的ユーモア色が濃い本作。
コアなSF好きでなくても、読みやすいのでは。

鏡がなぜ、左右だけあべこべに映るのか。
読み終えたあと、その理由を人に話したくてうずうずしてくるはずです。

たくまずして、猫も鏡の不思議を体現!


今回の学校公演に出発する前日。
普段なら寝ている時間に、起き出してきたこまち。
まるで私の不在がわかるかのように、
「遊ぼ!遊ぼうよ!」
と誘ってきます。

おお、愛いやつじゃのう。
よーし。
じゃあ留守中の分も、いっぱい狩りをしようか。
猫親バカ全開で遊んでいる時、こまちが鏡でちょっと面白い芸当をやってくれました。

意図せず偶然に切り取ることができた瞬間、
簡単なキャプションをつけてのご披露。
1分弱の動画ですので、ちょいと見ていってやってください。


蔦飾り線.png

お開きまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございます。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。
入船亭扇治拝

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