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初体験・アクリル版越しの高座 [日々雑感]


噺家になって初めて、飛沫感染防止アクリルシート越しの高座を経験。
『文治・扇治二人会』チケット販売情報、『第2回web版言の葉落語会』噺家選者互選結果訂正についてもお知らせ。

web雑俳 互選結果訂正


7月1日に追加した古今亭菊志ん・選、冠沓の部に記載ミスがございました。
人の位に採らせていただいた
【誤】52番 カタボウ 仇同士が今は相棒  
【正】52番 カタボウ 敵同士が果ては相棒
上記の通り訂正させていただきます。

私は選者の記入したスプレッドシートからコピー&ペーストしておりますのでそこでの写し間違いではございませんが、ちゃんと確かめなかったのは番頭の責任
作者・読者の皆様には大変失礼いたしましたこと、深くお詫び申し上げます

そのうえで作者の方からご指摘がございましたので、選者が「斧を入れた(元句を手直しさせていただく)」のかどうかを当人に確認。 すぐ返信あり、

「すいません、単なる間違いです。申し訳ございません。よろしくお伝え願えますか」

とのこと。

転記ミスとわかりましたので訂正し新版をアップしてありますが、潔く間違いを認めてくれた菊志ん師の態度には頭が下がりました。
だって本当はそうでなくても「ああ、あれ直した方が良くなると思っんで、斧(ふ)を入れときました」と言っても他人にはわからないじゃありませんか。

だったらミスを認めてきまりが悪い思いするより、直したことにしちゃえというのが人情。
私だったら、そうやってごまかしてしまったかも。

それをきちっと転記ミスと明らかにしてお詫びを添えてくれたメールを読みながら、当ブログ最初期に書いた
店主に代わって猫がご挨拶~ニャがい間ありがとうございました~
の記事を思い出しました。

7月6日までちょっと雑俳に充分な時間が取れませんが、今まで以上に注意を払って互選結果まとめてまいります。
引き続きのんびりゆったり、ご観覧ください。

二人会チケット販売状況


7月31日(金)13時からの新宿末廣亭余一会昼の部『文治・扇治二人会』、おかげさまで椅子指定席は完売

あとは当日の自由席をお買い求めいただくことになりますが、当ブログご訪問の方にお得なお知らせ
当日お暑い中お並びいただかなくてもお席が確保できる「定員制桟敷自由席」、7月3日19時の時点で20席以上余裕がございます。


事前にお申し込みいただくと今年の二人会特製グッズもゲットできる大サービスチケット、
senji1365@gmail.com
090-8455-8996 入船亭扇治 までお申し付けください!
※先着30名様限定につき、売り切れの節はご容赦ください。

「砂かぶり」と「ツバかぶり」


7月2日、4ヶ月ぶりに担当のカルチャー講座が再開
国立駅前の多摩信用金庫「たましん」ビル4階で毎週第1木曜に開かれる、落語1席と江戸の豆知識をご披露する2時間の教室。
半年6回シリーズで更新ですが、熱心な受講生の方々に支えられもう 8年目に入りました。

感染予防対策に細心の注意を払っての講座再開、事前に事務局から高座・講師台と受講生さんのお席の間に
「アクリル製の、飛沫感染防止用遮蔽シールドを立てさせていただきます」 と連絡がありました。

むむっ、なんだか物々しくてちょっとかっこいいぞ「感染防止遮蔽シールド」。
『新世紀エヴァンゲリオン』の「ATフィールド」か、
『マジンガーZ』の「光子力バリアー」みたい。

確かに落語や講演というのは声を張るので、注意しても口からけっこう飛沫が発生してしまうのでしょうね。
こんな状況になる前から、

えー、お相撲見物ですと一番土俵に近いお席は「砂かぶり」。力士の汗や土俵の砂が飛んできて臨場感と迫力がある人気の席でお値段もお高くなっておりますな。

そこいくってぇと寄席・落語会の一番前のお席は、あんましお客様に人気がない。「ツバかぶり」、噺家のつばきが飛んできそうでやだってんで、そこをお避けになる方が多いようで。

なんてネタにして、私どもしゃべっておりました。

私の大学の先輩にあたる三遊亭とん馬師匠は

寄席や落語の会、最前列真ん中のお席は芸人のツバがかかる 「つばきの間」 と呼んでおります。

と、よくマクラで言っていますね。

どっかで見たぞ、この形?


感染防止のビニールシート・アクリル板はスーパーのレジなどでもうすっかりお馴染みですし、お客席との間に遮蔽カーテン設置しての落語会はSNS等で見たことが。

でも、自分で経験するのは初めて。
『君の名は』の、あまりにも有名なガラス越しの口づけ。 もちろんそんな色っぽいものじゃなくて、むしろ落語『寝床』の「御簾があるだけありがたい」の方が近いかも。

どんな塩梅か、当日早めに行ってシールドを立てた高座・講師台を見せてもらいました。
極力照明の反射・映り込みがないように設置場所と角度を考えて置かれていますから、意外とやりやすそうだなというのが初めて見た時の感想。

うんうん、前半の講義の部分はともかく後半の1席はアクリル板越しどうかなと思ってたけど、これならいけそうだな。
でも受講生さんの席から見て、透明な板の向こうで着物を着てしゃべっている自分の姿想像すると…。

どっかでこれ、見たことあるなぁ。
激しい既視感
なんだっけなぁ…つらつら考えて思い至ったのが、これ。


うどんを打つこまち.gif

うどんの『杵屋』さんみたいに、ガラスで囲まれた実演コーナーのあるお店。

中野富士見町駅前には麺打ち実演コーナーのある人気ラーメン店があり、いつも行列ができていて私も一度食べてみたいなと表から見てました
まさか、自分がアクリル版の向こうに入ってお客様に見られる立場になろうとは。
コロナウイルスがなければ、できなかった経験。

久しぶりで、『web雑俳のテーマ』思い出してください。
web雑俳のテーマ~洒落と笑いが世界を救う~(仮)
web雑俳のテーマ~緊急事態宣言解除バージョン~
洒落と笑いで元気になれる
洒落と笑いは勇気をくれる

東京は新規感染者が100人を超す日が続き不安はつきませんが、
あなたも探してみませんか? 巷の笑える呑気ネタ web雑俳追加告知も
食卓のVOWネタその2 web雑俳互選さらに一人追加
の記事のように笑えるVOWネタを探したり。

日々出会うもの感じること、洒落の心楽しく明るい話題に昇華していきましょう!
蔦飾り線.png

まだまだ続くweb雑俳を始め、呑気な記事でリラックスしていただけるよう今後も努めてまいります。
ぜひまた、ご訪問くださいませ。 お待ち申し上げております。
入船亭扇治拝  

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